位置情報とゲームについての話 情報リテラシー論第8回
位置情報
今や生活の中に深く浸透した、位置情報を活用したサービスたち。地図アプリやビジネス面での活用、ゲームにまでも位置情報が用いられています。
今回は、そんな位置情報を活用したゲームについての話をしようと思います。
ポケモンGOの登場
2016年7月6日、ポケモンGOがリリースされました。ゲーム内のアバターが自身の位置情報をもとに地図上を動き回り、そこで発見したポケモンを捕獲することができるというスマホゲームです。リリースから7年も経っていることに驚きですね。
位置情報を活用したゲームの新鮮さ
ポケモンGOは、位置情報と拡張現実(AR)の技術を活用したゲームです。この技術とポケットモンスターというコンテンツは非常に相性がよく、架空の存在であるポケモンがあたかも現実世界にいるように見え、それを自らの足で見つけに行くという、今までになかった、まさに夢が現実となるようなゲームとなっています。ここで、リリースが始まったばかりの時期に出た記事を紹介します。
日本経済新聞 NIKKEI STYLEアーカイブ
すぐ分かる「ポケモンGO」 何がすごい? 問題は?
リリース開始時期に書かれたこの記事では、世界での熱狂や、歩きスマホ、私有地への無断侵入問題など、凄まじい盛り上がりと発生する問題について触れられています。ポケモンGOがとても多くの人間にスマホを持たせ、外を歩かせたことがよく伝わってきます。
ポケモンGOはゲームにおける位置情報の活用に確かな影響を与え、現在では様々な位置情報を活用したゲームがリリースされるようになりました。ポケモンGO以前にも位置情報を活用したゲームは存在しましたが、ゲームにおける位置情報活用の新たな世界を見せたのはやはりポケモンGOなのではないでしょうか。