上から読んでも下から読んでも

私の名前は上から読んでも下から読んでもおんなじだ。
名字を入れたら、おんなじにはならないが。

私の名前は、数字にできる。
例えば、なつみちゃんが723、さとしくんが3104、というように。
これに関しては、名字も数字にできる。

私の名前は、国民的少年マンガのヒロインとおんなじだ。
漢字は、違うけど。
彼女と同じ名前というのは、嬉しくもプレッシャーだ。

私の名前は、名字にもなりうる。
私の名前を名字に持たない旦那さんを探さなければ、ふざけた自己紹介になってしまう。嫁入りをする場合ね。

私の名前は、あらゆる地名、施設名、学校名などについている。
小学生くらいの時は、いじられがちなネタ。

私の名前は、珍しくない名前。
芸能人でも、知っているだけでも10人くらい。

ここまで、名前を出さないと名前を出したときのガッカリ感がないか心配だ。

ここに書かなくとも、タイトルかサムネイルの部分で見ただろうか。
文章を読む前に名前を見る人は、どれくらいいるのだろうか。

私の名前の由来は、

南の島の温暖な気候のように、明るく元気に育つように

とのことらしい。
小学生のときに学校の宿題で母に聞いたため、うろ覚えだがこんな感じ。

高校のときにタッチの南ちゃんに似ていると言われたらしい母が、「みなみちゃん」という名前をつけたかったらしい。
ただ、名字が同じく漢字一文字なため、バランスをとって「南」に一文字漢字を足して、二文字で「みなみ」になった。

小学校の頃は、クラスの男の子たちに「南の島のカメハメハ大王」なんてからかわれてしまい、自分の名前を口に出すのが嫌だった時期も。

私は自己肯定感が低く（これは改善中）、常日頃自分の嫌なところばっかり考えてしまいがちだが、そんな私でも自分の名前は大好きだと胸を張って言える。

ただ、名前は両親から与えてもらったものだから、”名前負け”なんて不名誉なことを言われないように、自分磨きを続けていきたい。