
積み重ねてきた歴史がモノを言う
芸能界は水商売、とはよく言ったもので、本当に浮き沈みが激しい世界です。
人気とは、人の気を集めること。
人の気を集めたら、人気者です。
◯第七世代の人気下降
自分の人気が“下降している“と自覚した人気者は、どうやって生き延びようとするのでしょう。どうすれば生き残れるのか。そこについて考えてみました。
今日は私のお笑い愛を出した内容です。
過去に「第七世代」の話を書きました。
第七世代とは、霜降り明星、EXITを始めとする若い芸人さんたちをまとめてこう呼びます。
これを書いた2020年は、第七世代がブーム。
そして、わずか2年もしないうちに、一気に下火になっています。
第七世代、当の本人たちは「何で人気がなくなってきたんだ?」と思っているかもしれません。
◯当然の結果と6.5世代の実力
ブームはいずれ終わるのは見えていたので、こうなる結果は当然でした。
現在テレビ界では、比較対象だった先輩芸人で6.5世代が引き続き活躍しています。かまいたち、チョコプラ、さらば青春の光、ジャンポケとかですね。
当時から思っていましたが、
第七とはたった0.5世代の差とは思えないほどの実力の差がありました。
キャリアがあり
ネタも安定感あり
若さに頼らない
自分達の武器をわかっている
何でもこなす場数の多さ
プロフェッショナルさ
任せて安心なところ
積み重ねてきたものが圧倒的に違うからです。
ここにお金を払う価値があると、思えるかどうかです。
自分たちの持っているキャリア、見ている観客に与える安心感。
そういった、自分の持つ財産に気付いていない6.5世代でしたが、2022年になりようやく結果がついてきました。
◯引き出しの多さは、積み重ねてきたものが圧倒的に違うから。
以前のことですが、10歳下の後輩に、仕事のやり方をまんまコピーされたことがありました。
見た目は美しく、仕上がりは上出来でした。しかしいざ「それについて何を考えているか」深掘りすると、薄っぺらな答えだけで、何も考えてないことが明るみになりました。
そんな時、私は心の中で叫んだのです。
「こっちは積み重ねてきたものが、違うっちゅーねん。簡単にコピーして勝てたと思うなよ。笑」
まぁ…遠い過去の話です。
ずっと第七世代と比較されてきて不快だった6.5の先輩芸人さんたちも同じことを考えているでしょう。
とにかく、積み重ねてきた歴史がモノを言います。
ですので、若い人は、歴史を積み重ねて努力していくのみです。上っ面だけ真似しても、モノにはなりません。たくさん失敗して、たくさん自分で考えて、学んでいくことです。
そういう私自身も、まだまだひよっ子。あぐらをかくことなく、これからも精進して参ります!
いいなと思ったら応援しよう!
