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まちと自身のうつろい

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”ばか者”が美唄での体験や暮らしを通して、まちの見え方、そして自分自身がどう変化していくのかの記録。
運営しているクリエイター

#ベンチャーで地方創生

Vol.72 真船奮闘記第1章閉幕〜地域おこし協力隊の3年間の振り返りと最後の仕事〜

ありがたいことに、担当している美唄シティプロモーション事業が大きくなりつつあり、インターン生も3人来てくれて、それと引き換えに真船奮闘記の更新が大変滞っておりました。振り返ると、奮闘記を始めた2年前は週1ペースで更新していた時期もあり、当時はだいぶ暇だったんだなと(笑)。(その時はその時で必死になって文章とにらめっこして苦しんでいた気がしますが、今になって逃げずに書いておいて本当に良かったなと思います。) 更新されていない間もずーーっと、タスク一覧の中には「真船奮闘記の執筆

Vol.58 【5月号】 20年後に咲くタネをいま植える 地域おこし協力隊13ヶ月目

「今年のGWはテントでも持って道東の方に行こうかな」 すでに3ヶ月以上経ってしまっている今、明らかな事実としては、文字通り一歩も美唄の外に出ずに過ごしたということ。(記事遅くなりすぎました。。) 5月病なのか疲れが溜まっていたので、何も予定を入れずにGW前半を過ごし、後半は今年挑戦しようと決めていた家庭菜園の準備に時間を費やした。 溜まっている記事を書きまくろうとスケジュールに入れていたが、予想外のBBQ3連続によりこれまた文字通り1文字も進まず。 そんな感じでスター

迷ったらまちに出よう!現場を制するものが戦略を制す(最後にコミュニティスペースのお知らせあり) Vol.56

ポスター配布で気づいた大切なこと 美唄の新しいシンボル「Be Beautiful」のリリースに向け、事前に市内の事業者さんへ事業説明とポスター配布に伺っていました。 イベントとかには出れるだけ参加して、まちの方とのコミュニケーションをできる限り取るように努めてきたけれど、飛び込み説明はプロジェクトが始まってから初めてのこと。 果たして反応がどうだったかというと、めちゃくちゃ良いです。 良いというのは、批判が全くなく手放しで(詳しく知らずに)賛成ということではなく、前向

Vol.23 【非デザイナーの方へ】相手の土俵で同じ鍋のちゃんこを食う

まちの新しいシンボルを作るために、デザイナーが美唄に来てくれました。 僕自身デザイナーの方とがっつり仕事をするのが初めてで、特にコミュニケーションにおいて学ぶことが多かったので、デザイナーと協働する際に大切だと感じたことをお伝えできたらと思います。 デザインを専門としない方が、デザイナーと仕事をするときの参考になれば幸いです。(最終的には、それはどんなコミュニケーションにも共通しているよね、というところに着地できたらと思います。) 一回目の訪問は、まちの雰囲気を知っても

Vol.18 今年の夏は祭り三昧〜僕が祭りに参加するわけ〜

北海道はもうすっかり秋🍁ですが、今年の夏🍉は数年ぶりに祭りが再開した地域も多かったのではないでしょうか。 僕がいる美唄も例外でなく、7月には美唄ブラックダイヤモンズの夏祭りがあり、四千頭身のお三方がゲストでいらしていました。 その他にも安平町や厚真町、旭川市(すべて北海道)の祭りに参加をしてきました。 こんなにたくさんの祭りに参加したのは初めてでしたが、それぞれ色や雰囲気が違って面白かったです。 数年ぶりに参加して、改めて祭りの大切さを考えてみました。 うまかまつり

Vol.14 「土と一緒にこころを耕す」地域への愛着の育み方

2019年度に1億円だった美唄市のふるさと納税の寄付額が、2020年度には11億円と増加率で道内トップ。この数字は人口2万人の市町村にしては、かなり大きな数字です。 そんなふるさと納税の返礼品の上位を占めているのが、お米を中心とした農産物です。 今では美唄の中心的な産業である農業。しかしずっと前からお米や野菜の栽培に適していたわけではありません。たった150年前は食物が育たない、泥炭層が広がる荒地だったのです。そんな土地を先祖たちが命がけで土壌改良や施策を重ねてきて今があ

Vol.9 彫刻体験「石と一緒にこころも彫っていく」

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄で毎月第1土曜・日曜に開かれている彫刻体験『こころを彫る授業』に参加してきました! 彫刻にものすごく興味があったとかではなく、一度体験をしてみたかったというのと、まちのことを知りたいというのもありました。 結果的には彫刻の体験を超えて、”無意義”な有意義な時間を過ごすことができました。 今回僕が参加をしたのは、春の風が爽やかな2日間。 石は大理石と札幌で採石された軟石の2種類から選べ、あのミケランジェロも使っていたイタリア産の大理

Vol.10 ”よそもの”が地方を変える!?レンズを通して見えた美唄

実は美唄は、菜の花の作付面積が日本一なんです! カメラマンの美唄訪問 先日(と言ってもかなり前ですが、)僕が所属しているまちづくり会社・FoundingBaseのカメラマンが一泊二日で美唄に来てくれました。 なぜ来てもらったのかと言うと、『美唄の未来に夢を描く委員会』の議論の中で、メンバーがまちを捉え直すきっかけとして、まちの写真や動画を使いたかったからです。 メンバーは美唄出身の方がほとんどですが、ずっとまちに居ると意外と知らなかったり、当たり前すぎて気づいていない