見出し画像

「レジリエンス」凹まない、凹んでもすぐ立ち直る、挫折しない力


「レジリエンス」凹んでもすぐ立ち直る力


レジリエンス。
聞きなれない言葉ではないでしょうか?
レジリエンスとは「心のしなやかさ」を指します。
他には「弾力性」「打たれ強さ」などがあります。
そう、このVUCAという先行き不透明な時代、思いもよらない困難が待ち受けています。
その困難にぶつかって凹んでもすぐ立ち直る力が「レジリエンス」と呼ばれます。
その困難にぶつかってもすぐ立ち直る力とは、どのようにして身につければいいのでしょうか?
それは3つのの要素に分けられます。
それらは「楽観性(ポジティビティ)」「打たれ強さ」「粘り強さ」です。
物事、楽観的に考えた方がメンタルヘルスにもいいですし、楽観的に考えた方が物事に積極的に取り組めます。
打たれ強いと、困難にぶつかっても物事を簡単に諦めず、次に紹介する粘り強さにも繋がります。
そして、粘り強さ。
粘り強くいくと物事を達成する可能性が高くなります。
物事を達成すると大きな自尊心につながります。
そうなると、生きる力、つまり活力につながるというわけです。
そして、レジリエンスを持つ人が使う「説明スタイル」というものを使うとより効果的に楽観的になれます。
その説明スタイルも3つの要素に分けられます。

原因:自分以外に原因を求める
例:自分が悪いわけじゃない「タイミング」が悪かっただけだ
長さ:一時的だからすぐ過ぎ去ると考える
例:今回のことはもう決着した。二度と起きない。
範囲:自分の権限内に注目する
例:今できる執筆に集中しよう

これは母と大喧嘩したことについて僕なりに考えた楽観的説明です。
この中でわかりにくいのが、「自分の権限内に注目する」の中の「権限」という言葉でしょう。
「権限」とは「自分のコントロールできる範囲」のことです。
つまり「権限内」とは「自分のコントロールが利く範囲」のことです。
レジリエンスの基本は、権限内のことに集中して意識を向けるということです。

人は打たれてこそ強くなる


人は打たれてこそ強くなります。
打たれ弱い人は、苦難を味わったことのない人だと思います。
苦難を味わい、それから逃げず対処するからこそ、人は成長していきます。
この「逃げない」というのが大事で、あまりにもメンタルヘルスが悪化している時以外は、逃げてはいけません、強くなりたければ。
逃げる、つまり回避すればその場は安泰かもしれません。
しかし、闘って、勝ったり負けたりするからこそ、人は成長できます。
闘うこと、困難に正面からぶつかることが、人の成長を促します。
ただし、そこで注意してほしいことがあります。
それは、負けても自分を責めないこと。
負けたら負けを受け止め、その時点で自分のできることに集中することです。
再発防止策を考えてもいいし、何か生産性のある自分のできることに集中することです。
そうすることで、負けのメンタル的ダメージを減らし、回復を早めます。
これがまさにレジリエンスと言ってもいいのではないでしょうか?
レジリエンスとは困難から逃げず、立ち向かえ、困難に打たれ、それでも立ち向かうことで培われていく力だと思います。

「レジリエンス」逆境にも負けない精神力


逆境にも負けない精神力。
これはとても大事ではないでしょうか?
どれだけ大きな困難にぶつかっても逃げない、どんな逆境にも負けない。
この力はどうやったらつけられるのでしょうか?
それは、何度も言いますが、逃げないことです。
逆境から逃げるということは、一時的な戦略的撤退(後でよく考えてから)を除き、「負ける」ということです。
逆境にぶつかったら「来たな逆境くん」と優しく受け止めて、全力でその逆境を処理しにかかりましょう。
そして、一つ注意点があります。
それは、「その逆境は自分の権限内で解決できる問題か?」ということです。
権限内とは「自分のコントロールが利く範囲内」ということです。
そうでなければ、逆境はスルーしましょう。
他の方法を考えるのです。
常に「レジリエンス」は逆境に立ち向かうために必要な力です、そして自分の権限内(自分のコントロールが利く範囲)に集中することです。
逆境にぶつかったとしても、まずは自分の権限内(自分のコントロールの利く範囲)か?そうであれば逃げないことが大事です。

レジリエンスを身につけるとすぐ立ち直るから挫折しない


レジリエンス。
これは生涯のテーマと言っていいくらい継続して鍛錬していくものです。
レジリエンスを高められる方法はないか?
それを常に考え続けるのです。
そして逆境が運悪く自分の権限外(自分のコントロールの利かない範囲)だったとしたら、挫折することになります。
その挫折があったとしてもレジリエンスは有効です。
そう、レジリエンスがあれば挫折からもすぐに立ち直れるのです。
それは挫折した時点ですぐに生産性のある自分の権限内の行動に移るからです。
例えば、あなたが何かの資格試験を受けるとしましょう。
あなたはどうしても合格したい。
では、資格試験のコントロールできる要素とできない要素は何か?
その例を出します。

資格試験のコントロールできる範囲
毎日一定時間勉強する
過去問を解く
試験の情報収集をする
試験を受ける

資格試験のコントロールできない範囲
合格できるか?

こうなります。
そう、もしあなたが最大限の努力をして試験に臨んだとしても、想定外の出題がされたり、資格試験に定員がある場合は、あなたよりいい点数を取る人が多ければ試験に落ちます。
そう、あなたのコントロールできない範囲が原因であなたは不合格という挫折を経験するわけです。

でも、ここからレジリエンスを持っている人の行動は違います。
レジリエンスを持っている人は、すぐ自分の権限内(自分のコントロールできる範囲)に集中します。
例えば、次の試験のための勉強をすぐに開始します。
そうやって、自分の権限外(自分のコントロールの利かない範囲)にいつまでもクヨクヨいじけないわけです。
そうすることであなたは挫けないでしょう。

いいなと思ったら応援しよう!