一色まこと「ピアノの森」(全26巻)
おはようございます。
今日は昨日までに比べると、少し冷え込みが和らぎましたね。
皆様体調を崩されたり、風邪など引かれていないでしょうか?
僕はというと…。
昨日、あっという間に読み終えました。
「天才vs秀才の因縁の対決!」という鉄板の構図で、ピアノの世界を舞台にしのぎを削る若者たちの青春を描いた「ピアノの森」。
そう。「ピアノの森」という「全26巻」の漫画です。
恥ずかしながら本作品のことは全く知らず(アニメ化や映画化もされていたそうです)、クラシック音楽についても無知な僕でしたが、他のことが手につかないくらいのめりこんで一気読みしてしまいました。(曲や作曲者のイメージがわかりやすく表現されているため、全く抵抗なく物語に入っていけます。そして不思議なことに、読んでいるうちに頭の中にピアノが聴こえてくるような感覚になります)
途中、何度も泣いてしまいましたが「分厚い最終巻」を読み終えた瞬間の何とも清々しい爽快感と感動。
まだ僕の体から抜けません。
本当に素晴らしい作品です。
ざっとあらすじを紹介すると…。
物語は、主人公2人の少年時代からスタートします。
東京から、どこか昭和の名残を感じさせる田舎街に越してきた雨宮修平(あまみや・しゅうへい)。
高名なピアニストを父に持つ彼は、生まれたときから父の跡を追ってピアニストになるべく、英才教育を施されてきたエリートです。
そんな彼が転校先の小学校で出会った一ノ瀬海(いちのせ・かい)は、修平とは正反対の過酷な環境で育った、学校イチの問題児。
しかし、海はピアノを習った経験もないのに、誰も弾くことができない「森の中」にあるグランドピアノを自由に弾きこなす、というとてつもない才能を持つ少年だったのです。
そんな天才が放っておかれるはずもなく、やがて周囲の大人たちの思惑が絡み、海と修平の長きにわたる因縁の関係が始まります。
自由奔放なピアノで、関わる人すべてを虜にしていく台風の目のような海。
そんな海のピアノに惹かれつつも、自分の歩むべき道を見誤らないよう行動を律して淡々と結果を出していく修平。
まるでモーツアルトとサリエリのような関係の2人が、互いに切磋琢磨しながら世界をまたにかけ、ピアニストとして、人間として成長していく疾走感あふれる物語!!!
ざっとこんな感じです。(引き込まれ過ぎてページを繰る手が止まりませんでした)
恥ずかしながら、音楽のことは全く無知な45歳のおじさん(僕)が、この作品を読みながら何度も何度も涙し、震えてしまいました。
だから、フィナーレが近づくにつれ「最終巻はどれだけ泣いてしまうのだろう」なんて思っていましたが、想像をひと回りもふた回りも超えるような、それはそれは大きな物語が用意されていました。
最後は号泣というよりも、心に染み入るじんわりとした温かい涙が頬を伝いました。
本作品は人間の強さと弱さ、それらを乗り越えていく更なる強さを描いた名作だと思います。
あー……。
主人公の海や修平はもちろん、それ以外の登場人物たちのピアノを聴いてみたくてうずうずしてしまいます。
僕はとっても感化されやすい性質なので、このnoteを書いている今のBGMは、もちろん「ショパン」です。(明日はモーツァルトにしよう♪)
今、本当にしあわせな気分です。
そして、作者の「一色まこと先生」の他の作品も読みたくなってしまいました。
他の登場人物たちのスピンオフ作品も読んでみたいなぁ。(一色先生、ご検討よろしくお願いします!)
最後に、こんなにも素晴らしい作品に出会わせてくれた、親友であり師匠でもある「S氏」。
本当にありがとうございます。
感謝。
それでは皆さん。。。
また明日。。。
失礼します。。。
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