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なんで海外に行こうと思ったの?
この質問を最近よくされます。
それに対し、私の答えは「生きた英語を学びたかったから」の一言。
英語の成績
学生時代の私の英語の成績は、5段階評価で限りなく2に近い3。
もしくはシンプルに2。
習熟度別にクラス分けされても、常に下のクラス。
単に英語が苦手な生徒でした。
そんな私がなぜ海外に行こうと思ったのか、
そして、なぜ行けたのかを解明していきます。
漠然とした憧れ
学生時代からホテルで働くことへの憧れはありつつも、
就職活動中の私はブライダル業界が第一志望でした。
ご縁あって、新卒でブライダル業界に雇っていただき、
社会人一年目から憧れのウェディングプランナーとして働き始めます。
当時は労働基準法に対しての意識が甘く、残業三昧。
自分の担当があれば始発で出勤し、終電で帰るのは当たり前。
打合せが遅くなれば終電を逃し、タクシーで帰ることもざら。
第三者から見れば過酷な労働環境と言われる環境でも
本当に毎日刺激があって楽しくて、天職だと自負していました。
社会人3年目にして、自身の頑張りが認められ、
チーフプランナーという役職をいただけました!
ただ同時に、自分自身の仕事と自分の力量に疑問を抱き始めます。
当時26歳。
こんな若造が次のステップに上がったらマネージャーになる。
いやいや、そんなのおかしいだろって自問自答をします。
マネージャーってなんか偉大で凄い人だと思っていたので。
そんなとき、
ふと学生時代に夢見ていたホテルでプランナーをやることを思い出します。
ただ、由緒ある日経のホテルではなく、
私が夢見ていたのはカッコいい外資系ホテル。
早とちりから生まれた奇跡
”外資系ホテルで働く=英語が話せなきゃいけない”と思い込んでいた私。
今考えてみれば、ちゃんと募集要項を見れば分かるのに…。
え?
ウェディングのみに関してですが、基本的に外資系ホテルでも英語は必須ではありません。
※ディレクター(部長)クラスになれば、Excom(上層部)でのミーティングなどは英語で行われるケースも多数のため、英語も話せた方がいいです。ただ、いちプランナーレベルでは、英語は必要ないです。
なぜなら日本のホテルで式を挙げる新郎新婦の95%以上は日本人カップル。そして国際結婚でもどちらかが日本語を話せるケースが絶対的なので。
言われてみれば納得ですね。
一歩を踏み出すきっかけ
ただ実際は、そんなこと調べもせず、純粋に憧れを思い描いていました。
漠然とそう思い描いていると、人は人を引き寄せる力があるなという実感をした経験があります。
それは、プランナー時代に働いていた会社の人事の方との会話です。
実際に次のステージへ進む具体的なヒントを得られた興奮から、10年前の会話を“自分フィルター”にかけて記憶しているのではないかと思い、この事実を人事担当の方に伺ってみました。
何よりもの驚きは、10 年前のこの小さな会話を鮮明に覚えていらしたこと。長年人事というお仕事をされているベテランの方なので、何万人とこのような対応をしてらっしゃるにも関わらず、
「もちろん覚えてるよ!だからいつもいつも応援してるの!あのときバンケ(※披露宴会場のこと)で話してたことを実現してくれたんだもん。」
自然と涙があふれました。
普段本社にいる彼女は、その日偶然にも事業所に出向いており、その事実を嗅ぎつけた私がその方へご挨拶に伺うという流れ。
内定者時代からお世話になっている方だからこそ、このとき本音を言えたのか、まだ私が青かったから、不躾にもこんなことを相談できたのかは分かりません。
適度に久々にお会いできた喜びとご挨拶を済ませ、
「実は私、次のステージを考えてるんです。外資のホテルで働いてみたいっていう夢があって。」
「なんで?」
「元々抱いていた夢っていうのもあるんですが、英語を学びたいし、使いたいし、海外に触れてみたいんで。」
「じゃ、日本飛び出して海外行っちゃいなよ!」
彼女が何よりもよく覚えているのは、めちゃくちゃ笑顔で相談してきた私とのこと。こういうときって、結構神妙な面持ちで相談してくるケースが多いのに、当時の私は満面の笑みだったそう。
「この子の笑顔を見てたら、絶対自分の力で逞しく切り拓いていくだろうし、この子のために何かしたい!と思わせる 魅力的な人柄で沢山の人に愛され助けてもらいながら海外生活を送っている様子が想像できたんだよね。」
とおしゃっていただきました。
このとき、人事という立場より、一女性として背中を押してくれたことに心から感謝しています。こんなにも短い会話で、人生が切り拓けた瞬間。
この日から、海外で英語を身に付けようと心に誓いました。
これが言うまでもなく、私が海外に行こうと思ったきっかけです。
このきっかけから、どうやって行動に移したかは別の記事をご覧ください。
(近日公開します。公開したら、リンクを貼りますね。)