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フィジカル強めの2人

最近いろいろありました。
その出来事を書く前にすこし笑えた話を。
フィジカルとは…。



最近note書く時は音楽をおともに。新鮮。

2024年9月の私のメンタル。
ボロボロで油断すると泣きと不安に押し潰されそうになる。

夜中に必ず目が覚める。泣いて泣きつかれて、眠るを繰り返していた。午前中はすこぶる調子が悪く、何をしても何を見ても悲しくなる。

そんな私の姿をみると母は「泣くんじゃない!」と一喝してくる。

え?普通ここは慰めたり、そっとしておくことろじゃない?と泣き滅入りそうな私も泣くのを止める。泣きつづけてもロクな考えはでてこないでしょ!と鬼の様な形相。

いや般若かな?
不動明王かな?


きつく言われて気弱になると、更に泣くな!フン!と鼻息荒くなる。

世の心療内科の先生が母の対応を見たらどう言うのでしょう。
毅然とした対応で素晴らしいですね、と言うのでしょうか。

これが正解の対応なら世も末ですよね。

でも母が隣で一緒に泣き崩れていたら、目も当てられない。
だから泣くの止めてもらう為に、泣くなと云うのは1つの方法なのかもしれない。

いや実際、全然泣き止んでないけど。笑
ごめん母。



しかし怒れる母は、口とは裏腹に私にできる限りの事を尽くしてくれる。


イライラを抑えきれず私や周りにブチキレながら、精一杯駆け回ってくれている。
本当はキレたりせずに穏やかに振舞ってほしい。

マンガやドラマの中の破天荒な母親よろしく。
もう少し若く足が痛くなかったら、とんでもなく走り回るでしょう。
さらなるブチギレっぷりを解放し、不動明王さながらの出で立ちで怒りの矛先へ果たし状を叩きつけていたに違いない。

間違いない。
母はそういう母親だと思う。

でもキレる方向性は案外間違っていない、とは思う【わたし調べ】
たまにド派手に間違える。【家族調べ】

最低限、守るべきものを考えながら、キレてくれるので心強い1面はある。

だけどキレるタイミングが昔から本当に読めない。
いつもハラハラさせつづけてきた、マイペースな母。
9月に落ち込んでいた私は、母のマイペースに振り回されると程ほどに、気が滅入らずに済んでいる。


私の思春期の頃。親子が逆転したように母は家庭を顧みなかった。

家に殆どいなくて、たまに家にいても家族と一緒の時間を過ごさない。私はその頃、どう母に接していいか分からず苦手だった。

そのときの恩返し…。
歳を重ねた現在の母は、口癖のように言う。


私は今抱えている悩みを、身近な友人に話せなずにいた。

どうにも気が楽になる気がしないし、相手も気が重くなるだけな気がするし、相手の幸せな時間を壊してしまう気がして言えなかった。

でもたった1人。

似たような経験をしている友人がいる。
その子に勇気をだして相談する為に連絡をとった。ある程度、話を聞いてくれて相談にのってくれた。
最後にありがとうを伝えた。

すると

「私はどんな事があっても寝れるし、食べる。寝て、食べると大体回復してるんだよ!フィジカル強めなんだよね!」

フィジカル・・・!!!!!

サッカー選手、バレーボール選手、ダンサー、思いつく限りの程よい筋肉のついた人々がメリーゴーランドのように脳内をめぐった。

ちなみに言い放った彼女は現在、まったくスポーツをしていない。
むしろいい意味で可愛らしいインドア派。
フィジカルとは・・・。笑

スポーツ以外の場面でしかもこういう時に、フィジカルって使うんだと思ったら電話越しに2人で大爆笑した。しばらく泣いてばかりいた顔が引きつって痛い。

「この方が気が楽かなっておもって」

明るくさっぱりとした口調。
そう言う彼女の人生は想像絶する日々だった。

フィジカル強めと語る彼女は、淡々と私を思ってくれた。
過去の辛い経験とき、彼女に寄り添ってくれた人がいたそうだ。
「もし同じ様に困っている人がいたら、今度は私が誰かの為にそうしたいと思っていたの」

演技じゃない。
心底、心の真ん中から嘘偽りなくそう言ってくれている。
それが静かに伝わってくる。
本当にありがとう。

ちなみに私の母も友人と同じく、何があっても食べるし寝れるタイプ。
母も本当に戦ってくれて、ありがとう。



強さってなんだろう。

固い、頑丈なものをイメージしてきたけど、最近は穏やかさをイメージする。
自分を強固に頑丈にするより、人の為に強くいれるのは並大抵ではない。
精神的にも肉体的にもパワーが必要。

そういう意味ではフィジカルって表現がしっくりくる。
かっこいい生き方だと友人をみていて思った。

穏やかでいるには、自分がしっかりしないと粉々になってしまう。
今のわたしのように。

フィジカルが強めな彼女と食べた十割ソバと天ぷら。
しばらく食べに行けていない。懐かしい。

フィジカル強めな母と友人に支えられながら、私はなんとか自分を保っています。
悲観的になりすぎてもよくない、少しずつだけど立ち上がりたいこの頃。

のこり少ない2024年の目標は、よく食べてよく寝れるようになりたい。
そして人に優しくなれるくらいに、強くなりたい。



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chimo
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