![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147251659/rectangle_large_type_2_0b37dbd9f6c73008cd3e4729b87902bf.png?width=1200)
前多が最終話まで視続けた'24年4月開始アニメ感想
4月16日に投降しました「前多が視た'24年4月アニメ新番組第1話評価」の結果報告ともいうべきリストです。
単にリストアップするのみではつまらないと思い、私の“独断と偏見”に満ちた寸評を添えました。
当たり前のことですが、面白かったからこそ最終話まで欠かさず視続けられました。よって、どの作品もある程度は良い評価のため、★の評価は行いません。
原作がある作品の場合、各原作は一切読んでいないため飽くまでもアニメのみを視た感想です。
受信できるチャンネルは地上波放送のみです。
ネット配信は一切視聴していません。
作品の列挙は最終回の視聴順です(ほぼ放送順)。
この素晴らしい世界に祝福を!3
さすが3期目だけあって、スタッフが各キャラの動かし方を心得た安定の仕上りだった。今作は前2作と比べるとギャグが控えめに感じたのは筆者だけであろうか? この点が残念に思える。
BARTENDER 神のグラス
全編に渡って引き締まった破綻の無い作りの作品で、毎週視るのが楽しみでならなかった。2024年4月期のアニメの中では屈指の出来と言って良い。筆者は下戸なのにもかかわらず、カクテルが飲みたくなってならなかった。どんな味がするのだろうか?
ゆるキャン△SEASON3
抜群の安定感があり安心して視ていられ、毎回楽しかった。要は女子高生がキャンプに行くというだけの話しなのだが、ストーリーがしっかりと構成されておりマンネリを感じさせないのは高く評価できる。いわゆる“飯テロ”のシーンも完成度が高く良かった。故に空腹に襲われるので深夜には視ていけないアニメ。(笑)
花野井くんと恋の病
一歩間違えばストーカーになりかねない花野井くんの言動と、恋愛に疎いほたるが彼を変なふうに刺激しないかと、ハラハラしながら視ていた。ほたるを演じた花澤香菜の雰囲気ある演技が光っており良かった。ギンジ役の内田直哉の存在感ある演技はさすがだった。
アストロノオト
今期の注目作の一つだったが、今一つ話題にならなかったのは残念。もっとハジけた感があってもよかったと思う。ただ、作画・演出など破綻が無い作りなのは確かで、よって楽しむことができた。キャスト陣も良かった。OP曲「ホホエミノオト」は気に入ってiTunes Storeで購入した。
夜のクラゲは泳げない
破綻が無い良い話ではあったが展開が散漫な印象を受け、どのキャラクターも描き込みがもの足りない感がする。よって脚本に少々難があったように思う。作画・演出・キャストは良く、特に光月まひる役の伊藤美来は好演だった。
終末トレインどこへいく?
つまらなくはなかったので全話視ることができたものの、今ひとつ作品世界に馴染めなかった。筆者が苦手な“会話劇”が随所にあり、それが視ていてシンドかった。全体的にシュールレアリスムな作りだったが、これに甘えて設定などの“回収”を怠った感があるのは残念に思う。
怪異と乙女と神隠し
開始時、監督・シリーズ構成・脚本が望月智充というのが気掛かりだった。案の定、まるで自主製作映画のような独り善がりな展開(作劇)を時折みせたのは失笑。そのためか、全話を通しての流れが散漫に思えた。ファイルーズあいの好演が相俟って緒川菫子は魅力的なキャラだった。
WIND BREAKER
硬派な作品かと思いきや、主人公の桜がすぐに照れて赤面するなど、ソフトな作りなのは意外だった。そのため、“ヤンキーもの”が好きではない筆者でも十分に楽しめた。シリーズ構成が瀬古浩司なので破綻が無かったのはさすが。
ガールズバンドクライ
初見時、東映版「BanG Dream!」と評したが、類型的な作風は無く、個性的な作品で大変楽しめ毎週視るのが楽しみだった。脚本が花田十輝だけあり、不自然さと冗長さが無い滑らかなストーリー展開で面白く作品世界を堪能できた。2024年4月期のアニメで屈指の作品なのは間違い無い。
オーイ!とんぼ
監督が韓国人のためか、日本らしからぬ小道具の描写に違和感を覚えることがあったのが気になった。筆者が知らないゴルフが題材だったが、不思議と作品世界に入って行けたのは、人間ドラマに力点を置いた作劇の巧さからだと思う。東地宏樹の演技を堪能できたのは嬉しかった。2期が楽しみ。
怪獣8号
シリーズ構成・脚本が大河内一楼なので、「水星の魔女」のように伏線などを回収しない破綻した展開になりはしないかと心配だったが、原作付きのためかそのようなことは無く杞憂に終わった。主人公の日比野カフカの年齢が32歳というのは陳腐さが無く好感が持てたが、性格は鬱陶しくてならなかった。次回が気になる展開の連続には唸らされた。
となりの妖怪さん
のんびりしたホームドラマの連続かと思いきや、平行世界の出現などハードな展開なのには驚いた。シリーズ構成がベテランの金春智子なので、全話を通して破綻の無い筋が通った安心感がある作りで面白かった。今期のアニメの中では地味な存在ではあるが良作である。
戦隊大失格
着想の面白さに大変惹かれるものがあった。ただ第10話で戦闘員Dの動機が、仲間意識の芽生えなど陳腐なものになってしまい、それが残念でならない。劇中に表示されるテロップのフォントが凝り過ぎていて、ほとんど読めなかったのにはイラついた。
響け!ユーフォニアム3
本作については次の一言しかない。素晴らしかった!
忘却バッテリー
先の読めない展開で面白かった。奇抜な基本設定だが随所に正統派スポーツモノのエッセンスがあり、それが作品全体を引締めていたと思う。要圭役の宮野真守はさすが巧く好演だった。
NieR:Automata Ver1.1a
再放送だが終盤が初見だったためリストに入れた。コロナ禍で万策尽きてしまい第8話で放映が中断していたのだが、いつの間にか第12話まで完成していて驚いた。危うく視逃すところだった。アダムのラストは陳腐な感を拭えず失笑したが、2Bがとにかく魅力的で全体的には気に入っているアニメ。
以上、17作品です。
ささやくように恋を唄う
万策尽きたことから第11話と第12話(最終回)の放映日が未定で未視聴のため、当リストから除外した。
まだ放映中のため引き続き視聴中の作品は次の通り。
烏は主を選ばない
ザ・ファブル
2024年4月期は農作物の出来に譬えるなら“豊作”だったと言えるでしょう。
数が多くて視るのが大変でしたが、楽しくもありました。
※画像は「ガールズバンドクライ」より。
※文中敬称略
〈おわり〉