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ツッコミ力を鍛える

アスリートが運動指導者として活躍する為に必要な学びを提供しているメディアです。

今回はテーマは「ツッコミ力(つっこみりょく)を鍛える」です。

大阪のパーソナルトレーナーっぽい記事やな、とつっこまれるかもしれませんが実はかなり大切なお話です。


まずもって問題点は何か?

私たちの仕事はそれが一般の方を対象にしていようとアスリートを対象にしていようと、クライアントの問題を解決することにあります。

例えば姿勢を改善したいというニーズがあったとすれば、問題となるのは何故姿勢が崩れているのか?ということになります。

アスリートの場合だと、問題になるのは何故パフォーマンスが上がらないのか?ということになることが多いでしょう。

この問題となる部分が的確に分からないと満足な指導は出来ません。

問題を的確に見抜くことが出来なければ、どれだけたくさんのテクニックを知っていてもそれは宝の持ち腐れです。


ツッコミあればこそ

これは普段の会話を盛り上げるスキルにも似ています。

会話を盛り上げる為には、いい具合に相槌を打ったりツッコミを入れたりする必要があります。

講演会みたいに誰かが一方的に話す場合でも、セルフツッコミなんかを入れると全体の流れがまとまることがありますね。

漫才なんかが分かりやすいですが、秀逸なボケに対して秀逸なツッコミが入った時が一番盛り上がります。

ボケが秀逸でもツッコミのタイミングを逃せばボケが死んでしまいますし、「そこにツッコミ入れる?」みたいなズレたことをすれば本当にしらけます。

これは運動指導においては、例えば問題は足首にあるのにずっと膝にアプローチしているようなものです。逆に的確に足首にアプローチできた時はまさに秀逸なセッションとなるでしょう。

アスリートへの指導でも「"ここ"がおかしいからこうしてごらん?」というのが的確であれば秀逸。"ここ"を見誤ると残念なことになります。


ツッコミ力こそ指導力

最近では第一線で活躍する指導者からオンラインで学べる環境が十分に整っていますが、本来そういった人から学ぶべきは「どこにツッコミを入れているのか?」なのだと思います。

実際提供していることはシンプルというのは良くある話。それでも何故第一線で活躍出来ているのかと言えば、そもそもツッコミを入れるポイントが的確だからなのです。

セミナーだけやっているような人は確かに知識は豊富かも知れませんが、その辺りのツッコミ力が不足している様に見えます。

ツッコミ力こそ指導力なのかもしれませんね。


ツッコミ力を鍛える

ツッコミ力を鍛える為にはやはり多くのリアルに触れることです。

しかしそれは物理的に限界があります。

そこでオススメなのはSNS等のトレーニング動画です。

本当に良くも悪くも色々な動画が上がっていますから、これはいいツッコミ力トレーニングになります。

おかしなフォームで実施しているのであれば、何がおかしいのかを書き出してみましょう。逆に素晴らしいフォームであれば、何が素晴らしいのかを。

最初は上手く言葉に出来なくても、慣れてくると「いいツッコミ」が出来る様になってきます。

また副産物として日常会話でもツッコミが上手くなるので、飲み会なんかで重宝されます。笑

※サムネ画像はついついツッコミを入れたくなるTシャツ焼け……。日焼けの季節がやってきましたね。



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