藤井厳喜「太平洋戦争の大嘘」を読みました
こんばんは。
今日は散歩やジョギングにも行かず、一日中のんびり家で過ごしました。
「アーモンドアイ天皇賞制覇!日本競馬史上初の芝GⅠ8勝達成新記録!」の瞬間だけはテレビで観ましたが、それ以外は自治会の用事をしながら、本を読んで過ごしました。
「何か読みたいな」と思いながらも、今日はあまり頭が働かず「難しい本や小説はしんどいな」なんて考えながら本棚を見ていると、ちょうど良さそうなタイトルが目に入ってきました。それが藤井厳喜著「太平洋戦争の大嘘」です。(「早く読もう読もう」と思いながら購入して1ヵ月以上が経っていました)
タイトルだけ見ると堅くて難しそうな本ですが、とても読みやすいです。
早い人なら2時間もあれば十分読めると思います。(僕は本を読むのが元々遅いので丸一日かかってしまいました)
本書の内容は、アメリカのフーヴァー元大統領の証言(フリーダム・ビトレイド)を基に、日米戦争や歴史のタブーに迫ったものとなっています。(ハル・ノート、狂人・ルーズベルト元大統領の欺瞞、その他当時の世界情勢について、大変分かりやすく書かれています)
そもそも先の大戦については、呼称が「大東亜戦争」なのか?「太平洋戦争」なのか?というところから、日本人の間でも論争(というか喧嘩)になるくらいデリケートな問題となっています。
もっと言うと、それ以前に知らないことが多すぎるのです。(「なぜ戦争が起きたのか?」ということについて、詳しい人ももちろんおられると思いますが、少なくとも学校教育を普通に受けただけの僕には分からないことが多いのです)
あれだけの犠牲を払った戦争について、時々僕は無性に真実が知りたくなります。(あまりにも無謀すぎる道に「日本」が突き進んだことが、不思議でならないのです)
「あの戦争は一体なんだっただろうか…」
日本人だけでなく、全世界の人類にとって、平和はかけがえのないものですし、平和を望まない人はいないと思います。
ただし「平和が良い!平和が一番!」とだけ声高に叫んでも、平和な国を作り、守り続けることはできないと思います。
僕は絶対に戦争は反対です。
だからこそもう二度とあのような戦争を起こさないためにも「なぜあの時、日本は戦争への道に進まざるを得なかったのか?」ということについて、きちんと勉強する必要があると思っています。
そして、日本人の共通認識にする必要があると思っています。
僕が大好きな長渕剛の「いのち」という歌の一節に、このような歌詞があります。
「正義に倒れ死んでいった者たちの墓の上に、こっそりつばを吐き弱者を気取る大馬鹿野郎」
「戦争反対!平和が一番!」とだけ繰り返し、先の大戦がなぜ起こったのかさえ語れず、のうのうと生きている自分は、先ほどの「いのち」の歌詞の中の「大馬鹿野郎」と同じではないかと、この歌を聴くたびに恥ずかしい気持ちになります。
戦後75年が経過しました。
ものごとには時間が必要なこともあるとは思います。
あるとは思いますが、時代はもう「令和」です。
(言いたいことは山ほどありますが、1400字を超えそうなので、今日はこのあたりでやめておきます)
兎にも角にも、まずは自分自身が学び直そうと思います。
そう思わせてくれる。「本書」はそんな自分にぴったりな一冊でした。
それではまた明日。。。
おやすみなさい。。。