紅葉の城と宮

九條です。

今日（2022年11月19日）は、午後から大阪城公園へ紅葉を見に行きました。

大阪城公園
大阪城公園は、大阪市中央区ちゅうおうくにある大阪城の天守（以下は慣例に従い「天守閣」と表記します）を中心とした広大な史跡公園です。紅葉の見ごろはやや過ぎていましたが、それでもまだまだ色づいた樹々が綺麗でした。

とても天気が良かったので、紅葉の下でシートを広げてお弁当を食べている家族連れやカップルを何組も見かけました。

では、写真を…。

大阪城公園の入口（南東側メインゲート）

公園内を天守閣に向かって進みます

堀と紅葉（画面左側の外に天守閣があります）

紅葉の間から遠くに天守閣が見えます

公園内を散策します

木漏れ日が美しい

綺麗な紅葉

紅に燃ゆる葉

大阪城公園は、とても広くて緑豊かな公園です。大都会の摩天楼の真ん中にあるとは思えないほどの自然。空気が良くて、人が少ないところではマスクを外して深呼吸をしました。

３時間ほどの森林浴。土や落ち葉や樹々の香りに包まれて気分爽快。生き返ったような気持ちになりました。

大阪歴史博物館
大阪城公園の隣（南西）には大阪歴史博物館とNHK大阪放送局があります。この大阪歴史博物館とNHK大阪放送局が建っている一帯は、飛鳥時代の頃の難波長柄豊碕宮なにわのながらのとよさきのみや跡および奈良時代の難波宮なにわのみや跡とされている場所にあたります。

※難波宮なにわのみやの大極殿だいごくでん跡（基壇きだん）は、ここからさらに300mほど南東へ行ったところに復元されています。

NHK大阪放送局（左）と大阪歴史博物館（右）

大阪歴史博物館

大阪歴史博物館の南側には高床式の倉庫があります。この倉庫は難波長柄豊碕宮なにわのながらのとよさきのみやよりもさらに古い、古墳時代（５世紀頃）の大規模な倉庫群の遺構である法円坂ほうえんざか倉庫群（『日本書紀』に記されている難波屯倉なにわのみやけではないかとする説もあります）のなかの１棟を復元したものです。

復元された古墳時代の高床倉庫（南から）

復元された古墳時代の高床倉庫（南西から）

大阪城公園へお越しの際には、あわせて大阪歴史博物館へも行かれると良いかなと思います。

大阪城公園
JR大阪環状線「森ノ宮」駅／大阪メトロ各線「森ノ宮」駅３-B出口からすぐ。

大阪歴史博物館
大阪メトロ各線「谷町四丁目」駅９号出口からすぐ。

※大阪城公園から大阪歴史博物館までは徒歩約20分（地下鉄で１駅）です。

（※写真はすべて2022年11月19日 九條正博 撮影）

【難波屯倉・難波宮跡等について参考にした文献】
◎直木孝次郎「難波長柄豊碕宮と最近出土の木簡」『東アジアの古代文化』2000年
◎仁藤敦史「古代王権と後期ミヤケ」『国立歴史民俗博物館研究報告152』2009年
◎栄原永遠男「難波屯倉と古代王権―難波長柄豊碕宮の前夜―」『大阪歴史博物館研究紀要15』2017年

など。

©2022 九條正博（Masahiro Kujoh）
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