先に還った、ねえさんへ
新しいエネルギーが、この星に満ちる日。
”ねえさん”は、私達より先に、光に還りました。
母国で暮した日々より、この国で暮していた方が長いけど、
ねえさんは、典型的な大和撫子でした。
外見が美しいことはもちろん、
内面に清楚な美しさと、強さを兼ね備えていて。
男性のみならず、全ての人を立てる賢い女性でした。
私が少し遠くに越してからは、頻繁に会えなくなりました。
それでも時節、ねえさんのあたたかさに触れたくなったものです。
連絡すると、私の声や文面から、あらゆることを察してくれました。
ねえさんが寄り添ってくれると、喜びは倍に。悲しみは小さくなりました。
食物アレルギー持ちの家族が、人生初の外食を体験できたのも、
ねえさんのお蔭でした。
家にいるように安心しつつ、家の外でのよそゆき感を楽しみながら
美味しいものを食べることができて、とても嬉しかったです。
今世最後に話したのは、ふた月ほど前。
いつものように、取り留めのない話をしている途中、
ビデオ越しのねえさんの瞳が、さらに美しくなったことに気づきました。
光に還る日は近いのだ、と予感がよぎり。複雑でした。
私達はこの世の誰とも、離れることは無いのに。
私が「よかったな」と思うこと。
今ここに綴っていること全て、本人であるねえさんに伝えていたこと。
愛する人に、愛を伝えることを惜しまないで生きようと思う。これからも。
お互いの肉体がある瞬間は、奇跡そのものだから。
ねえさん、R.I.P.
そう言うと、ねえさんに、こう言われそう。
「ワタシが、大人しく眠ってばかりいると思う?!」
いや、全然そう思わない (*´∀`)
光になったねえさんは、きっと今も忙しいんだろうね。
ねえさんに逢いたい人は、たくさんいるんだもの。
今までと同じように、私達のところにいつでも来てね。
いつか私も、そちらに行くから、待ってて。