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AI翻訳について思ったこと
どうも、ma-nyagoです。
この前、翻訳仲間のお家にお呼ばれして、ランチをごちそうになりました。
もう10年くらいのお付き合いのお友達。
美味しい手料理とお勧めワインをいただきながら、久しぶりにあれこれ話す時間はとても楽しかった。
まずは、友達がお勧めする白ワインとおつまみで乾杯。
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白ワイン『SULKI』。
飲みやすくて、でも白ワイン独特でクセのあるお酒感の後味もなく、すっきりした味わい。
ここしばらくは、スパークリングワインばっかり飲んでたから、飲みやすくてブドウの味をしっかり感じられる白ワインに感激。
かなり気に入った!
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とあるレストランで飲んでから、友達は非常に気に入ったらしく、今日のために準備してくれてたそうで。
こういう気持ちがとても嬉しい🥰
美味しいワインを飲みながら、近況などを話していくと、やっぱり翻訳業界の話になった。
「はっきり言って、これからの翻訳業界に未来はないよね」
という私の意見に、友達も賛成した。
これから翻訳を始めようと思う人にとっては悲報だけど、正直な話、これからの翻訳業界に未来はないと思う。
これだけAIが台頭してしまうとね。
私と友達では翻訳の分野は違うけど、属しているのは同じ業界。
友達の周りでも、案件は減っているとのこと。
かくいう私も、以前よりは翻訳案件が減っている。
原文をAIに入れてしまえば、とりあえず「下訳」は出来上がる。
『書いてある内容が、ざっと知りたい』ような場合だと、ChatGPT等のAI翻訳に任せれば瞬時に翻訳してくれる。
翻訳家としては、当初このChatGPTのようなAI翻訳を遠ざけていたけど、今はそうも言ってられない。
というのも、『ChatGPT等が出したAI翻訳をレビューしてくれないか』といった案件が増えているから。
『意味が知りたい』、『簡単な下訳が欲しい』という意味で、ChatGPT等のAI翻訳は時間の削減にもなり、効率的だと言える。
でも、やはり翻訳された内容を見ると、まだまだお粗末な点が多い。
例えば、文章の前後の意味合いを加味していないので、読んでいると変な表現が多いとか。
改良の余地は沢山あるが、『下訳』として使用し、それをたたき台にして仕上げることは可能。
一から訳すよりも、時間はかなり削減される。
果たしてこれが良いか悪いかというと、私自身、正直良くわからない。
ただ、「AI翻訳は使い手次第」かもと思うようになってきた。
AI翻訳はこれから益々発展していくのだろうから、今からこのAI翻訳の使い方を学んで、どのように使えば自分にとって有益なものとなるかを検証しなくてはいけない、と思う。
実際、顧客先のAI翻訳機能を使わせてもらったが、使い始めから今現在までかなりの機能改良があり、とても使いやすくなっている。
ただ、良い点ばかりではない。
正直なところ、文章の変な解釈・翻訳や誤訳が目立つこともある。
特に数字に関しては、とても弱い印象がある。
「一桁を間違って翻訳」している、なんて場合も多々あるからだ。
私も、当初はAI翻訳を使うことを躊躇していたが、今では「使えるものは使って良いのでは?」と考えるようになった。
AI翻訳の『良い部分』を使い、『使いにくい』と思う部分は自分が補えば良いのだから。
人の持つ感覚というか、細かな表現やこなれた表現にすることは、AI翻訳でもまだ無理な領域である。
そういった部分をどのように上手く表現するかというのが、翻訳家のスキルの見せ所なのかなとも思う。
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そんな話をしながら、友達がルッコラとトマトのサラダを出してくれた。
ドレッシングは、塩コショウとオリーブオイルにバルサミコ酢を加えたシンプルなもの。
このシンプルな味が美味しい!
ルッコラって、サラダによく入ってるけど、ルッコラがふんだんに使われたサラダを食べたのは初めてで、とても美味しかった!
あれから家の近くの八百屋さんでルッコラが入っていないか、いつも確認してるくらい気に入ってしまった🥰
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メインはハンガリー料理の『グヤーシュ』と『ブロッコリーライス』。
グヤーシュのゴロゴロ野菜とブロックの牛肉は、スプーンでホロホロになるくらい柔らか!
塩コショウ、パプリカパウダーとトマトベースのスープで、野菜と牛肉のうま味がたっぷりしみ込んだ優しいスープ。
付け合わせのブロッコリーライスも、スープを吸ってとても美味しかった!
美味しすぎて、ペロッと食べてしまった🥰
結局のところ、翻訳の仕事はすぐには無くならないが、恐らくこれからも需要は減っていくと思う。
私個人の意見ではあるが、AI翻訳と差別化ができる良い翻訳をを提供し、さらにそのスキルを磨いていくことが必要でないかと思う。
久しぶりに、同業者である友達と話して、「やっぱりもっと頑張らないとなあ」なんて思った。
いい刺激になった、ランチでした。
また友達とワインを飲みながら、いろいろ語り合うのが楽しみだ。