アニメ感想『ARIA the ORIGINATION』※ネタバレ注意
今週見終わったアニメは『ARIA the ORIGINATION』でした~~
本当に素晴らしいシリーズだった……
今作はもう最初からプリマに昇格するための話って感じで、序盤からかなり哀愁漂うというか、どこかしんみりしているところのある回が多かったと思います。
このARIAという作品の凄いところというか、素晴らしい所って時間が止めどなく進んでいる所だと思うんです。
短編の連続のような作品ですけど、季節は流れ、だれもが未来に向けて歩みを止めていない。そして未来に対しての不安とか過去への羨望とかこういう感情のような、誰もが出会ったことのある感情、これから出会う感情と向き合うきっかけをくれる、そういう作品だったなと見終わって思いました。
例えばあきらさんがアテナさん、アリシアさんにおいていかれてしまった時の話、そしてその感情を知ってしまった、気づいてしまったあいかちゃんがおかりちゃんを置いて行ってしまうことを謝る姿などは特にやられました。
そしてあかりちゃんが最後一人になることを想像して不安と寂しさで泣いてしまう姿やありすちゃんの忙しくて会えないけれど会う理由が見つけられずに悩む姿などはこの年になるとくるものがあります。
まさしく等身大のキャラクターたちだからこそ、3シーズン通して丁寧に彼女たちを描写したからこその成長の重みであり、青春時代の儚さであり、我々の心にすっと染みて広がる温かさを生み出しているんだなと思います。
大人になったあかりちゃん(さん)のこの描写は良いですね。
これを描きたいがためにこの作品を作ったんじゃないかと思ってしまうくらい完成された一枚です。確かにあの場所に二人以上の人がいる姿は想像できないし、ならばアリシアさんはいなくなっているものでしょう。
最後のみんなの将来みたいなやつも心にくるからやめてほしい(最高です)。少女たちの青春は終わっても彼女たちの旅は続くわけですしね。
本当に良い作品でした…
おすすめしてくれた友人には感謝しないとと心の底から思いました。
一番好きになったキャラはアリスちゃんです。
あきらさんもかっこよくて好きです。他作品で青崎橙子や哀川潤が好きなところからもわかりますが、かっこいい女性が性癖です。
デフォルメが本当にかわいいですよね。
それにしても斎藤千和さんのこういうキャラってあんまり見ないので不思議な感じでした。物語シリーズの新房さんが斎藤千和は可愛いキャラが似合う声優といっていたのがよくわかります。
同じ物語シリーズ繋がりで言うと、水橋かおりさんも全然印象と違う(笑)。
と、たくさん語ったしそろそろこのあたりにしておこうかと思います。
2015年と2021年の映画?も観ようかなぁと悩んでいます。間にまた別のアニメを挟もうかなとも考えていますが思いつきませんね。
次に出る感想は『クビキリサイクル』になりそうです。
読み返してみるものですね。そしてやっぱり面白い。
それでは最後まで読んでくださった方いらっしゃればありがとうございました。
著者Twitter:まがしき @esportsmagasiki