タイレストランで自分好みのカレーを!『Curry your way』
世界の料理 in 日本&アメリカ
東京の魅力のひとつは、本格的な世界中の料理が楽しめることと言われます。確かにその通り。ただ、❝本格的❞と言っても、多かれ少なかれその国の国民の好みにアレンジされるのはあたりまえなので、現地で食べるものと全く同じかといったらそうではない場合も多いことでしょう。
アメリカで❝Ausentic Japanese cuisine (本格的な日本料理)❞とうたっていても、実は韓国人や中国人オーナーということがざらにあるように。とはいえ、狭い東京で世界各国の上質な(と言おうと思う)料理が楽しめるのは事実です。
その点、アメリカはというと、これがそう違いがあるものでもない印象。移民の国というだけあって、もちろん❝なんちゃって❞もたくさんありますが、メキシコ移民によるメキシカンレストランはもちろん、日本移民によるラーメン屋だってあるわけで、実は❝本格度❞では日本より勝っているのかもしれません。ここカリフォルニアで、特に目だつのは、何と言ってもメキシカンレストランでしょう。メキシコが近いですからね。アジア人が多く住んでいるベイエリアには、ベトナム、韓国、中華、日本、タイレストランも豊富にあります。ほとんど行きませんが、サクラメントのダウンタウンでもそこそこそろっているのではないでしょうか。
それと比べると、サクラメントの郊外になる、私たちが暮らすRoseville近隣は、残念ながら選択肢がかなり限られます。メキシカンの選択肢はありますが、ベトナム、中華、韓国、日本となると、まさに知る限りといった感じ。それでも、最近増えたなぁと感じるのがタイレストランなのです。
私はタイ、マレーシア、インドネシアなどの東南アジア料理好きですが、好き嫌いが激しいうちの旦那さんは全くダメ。という訳で、一緒に行くことができないので、私が単独で友達とランチするときは、ここぞとばかりに「タイがいい!」と希望するようにしています。
お勧めのタイレストラン「My Thai Kitchen」
今日は、カリフォルニアの私のお気に入りのタイレストランを紹介したいと思います。その名も「My Thai Kitchen」。私が以前働いていたベーカリーのオーナーのKarenさん。(「アメリカで出会った素敵な人!Karenさん編」)
実は彼女、ベーカリー業を早期引退し、今は家族や友達と引退生活を謳歌中。ありがたいことに、私とKarenさんの関係は『友達』へと移行し、私たちが、初めてのランチで行ったレストランがここでした。
私は、アメリカで友達とランチするときは、ネットで事前にメニューを予習しておくようにしています。前日からどれ食べようかなぁ?とあれこれ悩むという楽しみもありますが、現場で「ええっと…」と英語メニューと格闘するのも嫌ですからね。少なくともなんとなく、当たりをつけていくことにしています。
そんな私が目を付けていたのが「Curry your way」。何のことかというと、「自分好みにカレーを」ってことで、カレーの種類や具材を自分で選ぶことができるスタイル。アメリカでは、「Build your own pizza (自分のピザを作る)」というのもよくあって、ピザのクラスト、トッピングを自分で選んで乗せてもらって焼いてもらいます。その他にも、ブリトーやサラダボールなどを自分好みに作ってもらうメキシカンのチェーンレストランも人気ですね。もちろんサンドイッチも。日本では、Subwayがこのスタイルですね。たとえレストランであれ、自分が食べるものにあれこれと注文が多いアメリカ人なので、このスタイルが好まれるのは納得です。でも、タイカレーのこのスタイルは珍しいのではないでしょうか。名案です
Curry your wayの流れ
では、具体的にCurry your wayを注文する流れを説明しましょう。
Step 1:カレーとプロテイン(タンパク質)を選ぶ
カレーの種類は、レッドカレー、グリーンカレー、イエローカレー、パナンカレー、マッサマンカレーの中から好きなカレーをチョイスします。
パナンカレーというのは、辛さ控えめのレッドカレーのことのようです。マッサマンカレーというのは、鶏肉とジャガイモを煮込んだタイカレーのことらしい。
前回の私は迷いなくグリーンカレーをチョイス。タイカレーの機会がちょくちょくあるのなら、未知のマッサマンカレーにもチャレンジしたいものですが、私にとっては貴重なタイカレーの機会なので、一番好きなグリーンカレーにいかずにはいられませんでした。
ちなみにKarenさんはレッドカレーでした。
プロテインの種類は、ポーク、ビーフ、チキン、豆腐、植物由来代替え肉の中から選びます。追加料金で、魚や海老やダックにすることもできるとのこと。私もKarenさんもチキンをチョイス。東南アジアのカレーには、やっぱチキンでしょう。普段は食べ物に関して冒険をしがちな私ですが、タイカレーとなると、間違いなくおいしいカレーを求めてしまうようです。
ステップ2:野菜を選ぶ
野菜の種類は、玉ねぎ、茄子、マッシュルーム、ズッキーニ、ベイビーコーン、人参、ピーマン、ジャガイモ、タケノコ、カリフラワー、パイナップル、カシューナッツ、インゲンマメ、サヤエンドウ、バジル、ブロッコリー、キャベツ、パンプキン、アボカド、マンゴー、ほうれん草、ハラペーニョの中から好きなものを3つ選びます。
私は何を選んだっけなぁ。確か、茄子、タケノコ、アボカドだったような…
私にとって、グリーンカレーにタケノコは必須。そこだけは外せませんが、カシューナッツとかパンプキンも気になります。
Karenさんがバジルを選んでいたことに「お、さすがだ!」と思ったことはよく覚えています。いかにもベーカリー&カフェのオーナーっぽい。
ステップ3:辛さを選ぶ
続いて、辛さのレベルを選びます。レベルは1~4。タイ料理は好きだけど辛いのは無理無理…というKarenさんがウェイトレスさんに詳しく聞いたことろ、レベル4がタイカレーの本場の辛さレベルとのこと。かなり辛いということですね。そして、ほとんどのカレーはレベル1~2で大丈夫とのことでした。Karenさんはレベル1、辛いのが好きな私は、思い切ってレベル3にしてみました。さすがに4はですが、平均のちょっと上は行けるのではないかと思いまして…
ステップ4:お米を選ぶ
最後はお米の種類を選びます。ジャスミンライス、スティッキーライス(いわゆるパラパラではない日本のお米のこと)、玄米、当店特別の青いお米?!
謎の青いお米です。Karenさんが言うには、稲を育てる段階で青い稲にするそうです。青い水で育てるのでしょうか???
知りませんでしたが、お米の他に麺という選択肢もあるようです。多分、ライスヌードルでしょう。
気になるお値段は、ランチで15ドル50セント、ディナーで17ドル75セント。ふたりとも食べきれないほどの量だったし、何よりも選ぶ楽しみがあるし、自分好みにしただけあって、文句なしのおいしさ。Very good。
再び、「My Thai Kitchen」へ!
実は今日、久々にKarenさんとランチすることになり、再び「My Thai Kitchen」の予定です。前回のランチ後は「今度はBinchoyakiという日本レストランに行こう!」なんて話していたのですが、前回のおいしい記憶と楽しい会話の思い出が忘れられず、第2弾のタイカレーをすることになりました。忘れなければ、今日のランチの写真を載せますね~
撮り立てホヤホヤの写真です👇👇👇
あ~、おなか一杯!(二人とも完食できず、残りはお持ち帰りしました)