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年末、読書、お正月

あけましておめでとうございます。
モチです。

年末、面接したり、急に演奏会を聴きに遠征したり、面接落ちでへこんだり、友人に本音さらけ出したり、それからお正月にかけて読書したり、ゆっくりしておりました。そんな日記です。


演奏会のために神奈川県に行ったのですが、観光する気持ちが無く、個人経営のブックカフェに行きました。

これが大当たり。楽しかったです。
店主さんが、この本おもしろいよ!と話しかけてくださるタイプで、自分では選ばない本をダラダラ読んで過ごしました。

私が楽しかったなと感じる思い出には、こういう、人とのちょっとした交流があるときが多いです。
例えば、他の楽団と合同で、その日限りの出会いで一緒に演奏するとか。カフェの店主さんとちょっと世間話するとか。

本の販売もあったので、ほぼジャケ買いで、2冊購入。
ついつい衝動買いが増えてしまう。楽しい。


そこで買った一冊を、お正月にダラダラと読んでいました。
はたらかないで、たらふく食べたい』。
無職としては買うしかないタイトルで、ついつい。

著者の栗原康さんは、「アナキズム」を研究されている方のようです。高野長英とか、源氏物語とか、色々出てきます。私は歴史や政治に詳しくないですが、でも読みやすく語られていて理解しやすかったです。

アナーキズム anarchism
一切の権威、特に国家の権威を否定して、諸個人の自由を重視し、その自由な諸個人の合意のみを基礎にする社会を目指そうとする政治思想。無政府主義と訳されることが多い。
(中略)
自律的な個人の連合を主張するアナーキズムの思想は管理社会化が進展する今日的状況において、支配なきユートピアへの願望の表現であるともいえるが、それを実現する現実的基盤を欠くことが多い。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ふむ、なんとなく、支配なき自由を理想とした思想、ということっぽいです。
働いて当然の社会に文句を言ってるような本です。

私はここまで社会の体制、支配を批判的に考えてこなかったなぁと思いました。しかし主張には、なるほど納得できる点があります。
こういう主義主張があると知ることは面白いです。
一方で、資本主義社会の恩恵を受けて生きていきたいならば、割り切って働くかな、という気になりつつあります。

単純に栗原さんの生き様と書きぶりが面白いので、無職の暇つぶしにオススメです。労働にうんざりしている人にも、イキイキと働いている人にも。是非。

気が向いたら、しっかり読書感想文を書きたいです。
気が向いたら。



年末、演奏会を楽しんだ後に面接落ちの結果を知り、がっかりしました。先方がとっても悩んだ末の結果だったようなので、なおさら残念です。
メンタルが落ち込んだ勢いで、友人に面接落ちの話と、恋愛についての話を一方的に打ち明けました。
特に後者はなかなか誰かに話せなかったこと。
自分自身が勝手に、否定されるのではないかという不安を持っていたからです。
でも、ぐちゃぐちゃした暗い本音を伝えても、当然のように受け入れてくれました。

自分の本音を認めていないのは自分だなと思いました。私は、自分の良いと思う点を肯定するばかりで、ネガティブで暗い気持ちは隠し込んでいたようです。見て見ぬふりをすれば前向きに生きていけるし、そんな自分の方が好きだからと。

「自分を否定するのは自分だけだから、自分だけは味方につけたらいい」と言葉では理解した気になっていつつ、気に食わない自分は認めていませんでした。

この辺は長くなりそうなので、別の記事にまとめることにします。

就活はもう少しやってみつつ、方針変更も視野に入れたいと思います。

今年のおみくじは大吉でした。「よろこび事十分よし」。
きっと喜びの多い一年になることでしょう。


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