花嫁の母ダイエットは最高のモチベーションだ
間に合った! 1年で15Kg痩せた。これで人生の大イベントの一つ、「花嫁の母がアザラシ」問題を何とかクリアした瞬間である。
結婚式は新郎新婦(特に新婦)が主役なのはもちろんだが、新婦母も重要な脇役である。
花嫁の経年劣化を想像させる要因だからだ。ビフォアアフターが一目瞭然で辛い。
せっかく花嫁マジックで自分史上最高に綺麗になっても、新婦母が海獣系だと「今はいいかもしれないけど、将来アザラシなんでしょ」と諸行無常を感じさせる気がする‥。
人生一度(予定)の結婚式
油断していた娘の結婚が決まった。紆余曲折?あったらしく、まだ余裕があると思っていたのに。
ダメなら次行くわ-と男前発言に安心していたら、まさかの決定だった。
一人娘なので、多分人生一度の結婚式であり、新婦母の予定である。
結納は当然結婚式前だし、相手のご両親とも初顔合わせになる。
今のサイズのフォーマルウェアを買うのが嫌さに、着る服が無いから駆け落ちしてもいいのよっと、やさぐれてしまう。
レンタルドレスを検討してみたが、やはりサイズが無い。
先ずは結納を最初の目標として、こちらは人生何度目かのダイエットだ。
エンジンがかかった瞬間である。しかもロケットエンジンだ。
情報が戦を制す
最近のダイエットの主流は糖質制限のようだ。知人も何人か糖質制限で激やせしている。
この年齢になると中々体重が減らないので、素直に素晴らしいと思う。しかも割と皆短期間で痩せている。
でも糖質ラブの私としては、一番苦手な方法である。私の体は糖質で出来ていると言っても過言ではない。
普段なら話を聞いた時点でくじけている。一生低糖質な食事なんて耐えられない。絶対にリバウンドするに決まっている。
リバウンドすると、もっと太る体質になるんだって。我慢し損じゃない。ケッ
でも今の私にはスピードこそ命である。例えその後リバウンドしても、結納&結婚式に間に合わないと困るのだ。
もちろん健康を損なうようなものは本末転倒だが、娘に恥をかかせたくない一心で、アクセルを踏み込む。
とにかく「痩せる」「ダイエット」などのワードで検索しまくり、テレビの特番があれば必ず観た。
書店に行けば棚ごと買う勢いで情報を集めまくった。
不味い事が助けになる?
糖質ラブとしては、少しだけ食べるというのが辛い。断食をしたことがあるが、辛いのは断食より減食期と復食期だった。
そんな私的ランキング1位 食欲減退した炭水化物は‥。
もち麦
もち麦も種類があって、これは私にはきつかった。痩せる事が目的なのでもち麦100%で食べる。(茹でて汁ごとお粥にする)
茹でこぼすと食べやすくなるらしいが、もち麦の最大の効能である、β-グルカン(水溶性食物繊維)が流れてしまうではないか!
自他共に認める食いしん坊だと思っていたが、ニオイが鼻についてほとんど食べられなかった。
自然と食べる量が減って助かった。
しかも腹持ちが良いので、ある意味ダイエット最強食材だと思う。
好みの問題なので、知人達は美味しかったらしい。
私はダイシもち麦は美味しくて食べてしまうので、ダイエット中には不向きだった。
運動で痩せる?
大人女子お勧めのカーブスにも通った。
女性専用の軽いジムだが、最高年齢90歳代の方もいる。
引きこもり主婦としては、通うだけでもグッタリしたが、終わった後の自分へのご褒美のコロッケとビールも我慢した。
毎月計測があり、これも励みになった。週3回以上通うことを目標にしていた。
アザラシから老舗旅館の女将に変身⁉
着物にもサイズがある。結婚式場で黒留袖も借りたのだが、当初のサイズより1年後、2サイズダウンした!
黒留袖マジックとプロメイクでちょっぴり細く見えると思う。(自画自賛)
まだまだ自前の肉補正用のタオルはいらなかったり、腰紐の長さが足りずに、急遽ガーゼのひもを継ぎ足されたり、と心を削ることもあったが、何とか脇役としての新婦母は格好がついたのではないか。
もうアザラシじゃないの。この貫禄は老舗旅館の女将もかくやだと、親戚中で評判でしたわ。おほほ
次なる「エンジンがかかった瞬間」は
ダイエットやるやる詐欺な私だったが、娘の結婚が決まったことで追い込まれてエンジンがかかった。
夢がある、目的がある、追い込まれる‥。
エンジンをかけても目標がないと、ただのアイドリングである。
目的とエンジンはセットになってこそだ。どちらが欠けても前には進めない。
次なる目的は孫との写真撮るぞダイエットになる予定だ。
抱っこ写真の二の腕を見たショックが、新たな「エンジンがかかった瞬間」である。