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本当の優しさなんて分からない。町屋良平『僕はきっと優しい』を読んで
主人公岳文の恋愛、弟との関係、友人との関係が青々しく描かれている。
大学行って、旅行行って、普通に就職して、そして…
普通の人生を送っているようでもどこか少しずれると全てが壊れてしまうような生活って、多分本当はまやかしなんだろうけれど、思い込んでしまうことでそうなってしまうこともあるのだと思う。
大学生最初くらいに読むとが一番読むのによい時期なきがするけど、一周しておっさんにもよい気がする。
町屋さんの本は青春ものが多くて、若い時期の恋愛、友情、家族というおっさんになって忘れかけている感情を思い出させる。
今の若い方がどう読むのかも気になる作品。
この辺の捉え方はジェネレーションギャップが、結構ある気がする。
読んでて面白く、今まで読んだいくつかの町屋作品の中では一番好きな作品。