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20240918 ぐちゃぐちゃな心でも

日付が変わったばかりの頃に目が覚めた。21時に一度寝て、3時間そこらで起きてしまったのだ。シャワーを浴びる前だったので正直救いだった。そこからは全然眠くならなくて、ダラダラとテレビを眺めたり、同じくらいの時間に起きてしまったパートナーとゲームをするのだけど、どうにもメンタルが本調子じゃない。小さな子どもかと思うほど、ゲームでキレ散らかして喧嘩。むすむすとしたままシャワーを浴びると一人大反省会が始まる。

どうして私は二人で気持ちよく過ごせないんだろう。ネトフリを観る以外ほとんど共通点がないのに、珍しく一緒にできるゲームも不機嫌になってばかりで楽しく過ごせない。
喧嘩したときに「まりとは何もできないね」と言われて、言い返せなくて大人げなく「そうだよ。楽しくできないんだから一緒にしなければいいじゃん。ずっとそうだったでしょ」なんて嫌な返事をしてしまった。
最高に嫌な女である。思い返しても最高に嫌な女だ。

そして、こういうときは芋づる式にネガティブがずるずるっと引っこ抜かれる。
あれは嫌だな。これは嫌だな。今の生活は嫌だな。今の自分は嫌だな。
どんどん容赦なく心が沈んでいって、また大人げなくぽろぽろと涙が出てきてしまう。
こんな苦しさは本望じゃない。苦しさのベクトルを変えなくちゃ。

昨日、心に決めた一日のタイムスケジュールを設計するという目標を有言実行。
最初だからあまり厳しくしすぎず、ゆとりを持ったタスク量と時間設定にする。
手帳にはタスクを書き出して、3号(三つ子の三女の通称)からお裾分けしてもらった可愛いメモ帳に時間とタスクを書く。書いた紙は、いつでもチェックできるように卓上机に貼った。

白湯を作って、お香を焚いて、いざ、仕事スタート。
そんなこんなでいつもより時間を有意義に使うことができた。気分はいつもより軽い。苦しくもない。もう少しかつかつに決めていってもいいかも。

タイムスケジュール設計は心を救う。
ほんの少しだけ、自分を好きになれた。

そういえば、大学時代は一日一ページの手帳を使っていた。分刻みの予定も大してなくて、紙ばかりを無駄にしてしまうから一日一ページはやめて、手帳にタスクのみを書き込んでいるけれど、正社員と個人事業主でマルチワーク生活になってからは、いろんな締め切りの逆算で時間を区切って、一日に複数のタスクをこなすことも増えた。
学生時代は上手く使いこなせなかったけど、今度から手帳の中身は、一日一ページで作っていってもいいかも。
5年ほど手のひらサイズのロルバーンのリングノートを使っているけど、タスクの多い日は一日一ページ。休日などの何もない日は二日分一ページとか。融通を利かせるなら、そろそろシステム手帳デビューした方がいいのか……。悩ましい。
バイブルサイズとミニ6サイズを所持している2号に中身を見せてもらってからもう少し考えることにしよう。
手帳を変えるのは2025年からかな。まだシステム手帳デビューするかは決めていないけど、来年が少し楽しみになる。


息をするように、仕事の合間にInstagramを開くと通知が幾らか溜まっていた。一人大反省会をした後、自分の胸の中だけでは抱えきれずストーリーに吐露した文に、いつもよりみんなが「いいね」を押してくれていたのだ。

最近、物凄くモヤモヤモヤモヤ。
家がまるで鳥籠に感じる。自分の力で出れるのに、出れないと思い込んで籠の中でうじうじしてる気分。

まだまだ今の生活に満足してない自分がいる。掴んでた自分が空っぽに感じてきて、必死で自分の中身を探してる。
人と会って、その人を見つめて、巡り巡って自分を知ることの機会がぐんっと減って、他のことも自分のことも分からなくなり始めているようなそんな気持ち。

数えきれない多面体であるはずなのに、特定の数量の面しか常に自分を照らしてない気がして、いろいろと見えてきた面々を忘れていってるよう。

私は何がしたいんだっけ、何に幸せを感じるんだっけ、そもそも私にとっての幸せの定義とはなんだっけ、どうやって生きて、どうやって死ねば納得いくんだっけ。

私が私を見失ってる。前までは溺れてるみたいだったけど、それとはまた違う不安の情景がある。

きっとまだ私はコンクリートの中にいて、分厚い天井に頭を打ちつける前にいる。血が出ても歯を食いしばってもがいてその天井をぶち破りたい。そして、根を張り、太陽を見上げて咲きたい。毬花の「花」はそういう花でしょう。

今の自分があまり好きじゃないのかも。自分を好きになれる自分でいたいから、自分で鳥籠だと思ってるその籠の扉を開けてみたいな。

こんなうじうじの文でも、赤裸々に弱音を吐きながら自分と向き合う過程を表現してよかったなと「いいね」と共に思う。今日の「いいね」は「一緒だよ」なのか「頑張れ」なのか。自分都合でエールとして受け取った。みんなありがとう。

久しぶりに涙が出ちゃうほど落ち込んで、もがいてみて、私はいつも、ありのままに自分のことを言うには躊躇してしまう感情たちを詩や情景に例えた文章を殴り書いて昇華させていたことを思い出した。いつだって、この激しい情緒の乱れが私の創作の原点だった。本当に苦しくて長い夜だったけど、これは思い出せてよかった。

心が幾分軽くなった午後、午前中に届くはずだった荷物が届いた。
5,6年履き倒した革靴の代替えで、新しくスクエアトゥのブラウンのヒールローファーを買ったのだ。
これまで靴は黒ばかりで、今回のブラウンは私にとっては大冒険。開けると想像以上に可愛くて、少しだけ姿見の前に立って一人ファッションショーが始まる。
妥協せずにじっくり悩んで買ったのは久しぶり。大正解! おめでとう! と頭の上でベイビー天使が花びらを振り撒いてくれている気分だ。

夜は自家製塩麹でもりもりと野菜を食べた後は眠くなって、ソファにもたれて口をぱっかーんと開けて寝てたら、ベチンッとパートナーに叩き起こされた。
「風呂沸かしたから入れ」とブスッとして言われたけど、違和感。いつもシャワーで済ませているのになぜ、忙しい平日の今日、お風呂を沸かしたのか? 訊いてみると「まりが疲れているから」と淡々と返ってきた。
嫌な態度をとったまま謝ってもいないのに、憎たらしいはずの彼女のために仕事で疲れた体で風呂掃除をしてくれたのか。
本当は抱きつきたいくらいだったけど、きっと嫌がるから、深々と腹の底から「ありがとう」を言った。
無器用な優しさだ。今度は私が優しさを届けていきたい。ありがとう、T。
実はまだごめんなさいが言えていない。新鮮なうちにごめんなさいが言えるようになりたい。

陽が上がってからは気持ちよく過ごせる時間が多かった本日。明日も気持ちよく過ごせるように準備をしよう。

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屈橋毬花 | 【紙に月】
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 自分の記録やこんなことがあったかもしれない物語をこれからもどんどん紡いでいきます。 サポートも嬉しいですが、アナタの「スキ」が励みになります。 ……いや、サポートとってもうれしいです!!!!