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またまた面白い本を読みました。

ワシントン大学教授の地質学者であるデイビッド・モンゴメリーさんと、生物学者で環境プランナーの奥様アン・ビクレーさんの共著「土と内臓」です。

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二人がマイホームを買い、素晴らしい庭づくりに取り掛かろうとしたときにあまりにひどい庭の土の状態を見て土壌改良に取り組むところから話が始まります。コーヒーかすや木くず、自家製堆肥茶など有機物をたっぷり与え、みるみる土壌が変わっていく様子と土の中の微生物たちの働きが生き生きと描かれています。その後奥様ががんにかかったことから、今度は体内のなかで私たち人間の健康のカギを握る微生物たちの働きにも注目し始めます。そして胃、小腸、大腸へと食べ物が運ばれる間に何が起こっているのか。専門的な用語も出てきますが、とてもわかりやすく説明してくれています。

読み終わって、土の中も、私たちの身体の中も、数えきれないほどの微生物たちが活動し、そして生命が循環していることがわかりました。

私たちの身体は食べたもので出来ているとよく耳にしますが、身体の中の微生物たちの働きを知ると、自分が何気に食べるものが身体のなかでどんな風に取り込まれていくのかが具体的に目に浮かぶようになりました(笑)

ちょっとマニアックな本ですが、私たちが住む世界を微生物の目からみる新たな視点が得られる本です。
発酵好きな私はますます微生物が好きになりました(笑)


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