【映画】 ファッション映画を観る週間
短い期間ではあったが、かつてわたしもファッション・デザイナーを生業とする教授に師事していたことがあった。「わたしには "ファッション" は無理だ!あまりにも向いてない!」と気づくまでに時間を要したが、今でも "ファッション" 業界は憧れの対象そのものである。
今回はそんな映画を観ていく。
#01 『ディオールと私』 Dior and I (2014)
監督:フレデリック・チェン
主演:ラフ・シモンズ(本人)
かつてジル・サンダーのクリエイティブディレクターとしてモード業界の第一線を走っていたラフ・シモンズが、初めてオートクチュールの世界へ飛び込み、初めての "ラフ・シモンズのディオール" のショーを準備するドキュメンタリー。
ラフ・シモンズはもちろん本人出演。コレクション準備期間のアトリエの様子をそのままキャッチできる重要映像がたっぷり。
オートクチュールやコレクション・ショーの現場、またはラフ・シモンズのこだわり(彼は現在自身のブランドを立ち上げて活躍している)を知りたい方にお勧めの作品である。
#02 『オートクチュール』 Haute couture (2021)
監督:シルヴィ・オハヨン
出演:ナタリー・バイ、リナ・クードリ
これもオートクチュールの現場を知るという意味で良い作品だが、ドキュメンタリーとは違い、フィクション要素が含まれる物語。
ヒロインのひとり、リナ・クドーリはアルジェリア系の若手女優。
彼女といえば『パピチャ 未来へのランウェイ』での熱演を観てから個人的にすっかりファンなのだが(こちらの作品でもファッションに熱を上げる女学生の役だった)、大人への対抗心を燃やす彼女の姿を本作でも観ることができる。良い女優さんである。
それにしてもお針子はすごい。特にオートクチュールなんて。
わたしが願っても持てなかった「黄金の指」。天性の器用さ。憧れるなあ。
#03 『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』 Westwood: Punk, Icon, Activist (2018)
監督:ローナ・タッカー
主演:ヴィヴィアン・ウエストウッド(本人)
パンク、ロック、型破り。
英国のモード界、だけでなくデザイン界にも大きな影響を及ぼした、ヴィヴィアン・ウエストウッドのドキュメンタリー。
個人的にはファッションデザイナーとしてだけでなく、環境活動家としての一面が彼女にあったことに驚いた。北極に行くなどしていたのだ。
「わたしが行動を起こすのはいつも未来への危機感から」
北極を訪れて環境の危機を感じたヴィヴィアンは、ファッションウィーク中なのにもかかわらず環境保護を掲げるデモに大きな横断幕をもって参加する。すげえ。
輝かしい歴史の裏の奮闘史だけでなく、
彼女本人の美しい姿を拝みたい人にも必見。
パワーをもらえる作品。
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