先輩が好き
お茶をしたり、食事をしたりと
自分が定期的に会う人は
自分より年上の方が多い。
意識してそうしているわけでは
全くなかったけれど
気がついたら、いつからかそうなっていた。
普段、特に年齢を気にして人と付き合うことはないけれど、
やっぱり自分より長く生きている「先輩」の
話を聞くのはたのしいし、
自分の気持ちの状態として、
一回り二回り年上の方と接していても
昔からあまり「気を遣う」がない。
良いのか悪いのか、わからないけれど。。
先日は、66歳の先輩とお茶をした。
母親よりも年齢が上のその人と話す時間は
いつもとてもたのしいし、
もっとたくさんいろんな話をしてほしい、と思う。
その人とは数年前に知り合った。
「友達」というよりかは
自分の方が「お世話になっている」ような関係で
いつも何かと良くしてもらっている。
出会った時からやさしい人だったけれど
会うたびにやさしくなるから
彼女を見ていると、
人は歳をとると勝手にやさしくなっていくのか?と
思ってしまいそうになる。
この前ふと思い立って、失礼を承知で
「あと100回は会いたいから長生きしてほしい」と
伝えたら、ものすごく笑って「がんばる!」と言っていた。
普通に考えると、
彼女は私より先に死ぬのだろう、と思う。
何がどうなるか、わからないけれど。
でもたぶん自分の先輩は、自分より先に死ぬ。
だから、できれば会える時に会っておきたいし
話せる時に話しておきたい。
聞きたいことは聞いておきたいし
甘えるところは甘えておきたい。
そんなふうに思うから、
わたしは「先輩」が好きなのかもしれない。
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