見出し画像

コロナ禍✖️就活

リーマンショック以来の買い手市場になるらしいですね。

僕も以前は大きな会社で3年ほど新卒採用に携わっていたので、新卒採用が大変な時期なのはなんとなくわかります。
11月時点での内定率は5年前と同水準なので、そこまで酷い状況だとは思えないが、、今の就活の辛さは今の就活をしている人にしかわからないのできっと大変な人には大変なんだろうなと思います。

そして、就活について個人的なこと、勝手に思った事を書いていきます。

僕が就活をしていたのはリーマンショック後でした。
就職した大学の先輩が青ざめた顔で解雇を告げられたと言っていたのを忘れられません。僕は50社目から不採用通知をもらった後は、数えるのをやめました。友達もみんな落ちに落ちまくって、鬱病になった人もいましたね。

そこから僕は社会や会社に対しての不信感というか、、脆さや不完全さを考えるようになりました。

で、最初に感じたのは憤りでした。
中学高校大学と誰かが僕たちのことをよくしてくれていたのに、急に、面接であなたは必要ありませんね!不採用でーす!お先真っ暗でーす☆って社会から言われたわけですから、、、ちゃんと評価してもらいたいとか、チャンスは平等に与えられるべきとか、1年違うだけで不公平だと思ったんです。

だから社会を恨み、会社なんて信用できないと考え、自らの正当性を確信できるような資料をたくさん探し、そして当時の日本政府を批判していました。

そしたら!!なんと…!!

現実は何も変わらなかったです。

文句を言っても、自分を正当化しても、他人が悪くても

現実は何も変わらなかったです。

それは今の就活生も同じなんだと思います。
そしてすごく大変で辛いと思います。これから就活を始める人もとっても大変だと思います。

だけど、現実を恨むのはやめた方が良い。
何も変わらないからです。

そこから僕はいろんなことを勉強しました。
特に社会や経済、ビジネスを中心にすごく勉強しました。
そこでわかったのは、中学高校大学でみんなが僕によくしてくれていたのは、僕がお客様だったからでした。

スーパーにお買い物へ行くと店員さんはみんな優しくしてくれます。それは僕がお客様だからです。学校も同じです。お金を払えば教育というサービスを提供してくれる場所です。

そして、就職するということは何かしらのサービスや商品を、価値を創造して提供する側になるということで、僕はそんなことも知らずに就活をしていました。
今になって思えば、うまくいくわけないですね。笑

そして、就活を総括すると運が良かったと思っています。

理由が2つあって、その1つは勉強する癖がついたことです。

学生時代にやっていたのは、誰かがカリキュラムを考えて、適切なタイミングで適切な指導方法を用いて税金と親が払ってくれたお金で行ってくれた行政サービスであり、将来の労働力確保のための国策に過ぎない。
本当の勉強とは、自分の人生を豊かにするために、なりたい自分になるために能動的に行うとっても楽しいことです。
それがわかっただけでも十分な収穫だったと思います。

もう1つは、あの時の経験から人の居場所を作れる人になるために生まれたきたんだ。という自分の人生で成し遂げるべき目標がわかったこと。
だから僕はお金なんて最低限で十分だし、見栄を張る必要もないし、欲も最小限で済む。自分の人生の意味がわかっているから、必要なものとそうでないものが瞬時にわかるのはとっても楽に生きていけます。

それはとても運が良いことなんだと思います。

今回のコロナ禍でたくさんしんどい思いをすると思いますが、その中から自分の人生の意味が見つかるといいなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?