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迷ったらまちに出よう!現場を制するものが戦略を制す(最後にコミュニティスペースのお知らせあり) Vol.56

本note『真船奮闘記』とは

2022年5月より北海道美唄市の地域おこし協力隊として、シティプロモーションを担当している真船創太(まふねそうた)です。シビックプライドの醸成や関係人口の増加を目指し、美唄の若者たちと『美唄の未来に夢を描く委員会』を立ち上げ、これからの指針となるシンボル「Be Beautiful」を作成しました。プロジェクトを進めていく中での等身大の苦悩や、地域での暮らしのリアルを飾らずに発信しているので、美唄に関心を持つきっかけや地域での活動のヒントになればすごく嬉しいです。

ポスター配布で気づいた大切なこと

美唄の新しいシンボル「Be Beautiful」のリリースに向け、事前に市内の事業者さんへ事業説明とポスター配布に伺っていました。

イベントとかには出れるだけ参加して、まちの方とのコミュニケーションをできる限り取るように努めてきたけれど、飛び込み説明はプロジェクトが始まってから初めてのこと。

果たして反応がどうだったかというと、めちゃくちゃ良いです。

良いというのは、批判が全くなく手放しで(詳しく知らずに)賛成ということではなく、前向きなフィードバックをいただけるということ。

どういったところを良いと思ってくれているのか、逆にどこらへんがわかりづらいのか。

これまでにない若い感性でまちのことを思い活動していること。高校生を含む、色々な業界の市民で委員会が構成されていること。

一方で分かりづらい点の一つとして、やろうとしていることは応援してるけど、何をやっているのか掴めない。シティプロモーションと言われても、具体的に関わり方を提示してくれないと実際には関わりにくいというものでした。

シティをプロモートするために、何をしたら良いの?どう変わっていくの?

シティプロモーションの先に、まちの豊かさのアップデートを確かに信じているものの、まちの方からの問いにスラッと答えられない自分がいました。

そこで空中線ばかりをやっていたなと反省しました。まちづくりに興味がある人たちだけで漠然とこうありたいと。より多くの方を巻き込んでいくには、しっかり地上戦も勝っていかないと。

1年目はまだそれでも良かったのかも知れない。委員会を作って継続的に集中して議論をするという選択をしたから。

でもこれからは広げていくフェーズ。それはまちに出て行動を重ねていくことでしか達成されない。いくら仲間内で大層なことを話し続けていても、まちはまだ何一つも変わってはいやしない。

ぜひたくさんお話をさせてください!みなさんの困りごと、シティプロモーションのこと、そして美唄の未来のこと。

現場の声が”正しい”を決める

市外から来て、まちの人の声も聞かずにまちのためと言ってプロジェクトを進めるのは傲慢でしかないと思っています。人口が減ろうと、究極まちが無くなろうと、もしくは子どもの笑顔の光景が溢れようと、まちに関わる人たちが望むのであれば、正解がない世の中でその望みがあるべき道だと思っているからです。

4月にメンタルを少しを崩したのは、そこが見えなくなってしまったからだと思います。シンボルのリリースに向けて、PCに向かって仕事することが多くなって、価値のあることをできているかを判断するまちの方の声が聞こえづらくなってしまっていた。(ここで間違ってお伝えしたくないのは、声というのは実際に話した建前に加えて、関係性ができた後の本音や、本人にも言語化されていない心の揺らぎを含めています)

それがポスター配布を通じて、まちの声を聴くことができた。

その声を実際にプロジェクトに反映するかはまた別の話。現場の声をすべて反映させようとすると何も進まなくなってしまうので、そういった望みがあると知った上でそのまま進むのか。それとも方向修正を行うのか。

仮にそのまま進むという選択をしたとしても、そういった望みがあることを知らないで進むのとは雲泥の差があると感じています。進める側にとってという意味が一番大きいかも知れませんが。

まちに出たことで応援してくれている声もたくさんいただきました。ありがとうございます!

これからも迷ったらまちに出よう!

コミュニティスペース開設のお知らせ

継続して市民とコミュニケーションを取っていくために、コミュニティスペースの開設を計画しています。

そして今回、美唄市中心部のショッピングセンター(?)「コアビバイ」内にある「地域おこし協力隊ブース」にて、お試しでスペースを活用することになりました!

美唄を想う方たちが集い、美唄の未来について考える場所を目指して、まちでの「やりたい!」を一緒に企画にしたり、発信などを通じて実施まで伴走できたらと思います。

僕かバディ(もう一人のシティプロモーション担当)が平日の日中に滞在予定です。打ち合わせ等で不在の時もあります。

まちを美しくするアイディアをぜひお聞かせください。また、まちなかでの作業や打ち合わせ場所としてもお気軽にお越しください!

〒072-0025 北海道美唄市西2条南2丁目5−1
コアビバイ内「地域おこし協力隊ブース」

美唄のパンフレットなども一部置いています。



今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
みなさんのスキ、フォローが励みになっているので、引き続きよろしくお願いいたします!(コメントも大歓迎です)


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真船奮闘記 北海道美唄市地域おこし協力隊 / FoundingBase
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