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「どうして、いつも自分は失敗ばかりなのだろう」と落ち込む前に知っておきたい3つのポイント

皆さん、こんにちは。

今日は、「どうして、自分だけいつも失敗に終わるんだろう?」と悩むことが、誰しもあると思うのですが、結果がいつも失敗に終わってしまう理由と対策について、心理学的な視点から、少しシェアしようかなと思います。

まずは、結果はどうやって起こるのかを整理すると、以下になると思います。

結果が出る過程:

事象→思考→行動→結果

まずは、何か行動しなければならない事(事象)があり、それをどのように対処し克服するのか考えます(思考)、そしてベストと思うことを行動に移す(行動)。結果は、この一連の動きの末に起こるものです。

ここで、もう一度、「いつも、失敗ばかりする」という理由を整理すると、「事象に対し、いつも同じような思考回路で結論を出し、同じような行動をするから、同じような失敗をすることになる」ということが分かります。

私達の潜在意識(思考の基礎や自己肯定感など)は、2歳までに7割くらいが出来上がり、12歳くらいまでには、ほぼ出来上がってしまうと言われているので、大人になっても、子供の時と同じような「思考の癖」が染みついてしまっているのです。

ということは、癖が染みついてしまった思考自体はそう簡単に変わりません。「じゃあ、やっぱりもう自分は失敗続きの人生のままじゃん!」と思ってしまうかもしれませんが、対処法はあります。

事象→思考→行動→結果

それは、「思考→行動」をするまでの過程を意識的に真逆に変えてみるのです(習慣を変えるといってもよし)。

例えば、

①何か決めなければならないこと(事象)をいつも誰にも頼らずに、決めてしまっている人

→家族や知人に意見を求めたり、自分の意見をシェアしてみてから決める(今なら、SNSでも色々意見をもらえることがありますね)。

②下調べをせずに、なんでも感覚で決めてしまっている人

→必ず、一般的なデータを2つ以上収集してから決めるというルールを決める。1・2日は待ってみるというルールを決めるなど。

③いつも自分からアプローチする習慣が無い人

→捨て身で、自分からアプローチしてみるなど。

今までの思考→行動までのプロセスで自分の癖を客観的に書き出し、それと逆の行動をあえてしてみるということです。

いつもの癖の真逆の行動をとってみることで、今まででは起こりえなかった結果が出たりします。もちろん、これは良いことばかりではなく、今までよりも悪い結果が出たりもしますが、少なくとも「今までの自分の行動の癖とその真逆の行動の結果」が比較できるので、その後は、バランスの取れたところで落ち着けばよいのです。

ということで、

思考は簡単には変えられなくとも、「行動前の癖を書き出し、それと逆の行動をとってみる」ことで、結果を変えることができるというお話しでした。

当たり前といえば、当たり前なんですけどね。意識していないと、結構忘れてしまうので、たまに原点に返るのは大事ですね。

今日も一日素敵な日をお過ごしくださいませ^^



補足

※この真逆の行動をとるとき、自分の思考の逆をするわけですから、生真面目にやりすぎると心身にストレスがかかります。実験的・ゲーム的感覚でやってみると良いかもしれません。









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Psycho-Lab@Singapore
嬉しいです^^ 美味しいコーヒーと一緒に今後の医療談義をしたいなと思います。