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指導者デビューまでにしておくべきこと

アスリートが運動指導者として活躍する為に必要な学びを提供しているメディアです。
今回の記事は私がTwitterで呟いたことを改めてまとめた記事となります。
結構いろいろと呟いていますので、もし宜しければTwitterもフォローして頂くと幸いです。


指導者デビューして困ることとは?


例えばパーソナルトレーナーとして活動を始めようとします。

色々な道がある中でも王道なのは養成コースを受講するという手段です。

パーソナルトレーナー養成コースでは、パーソナルトレーナーとして必要な知識や技術を学ぶ事が出来ます。

しかし多くの人はコース卒業後に色々と悩むことなります。

正直言うと悩み事は尽きないのですが、多くの場合集客とリピート率について悩むとされています。

これは確かに由々しき問題です。

しかし今回はもっと根本的な悩み事。

本当に悩まされるのは「こんな身体見たことない!」という戸惑いなのです。


実習の甘さ

例えば医療の世界なら研修医としてリアルな患者さんへの対応を経験します。

全くの新人医に身体を預けるのは誰だって嫌でしょうし、病院側だってそんなリスクは取りたくありませんし、これは当然の制度です。

しかしパーソナルトレーナー養成コースでは同窓生をお客様に見立てた実習が主となります。

リアルなお客様ではないというところに甘さがあります。

パーソナルトレーナーになりたい人は基本的にはそこそこ良い身体をしているわけですがリアルなお客様でそんな人はまずいません。

なので実際に現場に放り出された時に「こんな身体見たことない!」ということになるのです。

例えば本当に腕が上がらないとか、ちゃんとしゃがめないとか、養成コースの同窓生にはまずあり得ない身体がそこにあるのです。

そして手鼻をくじかれる……これは何とかして対策しないといけません。


フィットネスクラブのすすめ

まず対策としてオススメなのは、フィットネスクラブでバイトすることです。。

不特定多数のお客様のリアルを知れますし、給料は安いかも知れませんが一旦集客について悩むこともありません。

このメリットは正直言うと非常に大きいです。

個人で集客するのはまた別のテクニックが必要になることもありますが、フィットネスクラブで働くのであれば一旦そのテクニックについて悩む必要はありません。

トレーナーとしての腕を磨くことに集中できるわけですね。

そして上手く行けば、そのお店でパーソナルトレーニング担当トレーナーになれるかも知れません。

これも個人でやるよりは手取りは少なくなってしまうかも知れませんが、それで良いのです。

経験はお金では買えませんからね。


パーソナルトレーニングを受講せよ

フィットネスクラブで働くだけでは少々不安が残ります。

それは現役のパーソナルトレーナーが実際どんなことをしているのかを知る機会が得られないからです。

なので、次にとるべきアクションはパーソナルトレーニングを受講することです。

ここはお金を払ってでも受講すべきです。

 リアルな現場でお客様目線に立つことはもちろんですが、現役のパーソナルトレーナーがどんな風にセッションを組み立てるのかを肌で感じることができます。

教科書からでは得られない経験を自らの行動で勝ち取っていくことが重要です。 

もちろん教科書や養成コースで得られる知識や技術、そして経験も重要なのですがやはり現場の「生」の経験に勝るものはありません。

これは不思議なのですが、パーソナルトレーナーは他のパーソナルトレーナーに身体を見てもらうことを嫌う傾向にあります。

気持は分からなくはないのですが、他のトレーナーに見てもらったら世界が広がる感覚があります。

言葉の選び方だったり、種目の選び方だったり、自分と違う人から学べることは非常に多いものです。

たまに同業者の受講そのものを嫌がるトレーナーもいますが、そういう人はそっとしておきましょう。笑


まとめ

いかがだったでしょうか?

指導者としてデビューする為に、私が重要だと思うことを綴りました。

①フィットネスクラブで働いてみる

②パーソナルトレーニングを受講してみる

養成コースだけでは得られない経験を狩りに行きましょう!


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