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【今更】 2023年の振り返り

2021年、2022年と、noteのようなブログこそやっていなかったものの、一言で振り返るならば「全力で人生の "最高" を更新した!!!」と言えるような一年だったのにも関わらず、2023年はそうもいかなかったので捻くれて振り返りのフの字すら行わずにいた。

GWに入って休暇に浮かれる友人たちのインスタを横目に、そういえばこんな充実した時間が2023年にあっただろうか?と記憶が曖昧になっていることに気づき、重い腰を上げて振り返ってみることにした。

大まかではあるが、わたしの2023年は3つの時期に分けられる。

1. パフォーマンス値マイナスの前職期

【要約】絶望期。

1月から4月前半まで、前職に在職。某航空会社関連のプロジェクトにアサインされるも、日に日にパフォーマンスは下がっていった。

そもそも2022年7月くらいから、それまで在籍していた某銀行関連のプロジェクトで文字通りぶっ壊れており、頭のネジの調子がちょっとずつ合わなくなっていくような、思うように成果を上げられない状態が続いていた。


今思えば自分のためにも会社のためにも、2022年7月以降は一刻も早く休むべきだったと思う。けどそのときにはすでに、「ぶっ壊れた自分に焦り、さらにその焦りがミスを生む」という最悪のループが爆誕していた。二年目で昇進したというプレッシャーも状況に拍車をかけていた。

その状態で続けていつか成果が右肩上がりになるはずもなく、最後のプロジェクトでも誰の役にも立つことができなかったと思う。マジで最悪だ。お客様・プロジェクトのためどころか、会社のためにも社会のためにもマイナスの存在 is 自分。自己肯定感-E。4月半ば、うつを発症。休職を開始。

引継ぎもまともにできなかったということもあり、社会人として最悪の自分を大いに責め、毎日泣いた。マジでつらかった。うつって言われるより「あなたはどこかのネジが外れちゃっただけだから、このお薬飲んでネジ巻き戻したら治るからね」くらいのことを主治医には言って欲しかった。


2. 頭とっちらかった引っ越し期

【要約】焦燥期。
休職しても「なにかやらなきゃ」の焦りで頭がおかしくなっていた時期。

働かないと、一日がなげえ。
労働が人生の暇つぶしなんじゃないかと本気で考えた。

ゲームしてみる。めっちゃ本読んでみる。
仏教入門書とか、HSP(Highly Sensitive Person)についてとか、その他心理学とか東洋医学とか、興味次第にありとあらゆる専門書を読み漁った。

もともと読書は苦手でないのでうつのくせにザクザク読めたが、どの本も「ふうん」と思うだけでなんにも面白くなかった。
むしろちょっと神経過敏なだけで「HSP」とか「繊細さん」とかそれっぽいパーソナリティが与えられることに勝手に一人で憤慨した。

引っ越ししてみる。

当時の家賃を払う余裕もなくなったため、実家へ引っ越すことを決める。

しかし、何をしたらいいかわからない。
電気は?ネットは?ガスは?水道は?鍵は?清掃は?
デカい不用品は?ゴミの出し方は?あれは?これは?

とりあえず近所に住むワゴン車を持つ友人にあらかたの処分を手伝わせ、おまけに冷蔵庫やチェストまで引き取ってもらった。
悪くはない冷蔵庫だったけど、今頃元気に稼働してるだろうか。

ありとあらゆる手続きに頭を抱え、色々な違約金を払いながら(当時住んでいたシェアハウスは2年契約だったのに1年で退居してしまったので違約金が発生したのだ)疲れ果てて実家へ移動した。


生活するってマジ難しい。

疲労困憊。

はあ。


3. 全力を搾り尽くしたマルシー受講期

【要約】詰め込み期。

もともと片付けが得意なわたしは、実家に帰ってさっさと身の回りの整理を済ませ、またも「なにかやらなきゃ」と悶々とした。

休職が終わったとて、コンサルに戻ってもお荷物になる未来がうっすら見えていた。というわけで方向転換を考えなければならなかった。

さて、せっかく休職したことだし、デザインでもやるか。

というか、しばらく月会費をドブに捨てていただけでSHElikesにはすでに入会しており、一通りの講義は受けていたのだ。


やべえなあ。

いままでドブに捨ててたお金、どうにか活かしてえなあ。

よし、マルシーやってみるか。

SHEに限らずどのスクールでも、この「未経験でも○ヶ月でWebデザイナーに!」みたいな文句はいつ見ても反吐が出るんだけど、元々はそれを受け入れて入会したスクールだ。
もちろん4ヶ月でプロになるとは思わなかったが、カリキュラムを見たところ納得感があったため50ヌンマンを支払ってマルシーを開始した。


結果的に、やってよかった。

まず、4ヶ月をカリキュラム通りに走り切ったという達成感がハンパなかった。

次に、当時苦手意識があったコーディングやPhotoshopの操作にも抵抗がなくなり、むしろ好んで取り組んでいけるようになった。自分の強みとなるデザインの方向性やツールも見つけられた

また、1on1コーチングといった、プロがキャリアの方向性や最近の所感についてコーチングを行ってくれるのを月一回ペースで受けられるサービス、豊富なイベントや卒業生とのチューター制度などを活用して自由なアウトプットを行うことができ、生徒同士の結束が強まると同時に自分の道標を見つけることもできた。


4ヶ月のコースが終わると修了証をもらえる


12月頭にマルシーを修了したため、その後の一ヶ月はほぼ燃え尽きたように食って寝て過ごした(もったいない)。

フリーランスとして活動することは決定していたため個人的に人脈を広げ始めてもいたが、それよりなにより休息したかった。


気がついたら一年が終わっていた。


いざ振り返ってみると、

マイナスの感情 8 :プラスの感情 2

くらいのバランスだったと思う。2の部分は間違いなく「デザイン楽しい」だろう。とはいえデザインは楽しいだけじゃなく、生みの苦しみもクライアントワークのプレッシャーも色々あるのだが。


得られたものは、

  1. 二度と会社に戻らない(戻れない)という強い意志

  2. うつを受け入れる自己受容(まだできてない)

  3. デザイン・クリエイティブで生きていくという希望

地味だけどこんなところだろうか。


地味だし、苦しかったけど、
ちゃんと「積み重ね」できてたって分かってよかったよ。


Emoru

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