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10秒の枠に10分夢を語る空手家・佐久本嗣男の英雄会議

一昨日放送の英雄会議に東京オリンピック金メダリスト喜友名諒さんの師匠・佐久本嗣男先生が出演した。

英雄会議について

琉球朝日放送のトークバラエティ。
ガレッジセールのふたりが、日々沖縄の為に頑張っている人々をゲストに招き、深掘りする。 

☆佐久本先生の回は11/17(日)まで無料配信中!お見逃しなく。全国見れます。

https://www.qab.co.jp/movie/episode/aumeeting94


ギネスが認める佐久本嗣男先生について

佐久本先生(左)と金メダリスト喜友名諒さん
HUB沖縄より

これまで数々のメダリストを育成してきた、世界一の空手家佐久本先生。
ご自身もワールドゲームズ空手部門・形競技において7連覇の偉業を成し遂げており、この記録はギネスブックに認定されている。

一度いっしょに泡盛を飲み交わしたことがある


ゴリさんが佐久本先生と対面する前に「10円玉を二本指で曲げられるらしい。都市伝説かな……」と怖れていた。
佐久本先生、そんな都市伝説になってたなんて!
果たして真相はいかに!?番組内で答えているのでチェック、チェック!


佐久本先生は、私が通っている沖縄料理屋のねえさんの高校時代の担任だった。
その縁で一度、飲み交わしたことがある。

沖縄から仕事で東京へ来る際に、教え子の店を訪ねてくれたのだ。お忙しいのに元教え子とのやり取りがあったかい。

私が水割りをカラカラかき回していると「水割りはね、回さないほうがうまいよ」といって、佐久本流水割りの作り方を教えてくれた。

氷水の上に泡盛をくぴっと注ぎ、回さず飲む。
上の方にはほぼ原液の泡盛が……。

「かき回すと薄くなるだろ?薄くなるとおいしくないよ。薄くなってきたら、また足せばいいんだよ。」

それは酒が強い佐久本先生だからできることのような。先生、これ水割りじゃないです。

先生は「気がつくと(泡盛を注ぐ)インターバルがどんどん短くなるんだよなぁ」と笑った。
多分、私は遠い目をしていたと思う。
こんなに楽しく・おいしく・グビグビと泡盛を飲む人に出会ったことがなかった。

世界の佐久本、やっぱりすごい!

そして、ほろ酔いのご機嫌で店を後にした。
先生と駅までいっしょに歩いた。

「東京は電車だから、不便だよなぁ」と沖縄の人らしい発言をポツリ。
私の友人も皆、「東京って飲んだ後に電車で帰るんでしょう?めんどくさいよね」と言う。

沖縄はゆいレールかバスしかない。
飲んだ後はタクシーか運転代行、ハンドルキーパーの運転で乗り合わせて帰る。
確かにそれが飲んだ時の基本だったら、混んだ電車には乗りたくないよね。
むしろ贅沢。うらやましい。

佐久本先生は乗り慣れない電車に少々不安を抱えながら乗り込んだ。
そして、ホテルに着くと「無事着いたよ」と電話をくれた。
誰に対しても礼儀正しいく、恩義を大切にする。

英雄会議でも発揮されていたが、佐久本先生は真面目で熱い人で、いきなりジョークを言う。
このジョークの扱いが難しい。

まず、こちらは拍子抜けしてズッコケる。
どこまで親しくしていいのか、ツッコんでいいのか、距離の取り方が最後までわからなかった。

間合いの達人は仕掛けてくる。
多分、一日いっしょにいたら頭が爆発するか、価値観が全とっかえされる。

佐久本先生はとても熱い方だ。
最後の夢を語るシーンは沖縄の人だなぁと感じさせ、真の空手家だなとも思った。
世界中の空手をする人を見ているのだ。スケールがちがう。
そして、沖縄も同じく愛している。
楽しむことも忘れない。

夢を語る10秒の枠に10分話されたのだとか。
ガレッジセールさんが驚いていた。
佐久本先生の夢はまだまだ熱を持ち、実現に向けて走っている。

久しぶりに元気な姿が見られてうれしかった。
こちらの心までが温かくなる佐久本先生の姿には
頭が下がる、という言葉がしっくりくる。




 

 


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