【映画感想】 『美しき仕事』 Beau Travail - クレール・ドゥニの隠れた傑作
ああああああああ
良い映画を観た。
すごい映画を観た。
クレール・ドゥニってこういう鑑賞後感あるんだよなああああ
だから好きなんだよなあああ
捻りも変哲もない直訳の邦題だけど、ロゴすら美しい。
ロゴデザイナーの端くれとして惚れ惚れするタイポグラフィ。
そしてそして、主演はあのドニ・ラヴァン。
そう、カラックス青春三部作(『ポンヌフの恋人』『汚れた血』など)で有名なあのドニ・ラヴァンですよ!!!!
おっさんになってるかと思いきや、いやおっさんの役なんだけど、身体はキレッキレであのときのままなのよ。『ポンヌフの恋人』でジュリエット・ビノシュと踊り回る花火のシーンを思い出す。
これは、、、、ジャン=ピエール・レオーみたいに、おじいちゃんになったドニ・ラヴァンも観たくなってしまったよなあ。
監督クレール・ドゥニによると、彼のために書いた映画なんだそう。
大好きなんだね、彼女。
そして忘れちゃいけない影の王者、ミシェル・シュボール。
最近観たのだとフィリップ・ガレルの映画でマフィアと手を組んだプロデューサー役がどハマりしていたけど、今回の役もシビれるんだわ。
なんというか「この人には敵わない」感がとてつもないよね。
てなわけで、
女性がほとんど出てこない雄々しい映画だけど、
今までに650本以上観たわたしでも「なんだこの映画は」って、観たことのない映画という感じを与えられた大傑作、そして怪作。
もうこの公式サイトの映像だけでもシビれるから見て。
最高。
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