『Spine』で遊びはじめた雑感
■はじめに
こんにちは、アニメとマンガの区別がつかない家庭で育ったので違いを明確に理解したのは中学くらいの頃だった気がする花倉みだれです。
そんな感じですが、この1年弱の間色々動かすことを楽しむことを覚えてきました。
『SRPGStudio』というゲームでフィギュア撮影してFE風のユニットにして遊んだり、
ガチャっぽいものにトライしてみたり
1枚絵投げるだけで動かしてくれるなんかすごいサイトで遊んだり、
『SpriteStudio』で絵を動かしてみたり……。
最近はその文脈で『Spine』というツールで遊んでいるので、その記録をざっくり残したいと思います。技術的な話はしません! 期待してたら損しますよ!
■Spineとは
2Dの画像をアニメーションさせるために使うソフトですね。先述の『SpriteStudio』や『Live2D』なんかと比較されていることが多い印象です。
余談ですが、実際に買う前提で調べ始めるまで私はずっと「すぴね」と読んでましたが、実際は「すぱいん(骨)」です。英語力の低さが切ない。イラストに骨(ボーン)を設定してアニメーションさせるツールなので、言われてみるとしっくりくるネーミングですね。
ツールごとの優劣は正直初学者にはわからないので、信頼できる口コミを元に「Unityにコンバート前提でプリコネ的なアニメを作れるツール」として決めた経緯があります。
『プリンセスコネクト! Re:Dive』広告。こういう感じのSDキャラのゲーム、スマートフォン向けだと多いですね。今から触ってデベロッパーで実務で……という色気は正直ないですが、どんな感じに動かしているのかなみたいなのをイメージできるのは知識欲的なものが満たされて楽しいです。
■実際触ってみて
参考書として以下の2冊を見ながら理解を進めました。
体系的に勉強できる、という意味と印刷の手間がない点で、紙の本でハウツーが出てるのは結構大きいアドバンテージだと思いました。
読みながら触ってみて、かつわからないところを適宜ggったりする中で、画像をアニメーションさせるための設定方法、アニメーションを実際に作る際の操作の基本的な部分については理解できたかなと思います。
用意してもらったオリジナルキャラの素体。バレンタインのプレゼントとして「プリコネ」風のSDキャラクターのイラストをくれました。専用フリー素材ありがたい限りです。
これが、
こう!(デカい)
そして走る!(デカイ!)
かなり拙い感じは否めないかとは思いますが、動いてますよ! 動いてる!
この感動はなかなか大きいです。すごく楽しい。
「実際触って見た感想」としては「思ったより簡単にできる」「思ったより大変」という相反する感想が出てきます。
ツールそのものは、本も出てましたし基本的な設定~操作そのものは想像していたよりずっと直観的でした。意外と簡単!
一方で、思ったように動かすのは思ったより難しいです。
上の2つでも丸一日くらい使って、それでもなおかなり違和感拭えない感じですからねぇ。
アニメーションやってる人たちってのは本当にすごいんだなぁ……と実感しました。
■Unityコンバート
Unityに持ち込めるアニメーションを作りたい、というのが目的の1つでしたが、これも一応無事にできました。
クリア時っぽいポーズとか作って切り替えたりしたい。あるいは攻撃・ジャンプでアクションとか……夢は無限に広がります。
■総括
決して安くないツール(フル機能で約30k)ではあるのですが、現状全く後悔はしていません。
なんだかんだと、自分(で描いたわけではないですが)の絵を自分で動かせる、というのはかなりの面白さがあります。
何より、現在流通しているゲーム「っぽい」絵作りできるのはすごくテンション上がりますね。
これからもちょくちょく触って遊んでいきたいなと思います。
「両目は片目ずつに分けてくれるとウインクとか出来て楽しそう」「この膝の関節曲げるとはみ出るから少し削ってほしい」「リボンは固定したいけど鈴は揺らしたいからレイヤー分けてほしい」「お嬢笑いしたいから手の裏側の差分がそれぞれほしい」
みたいな素材の不足感も、実際触り始めてから色々と湧いてきます。
こういう気付きの繰り返しの中で、一発で欲しいものを頼める側になるのかな、とも思いますし、そういう気付きもすごく楽しいです。(頼んでいるのは申し訳ないですけどね)
私は本当に絵が描けない(楽しく描く、というところがまず遠い)ので、アニメーションも生涯縁がないものと一時期は思っていました。
それが気軽に色々遊べるようになるなんて、いい世の中です。
やったことないけどやってみたら楽しいこと、って本当にやりきれないくらいにたくさんありますねぇ……。