日本科学未来館ビジョナリーラボ
日本科学未来館 常設展示ビジョナリーラボ第3期「セカイは微生物に満ちている」に関わったクリエイターたちによる、展示秘話や微生物との共生の実現に向けた記事を紹介します
ライター情報: 櫛田 康晴(くしだ やすはる) 科学コミュニケーター。大学院・研究員時代の専門分野は細胞生物学。本展示の展示ディレクションを担当。 展示空間にBGMは必要か? 日本科学未来館、3階常設展示フロアの奥まった一角。 「微生物多様性」の看板が目を引くその展示空間に行くと、どこからともなくギターの音が聞こえる。 特異な丸みを帯びた音色とゆったりとした曲調。 私はその音を聞く度に、一言では形容し難い、複雑な気持ちを抱く。 このギターの音は、常設展示「ビジョナリーラ
ライター情報: 櫛田 康晴(くしだ やすはる) 科学コミュニケーター。大学院・研究員時代の専門分野は細胞生物学。本展示の展示ディレクションを担当。 展示空間になぜ植栽が必要? 常設展示「ビジョナリーラボ セカイは微生物に満ちている」の一角には、そこが科学館の展示フロアであることを忘れさせるような、生きた木々に囲まれた森のような空間がある。 多様な微生物との共生をテーマにしたこの展示において、なぜこのような木々に溢れた豊かな自然環境を作る必要があったのか。その理由はシンプ
ライター情報: 岩澤 大地(いわさわ だいち) 科学コミュニケーター。大学院時代の専門分野は生態学。 本展示の企画・リサーチを主に担当。好きなぬか漬けの野菜はきゅうり。 どうも! 日本科学未来館の常設展示「ビジョナリーラボ」で企画・リサーチを担当した科学コミュニケーターの岩澤です。 この記事を読んでくれているみなさんはきっと、この展示を展示場やHPで既に見てくれていることでしょう(そうですよね?)。 【まだ見ていないぞという方はこちらから】 https://www.mir
ライター情報:小林 沙羅(こばやし・さら) 科学コミュニケーター。大学で分子生物学を勉強したあと、研究所の広報、フリーランスのサイエンスイラストレーター・アニメーションクリエイターを経て未来館へ。未来館では展示制作に携わったり、たまにイラストを描いたりしています。 今回の記事では科学コミュニケーターの⼩林沙羅が、展⽰制作現場の裏側の様⼦をお届けします。普段なかなか見られないディープな(?)セカイを覗いてみてください。 何から始まるの2022年3⽉12⽇、いよいよ施⼯がスタ
ライター情報: 櫛田 康晴(くしだ やすはる) 科学コミュニケーター。大学院・研究員時代の専門分野は細胞生物学。本展示の展示ディレクションを担当。 目に見えないものを表現するために 目に見えない微生物の存在を体感でき、微生物と人類が共存する未来イメージを喚起する展示とは、一体どんな姿かたちなのか? 2021年夏。私は回らない頭を掻きむしり、デスクにまた幾ばくかの微生物を振りまきながら、この難題に向かっていた―。 若手の微生物学者であり、本展示のビジョナリーである伊藤光平
未来館ビジョナリーキャンプ未来のビジョンを描き、それを実現するアイデアを考え、周囲を巻き込みながら自らも行動できる人=ビジョナリーとして集った15~25歳の若者たち。 2019年3月に未来館で行われたイベント、未来館ビジョナリーキャンプ。 現代の若者たちが未来を思い描き、行動を起こしたように、かつてそこにあった課題を見つけ出し、社会をよりよくするために率先して行動した人々もいたはずです。 キャンプに参加したデータ・アナリストが、あるアメリカ人の話をしてくれました。 その人
未来館ビジョナリーキャンプ未来のビジョンを描き、それを実現するアイデアを考え、周囲を巻き込みながら自らも行動できる人=ビジョナリーとして集った15~25歳の若者たち。「2030年に、私たちはどうやって気持ちや考えを伝えあっていたいか」を語り合うイベント「未来館ビジョナリーキャンプ」も、ついにファイナルプレゼンテーションを残すのみとなりました。 ビジョナリーたちはどんな未来社会をめざし、どんな方法でそこに向かいたいと考えているのでしょうか。 ビジョナリーたちの成長をお見逃し
未来館ビジョナリーキャンプ未来のビジョンを描き、それを実現するアイデアを考え、周囲を巻き込みながら自らも行動できる人=ビジョナリーとして集った15~25歳の若者たちが、「2030年に、私たちはどうやって気持ちや考えを伝えあっていたいか」を語り合う──。そんなイベント「未来館ビジョナリーキャンプ」が東京・お台場にある日本科学未来館で行われました。 3回目となる今回お届けするのは、"対話の場"をつくりだした制作チームの裏話。 「こんなイベント、やってみるかな」 そう思った皆
未来のビジョンを描き、それを実現するアイデアを考え、周囲を巻き込みながら、自らも行動できる人=ビジョナリーとして集った15~25歳の若者たち。「2030年に、私たちはどうやって気持ちや考えを伝えあっていたいか」をテーマに、ビジョナリーたちが立場や価値観の異なる人々と語り合いながら、未来のコミュニケーションを語り合う──。そんなイベントが2019年3月に開かれました。名付けて、「未来館ビジョナリーキャンプ」。会場はもちろん、東京・お台場にある日本科学未来館です。 連載2回の今
描いた餅は食べられない?絵にかいた餅を食べるにはどうすればいいだろう? そんなこと考えるのは、やっぱり空想癖が過ぎるでしょうか。 方法を思いついた!と言ったら、絵空事だと笑われるでしょうか。 絵にかいた餅を食べる方法を誰かが思いついたとき、たとえそれが粗っぽい思いつきでも、たくさんの人が意見を出し合ってそのアイデアを磨けば、「今はできない何か」をできるようにする、その道すじが見えてくるかもしれません。 周りを巻き込みながら"絵にかいた餅"を"食べられる餅"に変えてい
日本科学未来館が2018年からスタートした「未来館ビジョナリープロジェクト」のnoteです。公式HPの更新に伴いnoteを開設しました。プロジェクトに関する記事や、科学トピックス、制作プロセス、そしてスタッフや参加者であるビジョナリーの声をアップしていきます。できるだけライブな情報発信をしていきますので、プロジェクトのアーカイヴとしても機能させたいと思っています。 未来館ビジョナリープロジェクトとは?15歳から25歳を対象にしたエデュケーションプログラムです。これからの未来