営業職のこと

私は年齢の割に転職回数が多いのですが、その多くは個人宅への訪問営業です。
↑ここだけ聞いたら不快な気持ちになる方もいると思います。私自身、招かれざる客だと自負しております。
女性で営業職ばかりという人もあまりいないかと思うので、私個人のお話をさせてもらいます。


何故営業職に就いたのか
営業職に就く前の私は、工場作業だったり事務のお仕事だったり、基本前へ前へ出るお仕事はしてこなかったです。
理由としては極度の人見知りで、なおかつ自分の声にコンプレックスがあった為、どんなに就業先が見つからなくとも接客業などは避けてきました。
事務のお仕事ではもちろん電話対応もあり、社内営業も疎かにできない会社に就業しましたが、電話はどうにか敬語を使えるレベル、社内営業なんてもってのほかで、人から話しかけられてやっと会話をする人間でした。
上司に怒られたりもしましたが、その時は聞く耳を持たなかったです。
転機
じゃあ何故いきなり営業職、しかも飛び込み営業にダイブしたのか?

「大人の人見知りは甘え」

と、芸能人か誰かが言った言葉が胸に刺さりました。
話しかけられるのを待って、自分からは積極性を持たず相手に投げっぱなし。言い方は悪いですが、自分は何様なんだろうと感じました。

そこから行動に出て仕事を探しました。
接客業や携帯ショップなども人と関わるお仕事ですが、自分から進んで話しかけにいくには飛び込み営業が荒療治に持ってこいだったんです。
そこからまだ未熟ながらも、営業を始めていきました。


向き不向き
想像通りですが、最初のうちは自分から話にいくのが怖くて、まずお客様との会話が成り立ってなかったですね。
やっぱり自分には向いてないかな…と思いながらも、営業会社を何社か渡り歩きました。ここは割愛します。
自分の持ち味
なんだかんだで続けられるぐらいになったのは自分の武器ができたからです。
一番驚きですが、私の武器となったのがコミュニケーション力なんです。
というのも、話が下手なら聞き上手になることから始めました。傾聴力を磨いて、反論しない。
そうしたら招かれざる客の私にも心を開いてくれる方が一定数できました。

あとはやっぱり飛び込み営業、嫌われます。嫌な態度であしらわれることもあります。当たり前です。嫌な想いをされた方も少なからずいるので、私はしつこくしません。
でも対応してもらえただけでありがたいな…と思いながら話してたら、意外と優しくなる方もいたりするので、まず開き直る意味で「招かれざる客」の認識をずっと持っていたいです。

女性だから
ありがたいことにアドバイスをする機会もできたのですが、アドバイス後に「女性だからできるんだよね」と言われることが多々あります。
もちろん女性だからこそできる気遣いや柔らかさも大事にしていますが、男性には男性の持つ説得力などもあるはずです。
世の中のトップセールスマン、大半は男性なことからもそう思います。


最後愚痴っぽくなりましたが、私は一期一会を大事にしたいし、嫌なことがあってもその時に出会うお客様には関係ないから顔には出さないように気をつけてます。
人見知りが直るなんてことはないですが、積極的にお客様とお話できるようになり、大人になってからも自分を変えられることをお伝えしたかったです。

工場も事務も接客も技術職も、それぞれの苦労がある中で本当に皆さんお疲れ様です!
私も今はお仕事をストップしていてもうすぐ復帰するので、頑張っていきましょう!

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