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デマについての話 情報リテラシー論第15回

SNSの時代とデマSNSが普及した現代、デマに騙されてしまうという話をよく聞きますよね。情報が判別できないほど溢れ、一人一人の情報を拡散する力も高まっているこの時代だからこそ深刻化している問題でしょう。 デマ情報のリアリティ向上 2022年9月末、デマ情報に関するこんな騒動がありました。 読売新聞オンライン 台風被害デマ画像、投稿者後悔「だまされたら面白いなと軽い気持ちだった」…無料AIで作成 台風被害のデマ画像が拡散された事件です。この拡散をもたらしたのは、なんとい

    • 生体認証の話 情報リテラシー論第14回

      生体認証生体認証は、個人の身体的特徴をデータとして保存、それらを認証することで人物を特定する手法です。顔認証や指紋認証はよく見かける、身近なものですよね。今回は、そんな生体認証についてまとめている記事を紹介します。 さまざまな生体認証 生体認証にはいくつかの種類があるようで、顔や指紋、指の静脈、虹彩といった馴染みのあるものはもちろん、電話業務でよく用いられている声紋での認証や老化しても変化の少ない耳を用いた耳介認証など、ある程度専門性の高いものも存在しています。 他にも、

      • reCAPTCHAの話 情報リテラシー論第13回

        私はロボットではありませんwebサイトなどで、歪んだ文字を読んで入力するタイプの認証を見ることがあります。これはCAPTCAといって、ボットを弾くために使われている仕組みだそうです。しかし、近年急成長しているAIは、歪んだ文字も識別できるようになってきました。それゆえに、より強固な判別の仕組みが必要となっているのです。 reCAPTCHA reCAPTCHAはGoogleが提供するサービスで、写真などの画像からユーザーの入力を求め、従来のCAPTCHAよりも高度な仕組みと

        • ディープフェイクの話 情報リテラシー論第12回

          映像、音声技術の進歩映像、音声に関する技術は日々進歩しており、現在では映像や音声を合成することが容易になってきています。しかし、さまざまな分野での活躍が見込まれているのと同時に、技術の悪用の心配が出てきてしまいました。 ディープフェイク ディープフェイクとは、AIを活用し映像内で人物の顔を交換したかのように合成することのできる技術です。顔のパーツが細かく動き、実際に行っていない動きも再現できるので、見抜くことが難しい嘘となっています。 NTT西日本 ICT用語集 ここ

          新聞紙の話 情報リテラシー論第11回

          力が弱まった新聞テレビやスマホ、インターネットの登場により購読者が減少している新聞。近年は紙媒体以外にデジタルでの展開もしていますがピンチであることには代わりないでしょう。 新聞紙 今では新聞をとらない人も多いですが、少し前までは家に新聞紙があることは割と当たり前なことでした。そのまま捨てたり資源ゴミに出したり、読んだ後は処分をしますが、多くの場合別の用途に利用していたのではないでしょうか。 新聞紙の活用 新聞を読む人が減り、家に新聞紙が無いことが珍しくないこの状況で

          新聞紙の話 情報リテラシー論第11回

          YouTubeの広告の話 情報リテラシー論第10回

          YouTubeの始まりと成長YouTubeが2005年に誕生し、日本では日本語版が2007年に始まってから約15年、数多くの動画が投稿され、そして現在ではGoogleの提供する巨大コンテンツへと成長を遂げました。また、コンテンツの拡大に応じて次第に広告も付属するようになり、広告をみなくても済むYouTubeプレミアムというサービスも登場するなど、日々変化を続けています。 HugKum YouTubeの歴史をわかりやすく紹介。収益化の仕組みやYouTuberの仕事内容もチェ

          YouTubeの広告の話 情報リテラシー論第10回

          テレビとネットの広告の話 情報リテラシー論第9回

          テレビはオワコン?近年、ストリーミングサービスや動画共有プラットフォームなどのサービスに押され気味なテレビ。マスメディアの時代の終焉を感じます。 広告の変化 先に述べた通り、テレビとは異なるサービスで動画コンテンツを楽しめる現在、視聴者の注目が分散してテレビCMの露出機会は減少してしまいました。そこで、広告がテレビからデジタル広告へと以降する動きが出てきているというのは周知の事実と言えるでしょう。 参考と詳細 優しいビジネススクール テレビはオワコン?今後のテレビの可能

          テレビとネットの広告の話 情報リテラシー論第9回

          位置情報とゲームについての話 情報リテラシー論第8回

          位置情報今や生活の中に深く浸透した、位置情報を活用したサービスたち。地図アプリやビジネス面での活用、ゲームにまでも位置情報が用いられています。 今回は、そんな位置情報を活用したゲームについての話をしようと思います。 ポケモンGOの登場 2016年7月6日、ポケモンGOがリリースされました。ゲーム内のアバターが自身の位置情報をもとに地図上を動き回り、そこで発見したポケモンを捕獲することができるというスマホゲームです。リリースから7年も経っていることに驚きですね。 位置情報

          位置情報とゲームについての話 情報リテラシー論第8回

          携帯電話についての話 情報リテラシー論第7回

          携帯電話現在、携帯電話として真っ先に思い浮かぶのはスマートフォンでしょう。スマートフォンは電話だけでなく、メールやショッピング、娯楽など様々なものを送受信することのできるインフラとして生活に深く根付いています。 少し昔の携帯電話 スマートフォンが普及する以前まで、携帯電話は進化を続けていました。肩にかけるタイプのものや、それより進んだ小型の、いわゆるガラケーなど、時代の流れとともに性能や利便性が向上していったのです。 今回は、携帯電話、ケータイが普及し始めた平成の時代を振

          携帯電話についての話 情報リテラシー論第7回

          SNSとキュレーション 情報リテラシー論第6回

          キュレーションSNSにおける「キュレーション」 私たちが普段使っているSNSでは、様々な発信元からの情報が収集、選別、編集され、新たに価値が付与された状態で共有されています。しかし、価値を付与する基準はSNSそれぞれで異なります。普段なんとなく使っているだけだと、気にすることはあまりないですよね・・・ 参考記事 HRプロ 用語集 エンゲージメント 各SNSが情報に価値を付与する基準としているのが「エンゲージメント」です。これは何かというと、いいねやコメントなど、投稿に

          SNSとキュレーション 情報リテラシー論第6回

          スマホの持ち方についての話 情報リテラシー論第5回

          スマートフォン生活の一部 スマホ スマートフォンは現代人にとって、なくてはならない存在でしょう。つい最近ではiPhone15も発売され、スマホに関する話題は尽きることがありません。ところで皆様、そのスマホを普段どのように持っていますか? スマホの持ち方 スマホの持ち方を普段あまり気にすることはないが、よく見てみると人によって様々であることがわかります。なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。これに関して、年齢が関わっているという考えを提示している記事を見つけたので紹介

          スマホの持ち方についての話 情報リテラシー論第5回

          ソーシャルメディアの話 情報リテラシー論第4回

          ソーシャルメディアソーシャルメディアとは とのことです。そのサービスの中に、SNSやブログなどが存在しているということなんですね。 Twitter(現X) ソーシャルメディアの中のSNS、日本で人気のあるSNSといえばTwitter(現X)ではないでしょうか。しかし、世界規模のユーザー数を見ると匿名性の高いTwitterよりも、実名を用いるFacebookのユーザー数の方が圧倒的に多いのです。 日本人とTwitter 記事の紹介 なぜ日本ではTwitterの人気が高

          ソーシャルメディアの話 情報リテラシー論第4回

          検索エンジンについての話  情報リテラシー論第3回

          検索エンジンGoogleやYahoo!、Bingなど、まさに選び放題なほど多く存在している検索エンジン。皆さんはどれを使っていますか?ちなみに私はGoogleを使っています。 そんな検索エンジンですが現在、世界シェアトップはGoogleだそうです。 さて、今回は検索エンジンの国別シェアについてまとめた記事を見つけたので紹介しようと思います! 記事の紹介世界で使用されている検索エンジンをデータ化 アウンコンサルティング株式会社 世界40カ国、主要検索エンジンシェア【PC、モ

          検索エンジンについての話  情報リテラシー論第3回

          情報リテラシー論 第2回

          今回は、インターネットの歴史の一部、ネットスラングのお話です! インターネットの歴史Windows95が発売されるなど、日本ではインターネット普及のきっかけとなった1995年。インターネットという言葉が流行語大賞入りを果たし、インターネットの時代が幕を開けました。そこから約30年が経過した現在、インターネットはすっかり生活に組み込まれ、様々な人がコミュニケーションを行う場になっています。 ネットの言葉 SNS上など、インターネットでのコミュニケーションには、「w」や「マ

          情報リテラシー論 第2回