noteのフォロワー数推移をGoogle Apps Scriptでモニタリングする方法

フォロワー管理の重要性

noteを始めて半年以上経ちました。ありがたいことに、フォロワー数は430人を超えるまで成長しました。しかし、noteの無料アカウントでは、現在のフォロワー数は分かりますが、時間の経過とともにその数がどう変化したかをグラフで確認することができません。

この情報は、コンテンツがどれだけ受け入れられているか、またどのような投稿がフォロワー数の増減に影響しているかを理解するうえで大切です。フォロワー数の増加は、コンテンツがより多くの人に受け入れられ、影響力が広がっている証です。逆に減少していれば、改善点がある可能性が示唆されます。こうしたデータを追跡・分析することで、コンテンツの質を高め、効果的なコミュニケーション戦略を立てられます。

しかし、noteの無料アカウントでは詳細な分析が難しいので、多くのユーザーが外部ツール(例えば、UserLocalなど)に頼らざるを得ません。

一部にはフォロワー数推移をグラフ表示する機能がありますが、使い勝手に問題があったり、ニーズに完全対応しているツールを見つけにくいのが実情です。これが、自分でフォロワー数を管理するシステムを作りたいと考えた主な理由です。

このシステムをGoogle Apps ScriptとGoogleスプレッドシートで実現する方法は、初心者でも簡単に取り組めるほどシンプルです。技術経験が少なくても、この記事に沿って作業を進めれば、自分だけのフォロワー管理ツールを作成することができます。この記事を通じて、多くのnoteユーザーの方に、フォロワーの推移を追跡するプロセスを分かりやすく解説し、誰でも手軽に利用できるようになってほしい、それが私の願いです。

GASとスプレッドシートを使ったシステム紹介

フォロワー数を簡単かつ効率的に管理・追跡するために、Google Apps Script(GAS)とGoogleスプレッドシートでシステムを構築する方法を紹介します。このシステムなら、技術知識が少なくても設定でき、日々のフォロワー数変動を自動記録し、推移を視覚的に確認できるようになります。

１．Googleスプレッドシートの準備

まず、フォロワー数データを記録するスプレッドシートを作成します。シートには日付とその日のフォロワー数の列を設けることで、データが集まるにつれて推移を追跡できます。

２．Google Apps Scriptの設定

次に、スプレッドシートと連携し、自動でフォロワー数を取得・記録するApps Scriptを作成します。GASはJavaScript似の言語で、Googleのサービスとの連携が簡単です。このスクリプトは定期的にnoteのAPIを使い、現在のフォロワー数を取得し、スプレッドシートに記録します。

３．トリガーの設定

スクリプトが書けたら、次に定期実行のトリガーを設定します。Google Apps Scriptでは、特定時刻の自動実行が簡単に設定できます。例えば、毎日午前0時にフォロワー数をチェックし、その数値をスプレッドシートに記録する、といった設定が可能です。

４．データの視覚化

データが蓄積されたら、スプレッドシートの機能を使って、フォロワー数推移をグラフ表示できます。これにより、直感的な理解が可能になり、フォロワーが増減した期間が一目で確認できます。

このシステムなら、noteの無料ユーザーでも、手軽に自分のフォロワー数推移を追跡・分析できます。次からはこれらの手順を具体的に解説していきます。

技術的な解説: GASとスプレッドシートを利用したフォロワー数管理システムの構築

ステップ１：Google スプレッドシートを新規作成

最初の列に「日付」、次の列に「フォロワー数」というヘッダーを追加します。

ステップ2: Google Apps Scriptの設定

1.スプレッドシートで「拡張機能」から「Apps Script」を選択します。

２．スクリプトエディタが開いたら、以下のようなコードを記述します。