エッセイ完結のお知らせとお礼
こんにちは。
ここまで私の面前DV体験と人生についての話を読んでくださってありがとうございます。33歳までの実録と、近況を書けたところで、ちょうど人生の話が全部終わったので、これで連載は終了とさせていただきます。
実は先日、テキスト作業をするために使っていた5年物のパソコンが壊れてしまいました。データはSDカードに入っていたので大丈夫だと思っていたのですが、不運にもそのSDカードが新しいPCで読めない状況となってしまいました。以前のPCが壊れた時に、ちょうどそのSDカードを開こうとクリックした時にクラッシュしたので、SDカードも逝ってしまったようです。
ただ、5章の終わりまで掲載できたタイミングでよかったと思います。
実は最初から5章までの掲載にしようかと悩んで、「いや最後までのせちゃえ」と決断したところだったのです。まさに運命ですね。
ここから先は、「改めて面前DVについてのまとめ」「父と母の育った家庭について」「兄弟の仲が悪い話」「面前DV仲間から聞いた壮絶な体験談」「結局離婚しなかった実家の今の様子」「家族の幸せとは何か」「私がたどり着いた答え」といった構成になっておりましたので、残りはほんの10話くらいだったのです。しかし、ここから先は「私の意見」が中心ですからね。私は5章までの「事実」が伝わればそれで充分です。
最初にお伝えした通り、ここに掲載していた文章は「完成原稿」であり、「いらなくなったもの」です。
2019年にある出版社から「虐待関連の本を出したい」と声がかかり、書いたものですが「あなたは全然殴られていない。もっと悲惨な人を見つけたのでなかったことに」と言われて、お蔵入りしました。元々文章力がある方ではないし、まだ一度も編集者に見てもらっていないので、下手くそなまま掲載して申し訳ありませんでした。
でも面前DVは決して「殴られていないから悲惨じゃない」のではありません。「直接攻撃をされていないからつらくない」のではありません。
私は、自分の体験を伝えることで、それを伝えたかったです。そして、もし自分の体験が本になったら、「面前DV」なんて言葉を知らなかったけど長きに渡って被害を受けてきた人に、苦しみの名前を伝えることができると思っていました。そして、いずれは被害者だけでなく、もっと広く面前DVという言葉を知ってもらい、一件でも多くの虐待を減らしていきたいと願っていたのです。
最初に声をかけてきた会社に捨てられたあと、自力で原稿を完成させて、いろんな出版社さんに自分でアプローチもしてみましたが全滅でした。理想的な結末を迎えられなかったことに対して、読者の皆様に申し訳思います。
(正直、変なところからは何度も声がかかったのですが、ネットで調べてもHPも出てこないようなところばかりで断り続けていました)
そこで、出版を諦めてから、noteへの掲載を始めたのです。
と、同時にSNSも始めTwitterは2000人以上のフォロワーを獲得しました。noteも200人越えで、嬉しいです。いつも沢山のスキをありがとうございます。
多くの方がTwitterのリンクからこの記事を読んでくださり、スキやコメントやサポートを下さり、心から感謝申し上げます。
Twitterのフォロワーが増えたおかげでいいことが沢山あったんです。
まず、HPから寄稿や取材の申し込みが格段に増えました。本当は虐待関連の討論会のようなものにも招待されたのですが、コロナで中止になりました。
そして、動画の再生回数が1000回を超えています!無名の素人としてはすごいことだと思います。ありがとうございます!多くの方が「ナレーションがよい」と言ってくださったのですが、あの声の主は、私です。
それがきっかけでラジオ出演も果たしました。面前DVについてお話ができました。
これでエッセイの定期更新はなくなりますが、私は面前DVを世に知って頂く活動をやめるつもりはありませんので、書きたいことがある時に記事を書きます。よろしければこのままnoteをフォローしていてほしいです。
また、Twitterもまだまだ更新を続けるつもりです。年末に数分でパッと作った画像を上げたら好評だったので、今年は少し図解のようなものを載せて虐待の話をしていけたら、より多くの方に見てもらえるかな、と考えています。
今回データがふっ飛んでしまったことで「せっかく書いたのに世に出せなかった」という執着の気持ちが消えたので、とてもすっきりしました。沢山の人に見ていただけましたし、大満足です。新しいことで頑張るぞ!
本当にありがとうございました。
どうぞこれからも私の「面前DVの啓発活動」を応援してください。
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