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【暇ならココや】京都国際マンガミュージアムに行ってきた

6月の中旬、祇園祭を迎える前の京都は、まだ涼しかった。

暑くて外で生活できなくなる前に。
いい天気の日に、行きたい場所はたくさんある。
嵐山もいいし、祇園もいいし、東山三十六峰山登りだってたくさんの学びと癒しを与えてくれる。

ただ、今日はひと味違った。
ここまで満足する経験は、そうできなかっただろう。

タイトルの通り、京都国際マンガミュージアムに初めて行ってみた。


ーーー


目的はひとつ。

ジョジョを読みたい。

名前は聞いたことがあった。
各ストーリーごとに主人公が違っているけど、みんな「ジョジョ」という通称があることも知っていた。

読んでみたかった。
ただ読むだけなら近所の漫画喫茶でもいいだろう。

HPからこの記事を見つけるまでは、そう思っていた。

これを読んで惹かれない本好きはいない。

「たくさん漫画を読みたい」

僕の心は、漫画を借りるために友達の家まで毎日走っていた子どもの頃に戻っていた。

館内は写真撮影がNGだったので、できる限り文字で伝えてみようと思います。


▽▽


場所は、地下鉄烏丸線烏丸御池駅から徒歩1〜2分。
京都駅からも近いし、まさに京都のヘソとも言える中心地にある。

実はここは、元龍池小学校という明治の学校校舎をそのまま使っている。

中に入るには、大人は900円の券を買う。
その券で、1日中何度でも再入場可能。

外国語に翻訳された日本の漫画や、昭和初期の古い漫画や、最近の新しい漫画まで、壁一面、いや、校舎全面が漫画だらけだった。
普通は手に入らないような珍しい漫画を含めて、約30万冊の漫画があるらしい。

『鉄人28号』『ゴルゴ13』などをぱらぱらめくったり、僕の好きな『魁!男塾』を少しだけ読んだり、気になっていた『AKIRA』を1巻だけ手に取った。

本当にここは、いつまでもいられる。
だってこんな貴重な漫画が、ただ展示されてるわけではない。

読めるのだ。

ここが、再入場可能で1日いられるなんてどうかしてる。


▽▽


元は木造の学校校舎というだけあって、歩くと床がキシキシめしめし言う。
土曜日だったのでまあまあ人が多かったのだが、逆にその人たちのキシキシ音であまり会話が気にならない。

しかも、館内のいたるところに椅子やソファが設置されている。
手に取った本を近くの席で読んで、次のフロアへなんてことも自由だ。

中でも一番思い出に残ったのは、外の芝生エリア。
普段近くを通った時から、気になっていた。
元は土のグラウンドだったのだろう。
そこが全面芝生になっていて、館内の漫画を持ってごろごろしながら読めるのだ。

周りの存在が目に入っていないかのように、子どもからいい大人や外国人まで、さまざまな人が寝そべっている。

女性はスカートはやめた方がいいが、あと暑い日と雨の日を除いたら、ここは本当に快適だった。

ここは写真OKなはず。まさに漫画好きにとってのパラダイスだった。


▽▽


最後になってしまったが、当然、

ジョジョはあった。

入ったのが夕方だったので、2巻までしか読めなかったが、何度かここに通って読み進めたいと思う。


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長屋 正隆
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