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理想にとらわれすぎないで。「変わりゆく未来を面白がる余白」を|セルフケアコーチの授業日誌5月号
セルフケアコーチの授業日誌📔
こちらの記事はcallme.の目黒真心として提供している高校生向けの「伴走授業」の定期レポートです。
気づけば7月に入り下半期に突入。5月・6月も授業をさせていただきましたが、どちらもワーク時間てんこ盛りの授業となりました。
ということで、遅ればせながら今回は5月の授業の様子をお届けします。
5月のテーマは「自分の理想を考える」
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4月から伴走授業がスタート。
5月になり「さっそく理想を考えてみましょう」と言われて、正直生徒のみなさんは困惑したと思います。高校生のときの私だったら、一番嫌な時間だと思うかもしれません(苦笑)。
でも、あくまでテーマは「考える」です。
理想を見つけるでもなく、探すでもなく……。ただ未来に少し思いを馳せてみて、考える時間を過ごしてほしいと思い、このテーマにしました。
ちなみに、授業では話していない余談ですが、私自身は高校時代に自分の3年後・5年後を考えたことはほとんどありませんでした。
当時の私はテストや自分の進路選択、人間関係のことなど。とにかく目の前しか見えていなかった。むしろそんな人の方が多いかもしれませんね。
では、なぜそんな私が高校生に理想を思い描いてもらおうと思ったのか。
それは「理想に思いを馳せてみるだけで、案外近づいていくことがある」という実体験からです。
未来や理想を意識できるようになったのは、ここ数年のお話。
自分と向き合う時間を増やし、理想を定期的に考えてみる。ジャーナリング以外にも理想を考える手段はいろいろあります。
そんなお話をワークと共に届けてきました。
こんな自分になりたいなぁと考えるだけで十分
![](https://assets.st-note.com/img/1719990216177-VoNHEkFTwa.png?width=1200)
(KOKUYOソフトリングノートにステッカーを貼ったお気に入りの1冊)
人は「時間ができたら」とか「自分である程度稼げるようになってから」など行動できない理由を見つけるのが本当に上手です。
でも、想像通りの未来なんてありません。
「1年後には時間ができるだろう」と思っていても、たった1年の間でも何が起こるかわかりません。
結局やりたいことができぬまま時間だけが過ぎてしまった……なんてことだって起こるかもしれないです。
でも「想像通りの未来はない」という事実を発想の転換すれば、
どうせ想像通りにならないんだから、こんな自分になりたい、こんなことできるようになりたいと考えるのはもっと自由でいいともいえます。
人生の中で壁(予想外の出来事)にぶつかる瞬間は誰しもあります。予想外の出来事に対して「こんなはずじゃなかった」「本当はこうしたいのに」そんなふうに感じることもたびたびです。
でも、私はこの予想外の出来事はプラスに受け入れています。なぜなら壁を感じた瞬間こそ自分が変化するチャンスだと考えているからです。
そもそも私たちは、予想外の出来事をなぜ壁だと感じるのでしょうか?
きっとそれは、自分の信念に反する出来事だったり、無意識でも大切に抱えていた理想像を揺るがす危機だったからなはずです。
つまり、壁が自分の大切な価値観や理想に気づかせてくれることだってあるのです。
ワーク✍️
今月のメインワークは「20歳の自分を考えてみる」という内容でした。考えるにあたって2つのアプローチを実践してもらいました。
1回目は自分以外の突拍子もないアイデアに触れる時間、2回目は人生の要素に分けて考えてみる時間。
まずは、自分以外の人から「もし私が〇〇さんならこんなことやってみるかも」というアイデアをグループごとに交換してもらいました。
そして、次に自分でじっくり考える時間。
「20歳の私こんな部屋で生活できてたらテンション上がると思う!」「〜について勉強した上で留学していたいな」など自由に写真で表現してもらいました。
生徒さんたちが写真を探す間は教室内を歩かせてもらって、写真を見せてもらっていました。好きなこと・やりたいことで埋められていく様子は、私までワクワクした気持ちになっていました。
今回私が準備したワークは「理想を考えるための手段」にすぎません。
こんなふうに考えると楽しくできそうかも!と「考える時間の有意義さ」を実感するきっかけになれていればと願います。
5月授業を終えて
私は自分の中で理想に対する答えを出す必要はないと思っています。そしてこれから先も自分の理想に対する答えを見つけ出そうとしなくていい。
これから先3年後、5年後の未来は自分が予想もしていない方向に向かうかもしれない。「自分の理想はこれだ!」と決めて逆算し、今できる行動に精一杯取り組むことも大切です。
継続した努力が、きっと自分がワクワクできる未来へと連れていってくれるはずです。
ですが、理想からの逆算だけでは、自分の理想という正解にとらわれて時には行動にブロックがかかることもあると思うんです。
だから、少しだけ時間をかけて理想を考える時間をこれから先も作っていってほしい。考える時間があれば、「変わりゆく未来を面白がる余白」を持つことができるはずです。
変わりゆく未来の中でどんな自分でいられたら笑顔でいられるだろう?
そんなテーマでジャーナリングを書いてみるのもいいかもしれませんね。
6月号もどうぞ楽しみにお待ちください♪
最後までお読みくださりありがとうございました。
登壇・執筆:callme. まこ
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まとめ
このマガジンでは、セルフケアコーチcallme.の目黒真心が実施している「伴走授業の様子」を少しずつ発信していきます。
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