分からない・出来ないことを、そのまま放置する私
先週、会社の飲み会の場での話。正直、直接の上司との会話は、これから紹介する1幕のみ。だけど私は、そこから自分なりの思考を膨らませて辿り着いたプロセスについて発信したい。
私の上司は、仕事中の印象は特に、愛想が悪い。決して悪口では無く、単純に必要最低限の指示のみの会話なことが多く、基本的に無愛想な感じ。私個人としては、上司と部下の関係を既に1年半程過ごしているので、今更なんとも思っていない。しかし、別の先輩職員から見た時に『もう少し優しく指示出来んのか?』と思うことがあるらしい。最近、本人達が実際に話しているところみみたこともあった。そして、それと同じような内容が、この飲み会の場でも私を交えて話題になった。すると上司が、『俺がもし、m__lovemiに優しくしたら、コイツはきっと調子に乗る』といったニュアンスの発言をした。元々、口の悪い人なので、コイツ呼ばわりされることに対しても、私はなんとも思っていない。それよりも、『調子に乗る』の方が気になった。なので「何か実際にそう思われることがありましたか?」って質問した。すると上司は「具体例は特にないけど、そんな印象を俺は持っている。m__lovemiは頭が弱いから、同じことばかり聞くこともある。」と反応があった。
後半部分の上司の発言には、私自身も心当たりがあった。指示されることの『結論は同じ』だけど、『毎回そのプロセスに統一性が見えなくて』確認したり、経過報告したりしていた。なので私は、そんな【普段の私に対する上司の印象】であることは、【少なからず事実】として解釈した。直接的に指摘されることは今までなかった。だけど、先輩職員を交えた会話であったからこそ、上司の本音に近い胸の内が、垣間見えた気がした。『それを私は無駄にしたくない気持ち』もあって、自分の中で思考を膨らませた。
上司は、普段の私の働きに対して『無関心なようで、実は多少なりとも印象があるのだ』と私は思った。あえて言わないだけで、『そりゃ誰だって印象はあるよね』と納得する話。そして、そんな印象を与えた【自分】に目を向けた。『直接的にこれ!と言える具体例は無いのに何故だろう?』と困っていた矢先、次の日私は、また同じ指示を受けた。今回もまた途中段階で作業を止めており、更に翌日、上司から「昨日の指示の作業はどうなってる?」と確認された。私は、「途中段階です」と答えた。すると即座に「途中にしなくても大丈夫な手段をちゃんと教えてあるだろう?」と言われ、私も、それと同タイミングで「あ、これですね!これを見てやればすぐに出来ますね!」と会話が成り立ち、その後数分で仕事を終えて報告した。ということがあった。
飲み会での会話から間も無いタイミングな事もあり、私はハッとさせられた。上司は、私に対して『1から10まで事細かに教えるタイプでは無い』ことは、もちろん前から分かっている。このタイプの上司に対して、私は『分からなければ聞けばいいや』とか『指示されなことを自分で出来る範囲やればそれでOKよね』みたいな認識で仕事をしていたことを自覚した。『つまり何が言いたいのか』というと、『自分勝手に自分の上限を設定』して『上司(他人)を頼る気持ちが【前提】にある』ということ。そんな【私の甘えた思考】に対して、上司は『頭が弱い』とか『優しくされたら調子に乗る』なんていう印象になったのかな。と納得した。
というかむしろ逆に『1から10の重要箇所は、ちゃんと教えてくれてる』訳だから、『あともう少しだけ【自分の頭を使って考える】とか、【1から10まで自分で繋げる努力】をしてみたら?』って自分自身に向けて言いたくなった。だって、『あとほんの少しで【自分の力】で辿り着く』話な訳じゃん?『それくらい出来るでしょ?なんでやらんの?』みたいな『印象与えても仕方ない話よね』ってなった。
その『なんで?』の答えとして、我ながら心当たりがあるのは、タイトルの通り【分からない・出来ないことを、そのまま放置する私】の【性格】だ。めちゃくちゃ【自分勝手】な話、【他人任せ】な話。『私が分からない・出来ないままでも、誰か分かる・出来る人がきっといるよね。だから、そんな人達がいたら、きっとなんとかなるよね』みたいな甘えた思考。
そんな【自分勝手に他人に甘えた印象】について、今回たまたま、『上司の発言からの想像を膨らませた』ことで辿り着いた。直接的に言われた訳じゃないので、本当のところは正直謎のままだ。だけど、仕事に限った話じゃなくて、私生活の中でも十分な程に心当たりがある。つい昨日もあった。彼との予定を合わせて出かける話。彼の帰宅時間が未定なため、『分からない』と私は思っていた。なので、ひたすら家でくつろぎながら、最低限の家事をこなしつつ時間を過ごした。別に、家での1人時間が苦な訳では無い。なのにその癖、『彼が帰ってきたらこうしよう』みたいな自分勝手な予定を立てていた。『彼の帰宅時間を【分からない状態】のまま、【自分勝手に解釈】を重ねている』ということ。結果どうなったかというと、私の思考回路は『具体性に欠けていた』為、彼の帰宅時間は関係なく『余裕のないスケジュール』になってしまった。
自分の性格の新たな一面に【自ら気づいて実感した私】は、『今後同じことを繰り返したくない気持ち』がもちろんある。そのための【具体的な改善案】を、【自分に目を向けて】考えてみる。今すぐに出来る・出来ないの話ではなく、【大事なのは意識的】な話。色んなシチュエーションを想定したとしても『分からない』ことは、きっと誰だってあると思う。そんな時、【100%の気持ち】で【相手次第】【状況次第】を『理由にして考えしまう』と、【自分次第】な『実際の行動が起こしにくいこと』を私は学んだ。だから、例え【相手次第】【状況次第】の環境の中でも、そこから【自分次第】の『思考を見つけて実践する意欲』を私は今後大事にして生きたいと思った。【相手次第】【状況次第】な為【自分では分からないこと】があるのも事実。だけど、『それでも私はこうしたい!』みたいな【自分の意思】を『常に持って生きたい気持ち』に改めて気づくきっかけになった。そんな思考を『意識的に大事にして生きたい』と私は思う。