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インドネシアの温泉その9【タシクマラヤ周辺の秀逸な温泉を巡る1泊2日旅 2023年12月】
今回はハイレベルの温泉ばかりです。こんないい温泉が知られずに放置されているのはとてももったいないので、ぜひ行ってみてほしいと思います。。
チアウィ温泉、チパチン温泉、カラハ温泉の3つに入って来ました。
ホテルの部屋で思い出しながら夢見心地でした。
チパチンとカラハは足元湧出で、日本でも滅多にお目にかかれないレベルでの温泉です。
それではまいります。
温泉地への行き方
バンドンからタシクマラヤ行きのバスに乗り、途中下車します。
「ここで降りたい」と運転手に地図を見せて説明すれば大丈夫です。ちょっと怪しいなと思ったら、あとで出てくるガソリンスタンドの写真を見せてください。
バンドンからチアウィ温泉まで直線距離で60キロ、2時間半ほどかかります。チアウィからタシクマラヤの町まではさらに20キロあり30分以上かかります。
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今回行きは貸切でした。
早朝5:30にバス会社から電話があり、キャンセルしないかとか時間変更しないかと聞いて来たので、「言っていることがよくわかりません、時間通りに行くから心配しないように。」と返答しました。
ああそういうことか、キャンセルして欲しかったんだなと分かりました。てっきりダブルブッキングでもされたのかと思っていました。
ちなみに帰りは5時間半かかりました。タシクマラヤからということを差し引いてもかかりすぎです。
途中で休憩するは、その間に1人の女性客が目の前のモスクにお祈りに行って戻ってこなくなるはでカオスでした。
おまけに、客一人一人の要望に応えて、彼らの家を一軒ずつ回っておろしていくのです。ルートを外れないで途中下車なら全く文句はないんですけど、高速道路を早々におりて、全然違う場所に寄り道してましたからね。
運悪くわたしは最後だったという訳です。
2度とこのバス会社は使うまいと心に決めました。
ということでバス会社の名前や乗り場については今回出しません。
クラスメイトや寮のスタッフは、いたって普通の話なのにこいつは何に文句を言っているんだろうという反応でしたから、どのバス会社を選んでも同じ目に合う可能性はあります。
① チアウィ(Ciawi)温泉
今回この温泉に行こうと思ったのは、寮のスタッフからチアウィ温泉はいいぞ!と勧められたからです。
ネットで調べてもどこがいいのかピンと来ず後回しにしていましたが、いよいよバイクで行ける距離の温泉がなくなって来て、順番が回って来た感じです。
ここはバンドンから遠い場所ながら、実際は公共交通機関を使えるので行きやすい場所です。
温泉から2キロほどのところに鉄道の駅もあるし、バンドンとタシクマラヤを結ぶバスの通り道なので、施設の目の前で下ろしてもらえます。
インドネシアのバスは、好きな場所で降りて良いルールになってます。
また、乗る時も好きな場所で乗れます。
たとえチケットがなくても道端でバスが通りかかるのを待ち、空いていれば乗れます。そしてバスの中ででお金を払うのですが、このお金はバス会社に行かず、運転手のお小遣いになるとのこと。(バスの運転手談)
これは立派な横領罪になると思うのですが、インドネシアは大らかな国なんですね。
いったいどこから侵入したのか、高速道路に大きな荷物を抱えた小集団がバスを待っていたりします。そして高速道路なのにバスは止まります。
よく事故が起きないなと感心します。
チアウィ周辺には、周囲に良さそうな温泉がいくつかあり、最悪歩きで複数の温泉を回れると思ったのも選んだ理由の一つです。
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温泉はガソリンスタンドに併設されている
最初はこの事実により悪い印象を持っていました。アクセスが良すぎるのもちょっとね、という感じです。
アクセスがいいから選んでおいて、みんなにアクセスが良いのは困るとは、あまりに自己中心的ですが、すいません本音を言わして貰えばそうなんです。
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もし運転手がわからなさそうな場合、この写真を見せてください。
バスの運転手に別れを告げ、ガソリンスタンドに降り立つと、早速温泉に向かいます。
受付のお兄さんはとてもいい感じの青年です。入場料は7,500ルピア(約75円)。
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事前調査で動画をチェックしたとき、芋の子を洗うような状態でへきえきしたプールに誰もいません。まだ金曜の朝9時前ですから当然かもしれません。
これは想像していたより随分と良さそうだなと思い、水着に着替えるべく教えてもらった個室に行ってみたところ、浴槽がついているじゃないですか。
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これ普通はVIPとか言われて追加料金が発生するやつじゃないの?と思いつつ、一方でなんでトイレを浴室に置くかな?ユニットバスじゃあるまいし、と不満も抱きつつ、着替えるつもりがそのまま温泉に入ってしまいました。
お湯は最高
温度は40度くらいでしょうか。泉質はカルシウム炭酸水素塩泉じゃないかと思います。もう最高ですね。
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本当は着替えるために個室に入ったはずなのに、気持ち良すぎてすっかり長湯をしてしまいました。
受付のお兄さんが「あいつ着替えに行くといって出かけたきり帰ってこないな」と気にしているかもしれません。
せっかくだから一応プールも入っておくかと外に出て休んでいると、汗が止まらなくなりました。
まだ他にも温泉に行かなきゃならないのに、ちょっと最初からペースをあげすぎたと思い、最後汗だけかけ湯で流してプールはやめときました。
なんだか予想外にあなどれない温泉だったなと驚きつつ、最後に源泉の場所だけチェックしてから出ようと受付のお兄さんに尋ねたところ、親切にも案内してくれました。
源泉の様子
受付の目の前10メートルほどのところに小屋があります。表示を見るとSumberとあるので源泉ですね。
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"天然温泉の源"書いてある
建屋の大きさ的に、中にポンプでも置いてあるのかなと思って覗き込んだら、お湯がぶくぶく湧き上がっていてすごいことになってます。
「これってどういうこと?」と案内してくれた受付のお兄さんに聞いたら、「ボーリングしたらじゃぶじゃぶ湧き出て来たんだ」と言ってました。
じゃぶじゃぶにも程があるだろというレベルの掘削自噴泉です。
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さわったら45度くらいある感じでした。
こんな適温の温泉が、掘ったら勝手にかつ大量に噴き出してくれば、日本なら町をあげてのお祭り騒ぎですよ。
お兄さんは「カラハ火山はまだ活発だから温泉が出やすいんだ」と言ってましたが、温泉はそんな簡単には出ません。あなたたちはかなりラッキーです。
② チパチン(Cipacin)温泉
ここは歴史も古く、少なくともオランダの植民地時代にはすでにあったと言われています。
ネットで調べた情報だと、村の長老の話として発見伝説が残っています。
昔この辺りは牛を放牧する場所で、牛飼いたちが牛を連れて歩いていた。ある日牛飼が連れていた牛が急に空いた穴に落ち、足を折ってしまったそうだ。
見るとこそこから湯気が立ち上っていて温泉だとわかった。
温泉効果で牛の足もすぐに良くなったことから、この牛飼一家は一帯を整備して温泉として利用するようになった。
その後温泉は評判になり、個人ではなく地域社会で持つべきだという議論がわき起こり、色々と揉めたものの、牛飼いとその子孫は地区の要請に従い温泉を地区のものにし、代わりに一族は温泉管理者となった。
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チアウィ温泉からチパチン温泉は地図で2キロほど(に見えた)だったので、歩いていくことにしました。実際には4キロあり、とんだ勘違いです。
幹線道路沿いに500メートルくらい歩いたところ、オジェックの運転手から営業をかけられ、結局乗っていくことになりました。
20,000ルピアと言ってきたのを「近いんだから10,000だ」と値切り、それより高いなら自分で歩いていくからいいと言ったらそれで良いとなったため、乗るハメになったのです。
バイクで行った感じだと2キロじゃとても済まない距離でした。
運転手が「ほら遠かっただろ」と言ってきたので認めて20,000ルピア払いました。
田舎にきたらお金は気持ちよく使いましょう。地域貢献になりますし、お互いハッピーな一日を過ごせます。
温泉の様子
個室が12室、プールが一つです。
個室料金はかかりません。どうやらこの辺りの温泉は個室料金がかからないのが普通なのかもしれません。
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驚くべきことに、この個室全てが異なる泉源をもっていると説明を受けました。全部足元からお湯が湧いているというので、いやいやそんなわけないでしょ、わたしのインドネシア語が下手なので聞き間違いだろうと最初思ってました。
本当に足元湧出です。足元湧出の個室風呂なんて聞いたことがありません。
家族風呂で貸切にするとかじゃないですよ。最初から個室に分かれていて、それぞれが足元湧出なんです。
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この国ではこんな贅沢なことしても許されるんですか?インドネシアの温泉資源は一体どれだけ豊富なのかとため息がもれました。
温泉好きにとっては夢のような国です。
源泉が違うので、温度が浴槽によって結構違います。案内してくれたおじさんは、8番の湯が一番熱くフレッシュだと言ってました。
そうと聞いたからには、まずは8番からスタートです。
無茶苦茶熱いです。48度はないものの46度は確実にいっているはずです。受付のおじさんは50度あるといってました。
底からブクっブクっとあぶくが出てきてますので、間違いなく足元湧出です。熱さに耐えながら感動してあぶくが生まれる様を見ていました。
お湯から出る時に思わず急ぎ足になるほどの熱(アツ)湯はインドネシアで初めてです。
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次は隣の7番に入ります。ここは一転してぬるいです。そしてやはり底からブクブクっとあぶくが出て来ます。泉源ごとに個室の浴槽をこしらえたのは本当だったんです。
7番には10分以上入ったのでここでいったん休憩し、プールサイドに座って様子を見ていました。
見たところ、6番の湯が一番人気でひっきりなしに人が入れ替わります。
これは絶対に何かあるなと思い、ちょうど6番から出て来たおじさんになぜ6番を選んだのか聞いてみました。
答えは「他は熱すぎて入れないから。」でした。
わたしヘタレですいませんといった態度を示していたので、もしかするとここには日本の銭湯や共同浴場のように、熱いお湯に入れることを誇る地元民の文化があるのかもしれません。
休憩後わたしは人気の6番を飛ばして5番の湯に入りました。8番並みに熱いです。そうそうに上がると次は4番の湯に入りました。適温でしたのでしっかりと入りました。
汗が引くのを待ちつつ、空いている浴室を見てまわりました。じっくり観察すると、ほとんどが足元湧出を示す底から泡が出てくる浴槽でした。
お湯を舐めた感じはどれも似ています。若干の違いはあるもの、カルシウム炭酸水素塩泉と思います。析出物ができています。他に硫黄成分が入っていると聞きました。
来た時に受付の前に座っていたお婆さんが散歩しており、お話しました。
夫婦で2ヶ月前にバンドンから来たそうです。「テラピで来ている」と言うことは、たぶん湯治目的ですね。
受付のおじちゃんもわたしの横にいて一緒に話を聞いていたので、湯治目的の人は他にもいっぱいいるのか聞いたら、たくさんいると言ってました。
「あのおばあさんは、旦那がストローク(脳卒中)で倒れ、1人では全く歩けない状態だったので温泉で治療することにしたんだ。」
「この温泉で治療を続けて、今ではゆっくりなら独りで歩けるようになった。」と言っていました。
みなさん、この温泉は疑う余地なく本物です。
というか、そんな個人情報を観光客にしゃべったらダメでしょう(笑)。こちらとしては参考になる話でありがたいし、こうしてNoteにも書いちゃったけど。
他にもリュウマチがなおったとか、病気に効く温泉で有名らしいです。
湯治なら泊まるところはどうしてるのかと聞いたら、親類の家に泊まって通う人がほとんどとのこと。
入る回数とか指導はあるのかと聞いたら、特になく、1回15分まで、あとは休憩しながら何回入ってもよし。朝から来て夕方までいて帰るのでもいいんだそうです。
日本の場合は、東北を中心に農村が閑農期に集団で湯治に行き、自炊宿で長期間滞在する慣習がありましたが、インドネシアは3期作で閑農期が存在しないので、集団湯治がなく、そのため宿泊所も発達しなかったのだと思います。
注意点
7番と8番は鍵がかかりません。とびらをしめていれば誰も入って来ないと思いますが、ご注意ください。
こんなにすごい温泉なのに日本人は来ないと言っていました。
お近くに来られた際は、ぜひ一度行ってみてください。
③ カラハ(Karaha)温泉
最初は入らずに帰ろう、次回来たときに行こうと考えていました。
チパチン温泉から10キロくらい距離があり、温泉にいたオジェックのおじさんに相談したら、「峠越えがあるし、オジェックが行ける距離じゃない」と言われたのです。
それで、じゃあチアウィまでいったんもどって、そこからタシクマラヤまでアンコタ(乗り合いバス)で行こうと決め、チアウィにオジェックで向かいました。10,000ルピアです。
そして、タシクマラヤ行きのアンコタを首尾よく見つけて、客待ちの間、グラブのアプリをいじっていたら、カラハ温泉までの運転手が見つかったのです。
田舎すぎてグラブはないと聞いていたんですが、浸透ぶりがすごいですね。ずいぶんと便利な世の中になりました。
すぐにアンコタを下車し、カラハ温泉に立ち寄る予定に変更しました。
カラハ温泉は山奥にあるため、最悪帰りのオジェックが見つからない可能性はありますが、4キロくらい歩けば幹線道路に出ますし、そこまで行けばなんとかなるだろうという算段です。
バイクは幹線道路をバンドン方面(西へ)に戻り、そこから左折し(南方向)山に向かって坂を登り続けます。曇っているせいか少し肌寒さを感じます。
最後森の中の道を進み到着したところ、誰もおらず閉鎖されています。潰れてしまったのだろうか。
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せっかくここまで来たのであきらめきれず、運転手に様子を見て来ていいか聞いたところいいよと言ってくれ、彼も一緒に来てくれることになりました。
ここには3回来たことがあるらしいので頼もしいです。
景色をざっと堪能したあと温泉に向かいます。
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事前調査で見た写真だと、川沿いに温泉が湧いている様子でしたので、「良い温泉は下にくだるとある」という温泉の格言に基づき、下にむかいます。
道はけもの道かと思わせるほど荒れ果てており、かろうじて藪漕ぎはしなくてもいいレベルです。
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わたしは草に埋もれて見えない段差に足を取られ、足首を捻り、こけました。
ズボンが少し破れ血が滲みます。
後で温泉に浸かって洗い流せば良いと、先に進むとついに河原のような場所に出ました。
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河原といっても地獄景観の三途の河原です。恐山の景色を彷彿とさせます。
運転手がもう少し先に行くと浸かれる場所があるというのでいってみると、乳白色のお湯をたたえた小さな池のような浴槽がぽつんとありました。
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誰もいない野湯です。ガッデム。
ここは地獄などではなく、天国に間違いない。
運転手は入らないというので独り占めにしました。
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近づくと湯船のそこら中からポコポコお湯が湧き出ています。
藤七温泉みたいに極アツ湯が出ているんじゃないかと恐る恐るはいると、なんとぬる湯が湧き出ているではありませんか。
乳頭温泉の鶴の湯状態です。
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いやー本当に贅沢をさせてもらいました。
タシクマラヤの町
タクシマラヤは通称タシッ(Tasik)と呼ばれています。
ダメ元でタシクマラヤまで行けないか運転手に聞いたら、良いというので100,000ルピア(約1000円)で行ってもらうことになりました。
距離は30キロくらいあり、1時間近くかかります。
この運転手はガルット大学チアミスキャンパスに通う大学生で、農学を専攻してると言っていました。
生まれ育ちはチアウィで、両親と一緒に住んでいます。
大学へはチアウィからチアミスまで毎日1時間かけてバイクで通っており、この日は金曜日で授業がなくバイトをしていたというわけです。
タシクマラヤのお土産、美味しい食べ物を聞きました。名物、名産というよりなんでも美味しく絞りきれない感じでしたね。
観光地としては見るべきものがあまりなく、イスラムの寄宿学校が多いことで有名な町です。
あとは近郊にあるKampung Nagaという伝統的な暮らしをかたくなに守っている村が有名なようです。じゃかるた新聞の記事をご紹介します。
他にも日本語情報はたくさんあります。
運転手に聞いたら、Nagaというのは断ち切るとか孤立するという意味の言葉で、切り離された村という言い方なんだそうです。
鉄道はけっこう面倒かつ席が埋まっている
まず駅に行き、チケットを確保しようとしました。
すると駅で売るのは当日券のみ、かつ出発の2時間前からしか売りださないと言っていました。
わたしのたどたどしいインドネシア語を聞きつけ、その場にいたおじいさんが日本語で話しかけてきました。
タシクマラヤで日本語と中国語の先生をしている華僑で林(リン)さんと言います。
日本語をしゃべりたくてもこの町には日本人がおらず、うずうずしていたとかで、ずーとしゃべり続けていました。
久しぶりにたくさんの日本語をしゃべることができ、とてもうれしそうでした。「わたしの文法はおかしくないか、言っている意味は通じているか?」と気にしていたので、全然大丈夫よく通じていますよ、とお伝えしました。
「タクシマラヤに来る日本人がいたらガイドをするので連絡してほしい」と名刺をもらいましたが、うーんたぶんそんな日本人いないですね。
その後近くで遅めの昼飯を食べてから、駅に戻ってチケットがないか確認したら満席と言われました。ネットで調べても、時間帯によって席は空いているものの、300,000ルピアするとか、安いのはバンドン着が午前3時とか、鉄道はちょっと厳しいなと思いました。
ホテルを探す
バンドンへ戻る列車が確保しにくいことがわかり、今日はバンドンに戻るのはあきらめホテルで作戦の練り直しをしようとホテル探しに出かけました。
Google Mapで駅近辺のホテルを検索し、Harmoni Hotelがよさそうだと思い向かいます。
ところが途中にあったFlamboyan Hotelの名前と外観が気にいってしまい、こっちにしてしまいました。
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1泊朝食付で440,000ルピア(税込み)(約4,400円)です。高い部屋しか空いていないと言われたのですが、もう泊る気になっていたのでOKしました。
わたしが一番気に入ったのは、2階の廊下の壁にかかっていた木彫りの巨大な木の葉です。
おそらく巨木の根を加工したものと思われますが、発想もすごいし自然の造形美を巧みに生かした彫刻になっています。
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タシクマラヤの町を散策
シャワー、洗濯、昼寝をしたあと、お腹がすいてきたので出かけました。
町はこじんまりしているものの、おしゃれなカフェや店がたくさんあり、カフェでは学生らしき若者たちがたむろしています。バンドンと変わりません。
たまたまかもしれませんが、着ぐるみがたくさん町なかを歩いており、車に空き箱を差し出しお金をせびっています。
目つきが怪しいドラえもんをジャカルタ駐在以来15年ぶりに見ました。かなり警戒心の強いドラえもんで、こちらが写真を撮っているのに気づいて隠れてしまいます。
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他の着ぐるみたちは年齢が小さい子供たちのせいか、まったく無警戒。
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夕食は駅前のSteak Stasiun(駅ステーキ)でIGA Steakを食べました。
IGAはインドネシア語で脇腹の骨肉(スペアリブ)の意味です。
食後に散歩をしていたらいちご専門店があったので、イチゴジュースも飲みました。今まで飲んだイチゴジュースの中で断トツに濃かったです。凍らせたイチゴをそのままミキサーにかけたんじゃないかと思います。
どろどろでした。
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お会計のときに、イチゴは何個ぐらい使っているのか聞いたら、「バニャック(たくさん)」との返答でした。「そうじゃなくて、20個とか30個という具体的な数字が聞きたかったんだよ。」と思わずつっこんでしまいました。
すると「ルビ30(30より多い)」という返答で、もうこれ以上やりとりしても仕方ないと諦めました。
みやげはおしゃれな雰囲気のパン屋で、ケーキやクッキーを買いました。寮のスタッフとクラスメイト向けです。
クラスメイトたちからはとても美味しいとお褒めの言葉をいただきました。
ちなみに美味しいはインドネシア語で「エナック」と言いますが、それより上の最高にうまい時は「マンタップ」と言います。
こんな地方都市なのに洗練された店がたくさんできていて、インドネシアは確実に先に進んでいっているのだなと実感しました。
これでバンドン周辺の温泉はしばらく休み、長期休暇を利用した島嶼部の温泉めぐりに切り替えます。
そちらもお楽しみに。
それではまた。