ブタが空を飛んだその時! "When Pigs Fly!"
皆さんお元気ですか~!毎日暑いですね!
本日のフレーズは空飛ぶブタのお話し。大きな豚を想像すると余計暑苦しくなるので羽の付いた小さな子豚を想像してみてください。
先ずは皆さんに質問...
あなたは空飛ぶブタを見たことありますか...
「紅の豚」私も大好きな映画の一つです。この言葉からヒントを得たであろう映画の主人公は空飛ぶ豚でした。だが本来ならば豚が空を飛ぶんなんてありえない話ですよね。
世の中ひっくり返ってもありえない事を表現するときに "When the Pigs Fly!" と英語でシニカル(冷笑的)に表現するんだ。ちょっと意地悪な態度でそっけなく伝えるのがポイント。
私も子供と話す時にこのフレーズを良く使った...
うちの息子は平成生まれのジェネレーションZ。誰もがインターネットを使い、人は携帯電話を持つのが当たり前の時代に生まれ育った。
その息子がアメリカの小学校に入学した。ある日スクールバスから降りるや否やうちの子がおねだりしてきた。
子供:" I need iPhone" (おっ、携帯ではなくいきなりiPhoneをおねだりか)
Me: " No you don't " (昭和生まれの親の悪い癖で「先ずは否定」してしまう。本音は余計な携帯料金払いたくない)
子供:"But everybody has iPhone" (友達一人でも「全員」と表現。持ってないのは僕だけと親を焦らせる戦略だ)
Me : "When the pigs fly!" (出た!)
カジュアルに顔もまだ笑っているそんな話の段階で "When the pigs fly " を使うのがコツだ。笑いながら「ありえません」と言っている感じで言う。
私がこの言葉を初めて聞いたのはアメリカの会社でグループミーティング中だった。同僚が「アメリカとアジアの中間地点はハワイなので次回はホノルルのホテルに集まって会議しましょう」と提案。
ボスはコーヒーをすすりながらボソッと一言、" When the pigs fly!"
するとホノルルで仕事ができる夢のような話はそこで「終了」。次のアジェンダへと何もなったかのように進んだ。アメリカに戻って日が浅い私は豚が飛ぶとすごいな~と感心した。
あなたもテレコン中に「それはありえない」と思える提案を相手がしてきたら躊躇せずに "When the pigs fly" と使ってみよう!
by マック・タナカ
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