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起業して1年。事務所を開業して思うこと

みなさん えむこんのまっきーです。

「自分の事務所ってどのタイミングで持つんだろう。」

最初から、事務所を持つ方もいると思いますが、お店やサービス業ではないので、自分の場合は自宅でのスタートでした。

正直、事務所を持つことはまだ早いかなと思うこともありました。

事業の基盤を作ってから事務所を持った方がいいのか。
事務所を持つことで、事業拡大の足がかりにするのか。
会社の信用や体裁のために事務所を持つのか。

など、色々と考えていましたが「なんとかなるだろう」ということで決心し、起業して正確には1年と2か月ながら事務所を持つという選択をしました。

■まず、事務所をどこに持ったのか?

鹿児島市役所

テナントスペースでも、アパートの一室でもなく、インキュベーション施設を選択しました。

インキュベーション施設とは、簡単にいうと自治体が地元の企業と協力し、創業まもない方を支援する施設になります。鹿児島市では、地元の銀行に業務委託をし、「ソーホーかごしま」という施設を作っています。

ソーホーかごしまは、鹿児島市におけるSOHO事業者やこれから創業を目指す事業者等を育成支援するための拠点施設です。
24時間事業活動が可能なオフィスのほか、これから起業しようとする方のための創業準備ブース、交流サロン、会議室、商談コーナーなどを設置しています。

ソーホーかごしまホームページより

入居するには、事前にインキュベーションマネージャーと呼ばれる方と面談をし、5年間の事業計画や経営方針、売上計画などを作成し書類審査を合格すると最終プレゼンに挑みます。プレゼンを見事クリアをして入居ができるという施設になります。

■入居にそんな色々と作成しなければならないの?

作成する書類は多いですが、インキュベーションマネージャーや鹿児島市の職員の方がフォローしてくださるので安心して作成ができます。自分の場合も作成して、何度も添削をして提出することができました。

プレゼンの審査基準は、

事業に将来性があるのか?
事業の拡大を見越しているのか?
雇用を想定しているか?

などを確認されます。

今回、申請やプレゼン資料を作成している時、事業の将来性や事業拡大、雇用などあらためて自分自身で考えるきっかけになったのはすごく収穫だったのかなと思います。

■実際どんな部屋なのか?

事務所内

自分の部屋は、最大3人が入れる程度の広さ。広さ的には7畳。しばらくは、一人なんで結構広く感じます。角部屋なので窓が二つあり明るくてとてもいい部屋です。最初から角部屋を希望していたので念願かなって嬉しかったです。

施設内は、各事業者が借りれる部屋が25部屋ほど、自由に使える会議室(打ち合わせ用)が3部屋、大きな会議室も自由に借りれます。部屋だけではなく、インキュベーションマネージャーが年に2回以上、経営について相談に乗っていただきます。

■部屋の準備も終わり、これから思うこと

部屋からの眺め

ようやく部屋の家具や机などが準備できて、立派な事務所として部屋を見渡しているとなんだか実感が湧くようで湧かない、なんでしょうね。でも、それが不安というわけでもなく広がる可能性にまだピンときていないそんな気がします。

大海原に自分の船を浮かべたような気分かな。

船の行き先は?どこに向かうのかをこれからはっきりさせて、ただただ船を進めるだけです。

起業して1年、今はその悩める時期だと思っています。

■最後に

今回、事務所を持つことができたのもこれまでのお客様や家族などの周りの方々のおかげだと思っています。感謝でしかないですね。このインキュベーション施設は入居期限が3年、最長5年という縛りがありますが、その間に企業として自分の形を作っていきたいと思います。

これからもみなさんよろしくお願いいたします。


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