マーケットバリューが高い疾患になって思うこと
は!?
病気に、社会が求める物などあるはずなどない。
本当に?
何だろう。
社会全体が求める病気というわけではないが、患者数が多くて慢性の経過をたどる疾患となると、開発が進みやすい。
合併症が重いけれども、治療次第で防げるものは特に!
数の利......
未治療やコントロール不良だと、様々な命を脅かす合併症が起きる疾患となると、コントロールが良好なことを大人数の患者と患者家族、患者の友人や知人が求める。
すると、より良い治療の開発の需要が上がり、研究費を出す支援団体への募金なども集まりやすくなる。
同時に、既に10年、20年前と比較すると、想像を絶するほどの治療の進歩がある。
また、iPSに実用性があるかはさておき、その可能性は研究されている。
となると、発病したとしても、進行を遅らせれば苦痛や危険が増す状態に至る前に、画期的な治療法が開発されるかもしれない。
というか、厳密には、米国では既に随分と画期的でコントロールが良い治療が認可を受けている。
もしも、あと数年、上手く行ったら10年以上進行を遅らせるだけでも、ずいぶんと安全で快適な治療法がもっともっと選択できる可能性は大きい。
では、社会的に研究が進まない疾患もあるの? と思うのは自然なことだ。
希少疾患というやつは、やっぱり数の利がないからね……
残念ながら、製薬会社も医療機器メーカーも、興味を持ちづらい。
だって、新薬を開発したところで、売れる数などたかが知れているから……
ということで、一部の国では、国が積極的にこういう企業が興味を持ちづらい疾患の研究に研究費を出すんだけど……
ちょっと、残念な日本政府の将来展望が発表されちゃったからね……
研究費を減らす........と…
どうなることやら。
なので、マーケットバリューが高い(新しい治療法が開発されたら、それの消費者が多い疾患)に罹患したことは、まぁ、そんなもの発病しないに越したことはないんだけど……
けど、希望は結構あるようにも思う。
同時に、製薬会社も医療機器メーカーも、ガンガンに売り上げを上げられる慢性疾患だからね……
先日のセミナーを聞いた後では、もしかしたら「完治」の技術があっても、それは実用化されづらいかもしれないとも思ってしまった。
「薬剤や機械に依存して生活せざるを得ないが、生活の質は結構保たれて、合併症もかなり予防できる」がきっと、企業が目指す将来ではないだろうか?
一方で、患者は完治を目指したいだろう。
しかし、患者主体で研究費を集める国もある!
実際問題、将来は分からない。
健康な人が増えることは、社会的にも利益が大きい。
現在経済を支えている大企業や正解と太いパイプがある大企業の利益という奴は、無視しづらいのではないだろうか?
まぁ、これは、患者がハッキングシステムを用いた方が現在認可が下りている医療機器を使用するよりも病気の治療が円滑であるため、そのハッキングシステムを利用する患者が増加しているという米国のニュースを見たから生まれた発想でもあるのだけれども……
正直、完全に進行しきった病状になることが非常に嫌だ。しかし、病気の進行を遅らせらさえすれば、もし将来進行したとしても、そのころまでには容易な「完治」ないし「非常に安全で良好なコントロール」というのが可能かもしれないと思ったら、結構気が楽になった。
色々と考えは横道にそれてしまうこともある。
けど、希望はかなりあるだろう!
大丈夫、大丈夫!
今を精一杯生きよう!
そして、今を大切に生きよう!
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