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自分の仕事がブルシットジョブだと気付いた衝撃は大きい
私はエッセンシャルワーカーではなく、考えてみると、ブルシットジョブ寄り。
◯改めて、ブルシットジョブとは
これはイギリスの社会人類学者デヴィッド・グレーバーが書いた本のタイトルで、日本語では「クソどうでもいい仕事」と訳されております。
bullshitは「バカな、くだらない」という意味で使われる英語のスラング。
つまり、バカでくだらない仕事、がブルシットジョブです。
現代は、ブルシットジョブであふれていると、指摘されています。
本当にそうです!
何のためかわからない会議、誰のためかわからない作業など…
この視点を持った時、衝撃を受けました。
え?私の仕事、ブルシットジョブ多いじゃん!
エッセンシャルワーカーとは程遠い立ち位置です。
◯衝撃の大きさ
いざ気付くとショックで、心の整理をするのに時間がかかりました。
それは、自分のしている仕事は、ちょっとは特別だと思いたいというエゴと、
あんなに苦労して(時には組織の中で)、格闘している内容が、どうでもいい仕事なんて!そんなこと思いたくないからです。
自分の仕事が、ブルシットジョブだとわかった場合、私たちはどうしたらいいのでしょうか。
◯ブルシットジョブが増えた原因
増えた原因は、企業(資本家)が、労働者を拘束する目的で、1日〇時間と決めているので、その時間を埋めるために、どうでもいい仕事が増えていった、という話でした。
本当にそうです。振り返ればそれを実感する労働人生でした。
「〇〇さん、暇なの?」
「じゃあこれ、ファイリングしておいて」
「今度はシュレッダーかけておいて」
やってきた仕事は、ブルシットジョブであふれていました。
誰も見ることのない書類。
ファイリングして、一度も見られずに、時が経てばシュレッダーかけて。
世の中から、ブルシットジョブを減らすためには、社会全体での改革、企業内で努力が必要です。
それでも、労働者である私たち個人にできることはあるのでしょうか。
◯覚悟を決める
ある友人が言いました。
「仕事に価値なんか求めない。見出さなくたっていい」と。
この考え方は、自分の仕事=ブルシットジョブと受け止める必要な考え方の一つです。
・覚悟をして受け入れる
・ブルシットジョブの割合を減らす努力をする
・納得できないなら、仕事を変える(転職する)
これしかないので
「自分の仕事に価値なんか見出さなくたっていい」
と、考えるのは大いにありです。
つまり、ブルシットジョブを認め、受け入れるということです。
◯それでも価値を見出したい
そんなこと言う私ですが、友人のように割り切れません。自分の仕事がブルシットジョブだと受け入れきれないのです。
ここで助けになる考え方が、アドラー心理学です。
アドラーは、貢献感を持つことが大切であると言っています。
例えブルシットジョブであっても、
例え今すぐ状況を変えられなくても、
貢献感さえ持てれば、私たちは勇気を持って生きることができます。
自分の仕事は他者に貢献している。
つまり他者貢献です。そしてその先が、社会全体の幸せにつながっている。
皆が助け合っている。そう思って、共同体感覚を意識すれば、何の意味もない仕事なんか、ひとつもないと思えるようになります。
☆結論。ブルシットジョブをしている私たちはどうしたらいいのか。
他者への貢献感を持って生きてください。
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