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「詩の本」を読んで

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2021年2月からnoteに自作詩を投稿しています。詩を書きだしたのがその前年20年12月から…という詩も文学もまだまだ勉強途上。そんな私が読んだ古今の詩集、詩に関する本を読んだ…
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2022年6月の記事一覧

■90年前の「現代詩」を見つけた!

■90年前の「現代詩」を見つけた!

「詩集」を読んで (16) 不定期刊◇左川ちか全集 島田龍編 書肆侃々房 2022年4月刊23歳と10カ月余りで亡くなった、女性詩人の詩集、英文詩の日本語訳、散文、日記などを収録した、研究者による本である。
亡くなったのが1935年。生まれた1911年2月と同じなのは、元米大統領のレーガン。映画監督黒澤明は1学年年齢的には上。
左川は、日中戦争、太平洋戦争のことも見聞きしないまま、何編かの詩、翻訳

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■茨木のり子…驚いた「弔辞」の中身

■茨木のり子…驚いた「弔辞」の中身

「詩集」を読んで (15) 不定期刊◇レモンとねずみ 石垣りん著 2008年4月 童話屋の詩文庫

石垣りんの没後(2004年12月死去、享年84)にまとめられた未発表詩を含むアンソロジー。
石垣は、独立した詩集としては存命中には4冊しか出していない。かなり人口に膾炙された詩人だと思っていたので、意外である。
僕は、この詩集に入っている詩よりも、巻末にある谷川俊太郎と茨木のり子の弔辞に驚いた。

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■一人称「ぼく」の意味

■一人称「ぼく」の意味

「詩集」を読んで (14) 不定期刊◇さっきまでは薔薇だったぼく
最果タヒ著 2022年4月 小学館刊

女性の表現者が、その創作物で「ぼく」を一人称として使うケースはそれなりにある。
すぐ思い出すのは、シンガーソングライターの森田童子だったりする。
少女漫画、詩歌、小説などでもままあるだろう。
最果の最新刊詩集も、そうである。
女性作家が、「ぼく」として語り、表現する理由は何か。
私、あたし…で

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■それなりに「共感」できる詩集

■それなりに「共感」できる詩集

「詩集」を読んで (13) 不定期刊◇雨をよぶ灯台マーサ・ナカムラ著、2020年6月 思潮社刊

僕が「現代詩」に関心を持ち始めた2020年秋。その年9月に萩原朔太郎賞を最年少で受賞した、と評判となり、新聞記事を読んだ記憶があるのがこの女性詩人である。僕は前橋に以前勤務していたことがあり、朔太郎賞を主催する萩原朔太郎記念前橋文学館にも行ったことがあったが、そこで朔太郎の詩に触れたものの、ほとんど感

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