家庭科の宿題でレシピを校正…?
連載「量産型シンプルライフ」、第4回目のテーマは「家庭科の宿題でレシピを校正…?」です。夏休みの宿題として出ていたお料理に取り組んだにこちゃん(二女)のお話です。
量産型シンプルライフ(造語)についてはこちら↓
第2回「忙しくなる前に”日常”を整える」
第3回「お手伝いより助かる!子どもだって家事参加。」
「量産型シンプルライフ」4記事中2記事がお料理がらみ。以前書いた、「食育?知育?キッチンを実験室にすれば家事と育児が同時にこなせる(かも)」を読んでいても、わたしって料理をずいぶん負担に感じているんだなーって改めて思ったのでした。
さて、我が家の小学生にこちゃん、今年の家庭科の宿題は”指定された食材を使ってメニューを考えて調理する”というもの。
料理が苦手なわたしはいつもそうやってなんとかしてきたのですが、にこちゃんは指定された食材を自分の好きな味付けにしてメニュー化を試みたようです。えらいね……ママに聞かなくて正解だったね……。
材料を買いそろえた日の午後、「今から作れば夕飯になるよね」とにこちゃん。なんだって。その発想はなかった。宿題は宿題と思っていたわたし。ほら、調理実習の日だって学校給食あるじゃない。
私「マジ?」
2「作ったの食べたらそのあともう夕飯は入らんくない?」
私「それはそう。じゃあ汁物は手伝おっか」
2「いい。自分でやるー」
私「マジ!?」(再度)
指定食材はメインメニューに使い、お味噌汁には冷蔵庫にある食材を使うらしい。すごいね。普段から家事してる人みたい…あ、家事してる人だったわ……。
わたしはにこちゃんの邪魔にならないよう、ダイニングで資源ごみの仕分けをしたり、夏休みにやっておこうと思いつつ手を付けられていなかったお便りプリントの整理をしたり、わくわくそわそわしながら眺めてました♡(ごはんができるまでに宿題がんばる子どもみたい。えー。親子逆転じゃん…)
そして、できました!
提出用に写真も撮ったんだよ。
ただ、noteにこうして書くのはOKもらったけど、料理の写真は載せないでねってNGだったので、文字情報でお届けしております☆
家族みんなで美味しくいただきました♡ れいくん&いっちゃんも「うまっ!これうまー!」って大興奮。みんなめっちゃ笑顔だった。食後、にこちゃんはレポートに取りかかっていました。忘れないうちにって。ますますえらい!(見習えわたし)
2「むずかしいな…」
私「メモとか残してる?」
2「それは覚えてるからいいけど、説明むずかしいなと思って」
私「たしかにねー。料理本とかおかずの素(レトルトの合わせ調味料)のパッケージとか、参考にしてみたら」
2「オッケー。借りるね」
しばらくして机に戻ってきたにこちゃんが手に持っていたものは、
ガチめのやつ持ってきたー!
それわたしの仕事用だーー!
分量の表記だったり、手順の説明だったり、「分かりやすく」「誤解なく」書くためには気をつけたいポイントがたくさんあるんですね。一瞬、そこまで本格的にやらなくてもって思ったけれど、”気をつけたいポイントが存在する”ってことに触れるって、実はすごく意味のあることかもしれないなって。
一度自分が書いたものに、本を参考に修正を加えてレポートを書き終えたにこちゃん。がんばってたなー!ちなみに完成レポートも「これは載せたらダメー」だそうです。やーん、残念。とっっっても素敵に仕上がったのよ。
学校から返却されたらラミネート加工して、我が家の定番レシピにしようねって話してます♡(ラミネーターのある家…)
本の帯にも書いてありますけど、料理ページを担当する編集さんやライターさんだけでなく、WEBでレシピを公開している料理研究家さんとかフードコーディネーターさんにもお役立ちの内容だと思う。気になる人は手に取ってみてくださいね。ちょっとお高いけど、それだけの価値はあるよー!
レシピの書き方にルールがあるのは、料理の再現性のためだと思うの。誰でも、同じように作れるように。安定したクオリティが保たれるわけですね。
わたしがこの連載「量産的シンプルライフ」で大事にしたいことも、シンプルな暮らし方の再現性。家族の誰にとっても、迷わず、楽に、日常を続けていけるような「我が家のルール」をこれからも書き残していきたいなと思いました。