検索するとき、だれに頼るか
ジャパンナレッジ、というデータベースについて話したい。
これは、大学や研究機関などでおおく利用されている巨大な辞書のようなもの。僕たちは、なにかを調べたいときは無意識のうちに「Google」や「Yahoo!」などを利用する。でも、そこで出てくる情報はあまりにもおおいうえに信用に足るものばかりではない。
そこで、このデータベース。
世のなかにある辞書・事典とよべるものはすべてここにあるのでは、とおもわせるほどの完全装備。
ためしに「徳川家康」とジャパンナレッジで検索をすると、
日本大百科全書
世界大百科事典
デジタル大辞泉
日本国語大辞典
国史大辞典
日本人名大辞典
そのほか諸々と、紙の媒体なら家に運び入れた時点で床がぬけそうなほど数々の出典から通覧することができる。
いまは大学図書館で実際によく利用するのだが、いぜん歴史に今よりも凝っていたときに個人的に契約をしていたことがある。
画像は個人契約にかんするもので、+Rは通常よりも辞書・事典の数が格段におおい。有効に活用できるかたなら本をつかうよりもぜったいに捗るはずだからおすすめしたい。
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この話をすると僕は祖父のことを思い出す。
祖父はある一時期からパソコンにハマっている。たしかWindows90とかをいまだに使っているのでほとんどその機能はパソコンのそれとは違うのだが、ガラクタ屋さんにいって部品を買ってきては修理するみたいなことをして楽しんでいる。
そんな古い人間だから、何か調べたいことがあったときは書店で買ってきた「広辞苑第七版」を引く。
パソコンで検索することを覚えるまでは、あるいはそうなったとしてもずっと祖父は辞書を引くんだとおもう。
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彼女と歩いているとき、カフェに行きたくなったので僕は「Googleマップ」をつかって調べた。
一方の彼女は「インスタ」をつかっている。こっちのほうが最新の情報がおおくて、投稿を一気に見られるから効率がいいのだという。
使う人からしたら「なにを当たり前のことを」とおもうかもしれないが、僕は今までGoogleマップが最短で最良だとおもっていた。
もちろんGoogleマップがいいとか悪いとか、インスタがどうとかいう話をしたいわけではない。
世間はみんなインスタをただのSNSではなく検索ツールとしてつかっていることに気づかずにいたことが少しショックだった。時代に取り残されている感じがした。
「これでは、ジャパンナレッジをつかう僕がいまだに広辞苑をつかう祖父をみている構図とまるで逆ではないか。」
「知りたいこと」にいち早く到達できるソフトは、時の流れとおなじように一瞬で移り変わることを実感した。
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辞書を引く、という言葉がある。
なぜ「引く」なのか。辞書はそもそも「多数の語を収録し、ひとつの集合体としたもの」という記述がある。
つまり、「くじ引き」とおなじように「多くのものの中からひとつを引く」という意味につながる。
カフェ探しにたったひとつの正解なんてないのだが、信用できる情報を選びたい。