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エッセンシャルワーカーとブルシットジョブ
エッセンシャルワーカーとは、医療従事者や農家さん、保育士さんや宅配の方々など、生活の根幹を支える“なくてはならない“職業の人々を指すそうです。
ブルシットジョブはその対極にあると、友人が指摘しました。
ブルシットジョブとはイギリスの社会人類学者デヴィッド・グレーバーが書いた本のタイトルで、日本語では「クソどうでもいい仕事」と訳されています。
bullshitは「バカな、くだらない」という意味で使われる英語のスラングです。
つまり、バカでくだらない仕事、がブルシットジョブ。
現代は、ブルシットジョブであふれていると、指摘されています。
◯ブルシットジョブの例
簡単なことで言えば、何のためにあるかわからない会議、なんかがそうですね。
その他にも、これをやって何の意味があるのか、何のためにやっているのかわからない作業は、全部ブルシットジョブになります。
まさに、なくてはならないエッセンシャルに比べると、真逆。
前述の「ブルシットジョブの反対が、エッセンシャルワーカー」と言った友人の言葉は、なるほどと思いました。
◯エッセンシャルではない仕事
それでも「テレビでエッセンシャルワーカーという言葉を耳にするたび、腹が立つ」と、友人はつけ加えました。
「彼らはもちろん大切な労働をしているけれども、じゃあ、エッセンシャルワーカーじゃない人々は何だと思っているの?そこの分別、区別は何」と。
面白い視点だと思いました。
エッセンシャルだけが大切で、優秀で、守らなければいけない労働者で、それ以外はそうではない。確かに、そんなことはないはずです。
ここからここまでの仕事が、エッセンシャルと、区別されることへの違和感。
漫画家の倉田真由美さんもおっしゃっていますが「エッセンシャルじゃない仕事なんかない」と思いますし、そう思いたいです。
ブルシットジョブについては、次回に書こうと思います。
どんな分野の労働も、どこかの誰かを救い、どこかの誰かのためになっている。
私は、ブルシットジョブの意味を知った上でも、改めてそう思います。
お互いに支え合う大切な労働です。
明日も元気に働きましょう。では!
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