ゆく夏
先週脱皮した蝉が、今日にはもう死んでしまっているのだ、と気付いた。すると夏は、すごいスピードで私の肩を掠めていっているということになる。
季節の中で夏が一番好きになったのは、大人になってからだ。祭りやプールなど夏の断片を好きだった子供の頃とは違い、今は夏の茹だるような暑さをさえ、愛している。
今年やりたいことリストの中でも、「夏にやりたいこと」は、だいたいクリアできた。(家族でバーベキューをする、というのだけはまだ達成していないけど、これは秋でも🍂)
ねぶた祭り、かき氷、スイカ、演劇…今年は結構、夏が充実していたのでは、と思う。
あとは花火大会、また演劇、と楽しいことが待っているけど。私の中の「夏」はもう、秋へと脱皮しかけているような気がする。
愛おしかった夏がゆく。その気配を感じる。
ありがとう。夏よ。
またきてね。