腰に負担の少ない座り方のお話
皆さんの中にも、腰痛に悩まされているかたはいらっしゃると思います。
私はここ3か月、腰痛に悩まされてきました。
元々、腰が「疲れている」と感じることはありました。
仕事で座りっぱなしで、筋肉が張っている、凝っているという感じ。
ただそれ以上のことはなく、「腰痛」というような痛みを感じることはこれまでありませんでした。
それが、何がきっかけかはわからないのですが、3か月前のある日の夜、壊滅的に痛くなって眠ることもできず…。
そこからは毎日、一日の中で痛くなるタイミング、和らぐタイミングを繰り返していました。
接骨院にも通っていて、柔道整復師の資格を持つ方に揉んで?押して?もらいつつ、30分くらい電気を流してもらっています。
例の日の翌日以降毎週通っていたのですが、「週に二回来てほしい」と言われ、まあまあ出費もばかにならない…。
一回2,500円ですが、週二回、いつ治るかわからないとなると、嵩みますね。
正直に伝えてみたところ、揉むのは保険対象外なので2,000円、電気を流すのは保険の対象となり500円、という内訳だそうで。
電気だけでも構わないということなので、頻度を上げつつ、電気治療に的を絞って続けていこうと思っています。
揉んでもらうといってもそれほどしっかりやってもらうわけではなく、関節を曲げ伸ばししながら痛い個所を探っている感じ。
原因や悪い個所が明確にわかったわけではないのですが、ある程度は見当をつけているようなので、もう電気だけでも良い、ということらしいです。
そんな具合に専門家に身体をゆだねつつも、日々の生活の中でも何か改善できないかなと思い調べてみました。
仕事柄一日中座っていることが多いので、やはり椅子の座り方、姿勢を改善するとよいのかな~と思いながらググってみると、いくつかわかりやすい解説が。
その日もちょっと痛みあるなと思いながらさっそく実行してみたところ、びっくりするくらい痛みが引いていきました。
座り方、姿勢ひとつで、こんなにも効果があるとは、本当に驚きです。
せっかくなので、備忘録として残しつつ、共有したいと思います。
まず、いわゆる「良い姿勢」というやつ。
何も知らないと、椅子に座って胸を張るような姿勢になるかと思います。
そうすると、骨盤も前傾して、見るからに良い姿勢!
私も腰が痛くなると、いつもこの座り方をしていました。
しかし、実はこれ、腰への負担が大きいそうです。
無理に骨盤を前に出すので、背中、腰の筋肉へ過剰に負担がかかるのだとか。
確かに、腰が「張る」という感覚は今までもありましたし、腰を支える筋肉への負担が大きく、日々積み重なっての腰痛だったのかもしれません。
次に、浅く座って椅子にもたれかかる姿勢。
これはもう誰が見ても姿勢が悪い典型例ですね。
意識してこの座り方をしてみるとわかりますが、これも楽なようで地味にお尻の筋肉に負担がかかっています。
滑り落ちないように耐えているというか。
腰の筋肉は緩んでいますが、腸腰筋という筋肉に大きな負担のかかる座り方だそう。
それではどのように座ったらよいかというと、「座骨で座る」のが良いらしい。
椅子に座るときに、手をお尻の下に敷いて座ってみてください。
それからお尻を前後に動かしてみると、左右に骨があるのがはっきりわかります。
これが「座骨」というものだそうで。
腰に良い座り方は、この座骨が椅子に触れていて、その座骨の上に背骨が乗っている座り方なんだとか。
骨で座ってその上にまっすぐ背骨が乗っているので、筋肉に力を入れて支えてあげる必要がなく、当然負担がかからない。
なるほど!
この座り方をするときにも、椅子にもたれたところから身体を起こそうとすると、その際に筋肉を使い、そのまま負担がかかりっぱなしなってしまうそうです。
なので、いったん背を丸め前傾して腰を浮かしてから、腰を下ろしながら座骨が椅子に当たっているのを感じつつ、その上に背骨が乗っていることを意識しながら姿勢を作るんだそう。
言われるがままにやってみると、確かに腰周りの筋肉が緩んでいるし、上半身が軽くなったようにすら感じる。
ちょっとした感動です。
しばらく続けてみた感想は冒頭に書いた通り、効果てきめん!
この投稿を書いているということは、その後も続けてみて、日々の痛くなったり和らいだりのサイクルからだいぶ解放されたからでもあります。
意識して姿勢を作らないといけないので、毎回忘れずに行い、習慣化しなければなりません。
そのための備忘録でもあります。
さて、腰はこれで快方に向けて希望の光が見えてきましたが、実は股関節痛持ちで、こちらの方が深刻だったり…。
この座り方が習慣になれば足を組む癖も改善されるし、こちらも良くなることを祈って…。